ラズパイでもBOX86を使ってWineでWindowsソフトを動かす

wine32-rpi-title
公式Raspberry Pi OS

WineはCPUアーキテクチャがx86のソフト、つまりWindows用アプリケーションをWineでネイティブに動かせるソフトです。(Raspberry Pi のCPUアーキテクチャはArm)

ただ、Raspberry Piではx86環境を介してでしか動作しません。エミュレートする必要があることは本来のWineの動きではありません。

このx86環境はQEMUが有名です。動作は遅く不安定です。

どうやらbox86が良いらしいので試してみました。紹介によると、いくつかのWindowsゲームも動くスペックと期待しています。

結果としては、一応動くけど設定の問題か色々と不都合がありました。今回はPi-Appsからの導入にこだわって実行したことも影響しています。

——一度削除してからやり直したら上手く動作しました!

Wineメニュー内にインストールしたPuttyが表示

巷では正式にリリースされたWindows11の話題でしょう。Raspberry Pi 4 + Wineもイイですよ。

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Pi-Apps

先日ご紹介した「Pi-Apps」からBOX86とWineをインストールしてみたところ、これだけで一応は動作しました。

ちょうどバージョンアップがあったのか、少し前に行った時と異なっていました。

box86のインストール、続けてWineのインストール

Wineを手動でインストールする方法がありましたが、調べたところ内部では同じ事をPi-Appsでも行っていました。結果的に何も修正する必要無く動作しました。

もしもbox86でエラーがあった場合、コマンドを実行しろとあります。

一度Pi-Appsでインストールした後の話です。その前はaptに出てきません。もしもエラーが出ていたら試してみてください。

一応、最初にbox86のインストールにコケた時、指示に気が付いて実行しました。その後に再度インストールし直しましたが、影響は残っていると想像されます。必要なのかな??

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動作結果

どういう状態でそうなるのか、wineのコマンドでエラーが出る場合があります。

wine: could not load kernel32.dll, status c0000135

この場合はsudoを付けると動作しますが、権限の問題でWindows環境のパスが変わるような形なのか、メニューにも出て来ずエラーも多発してしまい、よく分かりません。

本来はsudo無しで実行します。

wine ファイル名.exe

もしくはデスクトップのショートカットやメニューから選んで実行できます。

wineのバージョンは5.13でした。

wine --version
試しにインストールした秀丸エディタ

WineDesktopでは秀丸エディタが起動できても、肝心のRaspberry Pi側のメニューには表示されません。

おかしいな。本来は、メニューにWine項目が出来て起動できるハズなんです。

インストールしないPutty.exe

秀丸エディタはインストールタイプのexeでしたが、インストールしないPutty.exeをダウンロードして、コマンドから実行しました。

wine putty.exe

これも管理者権限で実行しないとエラーに陥りました。一度はsudo無しで実行出来たのに、色々と手を入れておかしくなってしまっています。

.msi形式のインストーラーの場合、以下コマンドです。Puttyはmsi形式でもインストールできました。

wine start [ファイル名].msi

再度やり直し

どこがおかしいのかが分からなくなっていたため、一度アンインストールしてからやり直しました。

Pi-Appsから入れたので、同じようにPi-AppsからWineを選んでアンインストールでOKです。

ついでに、環境が納められている/home/pi/.wine/を削除しました。

GUIからも可能です。フォルダの並んでいる状態で右クリックメニューに「隠しファイルを表示する」を選べばOKです。

念のため一度再起動します。

再度、Pi-Appsからインストールしただけで、今度はRaspberry Pi OSのメニューにもしっかりとWineと出てきました!

良かった。

メニューのシステムツールから選べるWineの各種設定も、しっかりと起動します。

どうやらパスがおかしい状態だったのが治っていました。

アレコレと設定する必要は無かったようです。Pi-Appsのgithubを見るとWineが17時間前に更新されていました。修正箇所は直接的に関係が無いと思えますが、2度目のインストールは上手くいきました。

デスクトップにショートカットアイコン
フォントは設定から変えた

フォルダの中身も問題なくなっている。インストーラーからインストールしたHidemaruとPuTTYのフォルダがProgramフォルダにあり正常のようだ。

設定のヒント

以下、必ず必要ではありませんでした。
再度、試したところ、特に何もしなくてもPi-Appsからbox86とWine(x86)をインストールしただけで動作しました。

アレコレと触った後、有効だったのは文字化け解消のためのフォントをインストールすることと、/home/pi/.wineフォルダの権限をrootからユーザーに変えてあげることです。

BOX86_NOBANNER=1 winetricks fakejapanese_ipamona

ユーザーの権限がおかしいようであれば以下も試します。

cd $HOME
sudo chown -R $USER:$USER .wine

「BOX86_NOBANNER=1」は付けないとwinetricksが上手く動作しないとありました。しかし、Pi-Appsのスクリプトを閲覧すると、付いて実行させていますね。

フォントのインストールコマンドはエラーが見受けられましたが動作しました。無くてもいいかも?

WINEPREFIX環境のエラー?

上手くいっていないパターンでは、どうもパスが通っていないような気がします。

WINEARCH=win32 WINEPREFIX=path_to_wineprefix winecfg 

/usr/local/bin/wineのシンボリックリンクの中身が、他所にあるようにbox86コマンドとしても変化がありませんでした。だからこれもイジらなくてもOKです。

しかも、このコマンド自体、Kernel32.dllのエラーです。sudoを付ければ可能でした。但し、sudoを付ければ.wineのパーミションはpiなのでエラーです…。

こうなるとハマってしまうので、一度アンインストールしてから、設定ファイル類も削除した方が良さそうです。

microSDカードを新規にしてもう一度試してみれば、どこが原因かは気が付けるかも知れない。分かり次第、また追記します!

インストールの現状

Wine実行時のターミナルを見ると、エラーは出ています。それでも一応は動作しています。

バグがあることは承知の上とはいえ、もう少し情報が欲しいところです。

当初はRaspberry Pi OS上のメニューのシステムツールから起動した各種wineの設定が、sudo権限が無いと開かなくなってしまいました?! → やり直しで解決!

当初は、Pi-Appsからbox86のインストールもエラーでした。

スクリプトファイルがアップデートされたのかも知れません。再起動後、画面右下にアップデート通知がありました。

このPi-Appsでのインストールはスクリプトファイルの集合体です。参照先がちょうどバージョンアップした事もあり得ます。

本来のWineの動きではありませんが、box86経由であれば、Raspberry Pi OS上でもそれなりの速度でWindowsソフトが使える状態です。

ソフトウェアの起動時だけ時間がかかります。一度起動すれば気になりません。

すべてのWindowsソフトが動作するわけではありません。それでも実用的な速度なので、Arm版Windows10を入れるよりも、ソフト別にWineで利用の方が快適かも知れませんね。

ちなみに、Raspberry Pi 400で試しました。Raspberry Pi 4でも同じです。とりあえずは上手くいって良かったです。

※これまでにWineを活用していた人にはハマっても問題点が分かるかも知れません。

設定などは、WineHQ公式サイトでかなり詳しく載っていました。Wineはもう少し試行錯誤して会得しないと、自分ではよく理解できていませんね。

参考にして欲しい動作画面

最後に、何かの参考になればと思い動作した時のキャプチャ画面を並べておきます。

どうしてもWindowsのソフトを使いたい場合にWineにもトライしてみてください。

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