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Raspbian のWi-Fi設定(Raspberry Pi 初期設定)

設定(setting)
Raspberry Pi 何ができる

Raspberry Pi にOSであるRaspbianをインストールした後、Wi-Fiに繋げるセットアップ方法をご紹介します。

(※大変人気の記事です。ありがとうございます。情報は随時、加筆・修正しております。)

 

Wi-Fiの設定方法は、GUIとCUIと分けています。
モニター、キーボード、マウスなど用意できればGUIの方が初心者でも難しくありません。

現在のRaspberry Pi (OSのRaspbian)は従来のWindowsやMac同様に簡単な操作で設定できますが、Wi-Fiの環境によっては設定ファイルを直接書き換える必要があります。

 

今回の環境

  • Raspberry Pi Zero WまたはRaspberry Pi 3本体(Raspberry Pi Zero W/WHと3B/3B+ならばWi-Fiが付いています)
  • microSDカード(今回はClass10 16GB)安い8GBでもOK!
    個人的によく購入するmicroSDカードはTOSHIBA製
  • RASPBIAN JESSIE WITH DESKTOP(2017-07-05-raspbian-jessie.img)
  • 電源アダプター5V2.5A
  • HDMI接続のモニター
  • キーボード、マウス
  • 操作するマシン(今回はiMac)

この記事は、Raspbian Stretchでも設定方法は同じです。

Wi-Fiの設定(GUI編)

初めて起動したRaspbianのタスクバーには、線が2本赤いバツ印2個が表示されていると思います。それはWi-Fiに接続していないという状態です。

 

このアイコンの時、アイコンを左クリックでWi-Fiのアクセスポイントが表示された場合は、使用したい任意のアクセスポイントを選んでください。

Wi-Fiのパスフレーズを入力する小さなウィンドウが出ますのでそこに入力すれば設定は終了です。

 

wifi disable

図:Wi-Fiが未接続状態

アクセスポイントの名前が見える?見えない?(IPアドレスの固定)

アクセスポイントが見えない場合は、別途に設定が必要です。※見えている人は飛ばしてください。

上図の左から2個目のアイコンを右クリックして、Wireless&Wired Network Settingをクリックし設定画面を出します。

 

Wi-Fi設定

図:右クリックメニュー

Wi-Fi IPアドレス

図:IPアドレスの入力

 

ConfigureのプルダウンメニューからSSIDを選びます。

本来、その右側のプルダウンメニューにWi-FiのAP(アクセスポイント)を選びます。

 

※仮に何も選べない場合は、検出できていません。一度再起動しても同じ状態であれば、別途、設定ファイルに明示的にAPを記入しないとなりません。→ 先のCUIの設定を参考にしてください。

IPアドレスの設定方法

固定IPアドレスで設定した方が初心者は無難かも知れません。

AP名が長いと画面の大きさが変わってしまいますが、Windowサイズは無視してください。画像はクリックで拡大します。

 

IPアドレスの入力

図:IPアドレスの入力

Automatically Configure empty Optionのチェックを外します。

 

下の項目を埋めます。(例:ルーターが192.168.0.1の場合)

 

IPアドレス:192.168.0.51 <−− 任意のアドレス

Router:192.168.0.1 <−− ルーターのアドレス

DNS Server:192.168.0.1 <−− ルーターのアドレス

DNS Search:(空欄で構いません)

 

ここでの設定はIPアドレスを固定することになります。本来はDHCPサーバにて受信するのですが、最初に何もAPが出てこなかったため、明示的に繋げるルーターの設定しています。

 

任意のアドレスと記載したIPアドレスには、ルーターと同じセグメントである「192.168.X.XXX」で統一します。Xの部分はご自宅の環境により異なります。

 

例えば、192.168.0.〜であればそこまで同じにします。
その後、最後の3桁部分は既存の数字と被らない数字を適当に選びます。通常であれば、2〜254の範囲です。何台かWi-Fiの機器を使用していると、若い番号から自動で振られます。ご自宅すべての機器が関係あるので、仮に10台程度はあるとして、20番台〜選んだ方が無難です。

 

私の画像の場合は51番にしています。分かりやすいように200番とか、100番とか、2桁なら99番とか振ってあげると分かりやすいですね。

既に割り振っている番号は避けてください。

 

また、一度繋がれば、後からDHCPから自動的にIPアドレスを振ることに変更も可能です。

ただ、RaspberryPiではSSHなど固定のIPアドレスで接続したいことも多いのでこの設定をおすすめします。

 

※もしも自動に番号を振ってSSHしたい時は、別途、コンピュータ名を設定し、それで接続可能です。ホスト名の設定です。(例:http://ホスト名.local/)

 

IPアドレスを入力したら適用します。

適用 ーー> 閉じる

 

最後にパスフレーズの入力が促されます。これで接続完了です。

 

パスフレーズの入力

図:パスフレーズの入力

 

Wi-Fi接続完了

図:Wi-Fi接続完了

 

繋がらないと思ったら?
こちらも念のため一度ご参考にしてください。

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Wi-Fiの設定(CUI編)

Wi-Fiの設定で必要なファイルは主に2つあります。

wpa_supplicant.confとdhcpcd.confの2つです。それぞれ/etc以下にあります。

/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
/etc/dhcpcd.conf

自動的にIPアドレスを割り振る場合は1ファイルもしくは2ファイルで設定は完了します。環境によることもあるので、順番にお試しください。

 

現在のRaspbianのバージョン(現時点でRASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP Release date:2018-03-13)以降では、interfacesは使用しないことになりました。

 

もう一度書きます。
/etc/network/interfacesは使用しないことになりました。

他のサイトでも古い情報が多く公開されています。設定が複数にまたがらない現在のバージョンの方が分かりやすいです。ただ一点、/etc/dhcpcd.confの設定は初めから随分と長いです。間違えずに入力設定してください。

Wi-Fi情報の設定

Terminalからwpa_supplicant.confを編集しますが、一度中身を見てみましょう。

catコマンドはターミナル内にファイルの中身を表示してくれます。

sudo cat /etc/wpa_supplicate/wpa_supplicant.conf

 

network情報の追記

図:追加されたnetwork情報

 

Wi-FiのパスワードとなるPSK=の部分は予め暗号化すると良いでしょう。セキュリティの観点からも暗号化した方が良いと思います。

 

もちろん平文のパスワード(そのまま)でもOKです。

※平文のままの場合はダブルコーテーション(””)で囲う必要があり、暗号化した場合は逆に付けてはいけません。

 

Wi-Fiのパスワード暗号化について
暗号化は同じRaspbianの環境で作成出来ます。Linux以外の環境では難しいので、分からない人は平文のパスワード(パスワードそのままの記載)で設定してください。
セキュリティ云々はありますが、そこまで神経質にならなくても個人利用なら問題ありませんよ。

追記方法

wpa_supplicant.confの中身

sudo nano /etc/wpa_supplicate/wpa_supplicant.conf

 

nanoで開いて以下を記述する。

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="ssid" #接続する予定のWi-FiのSSID””で括る
#psk="password" #最後に消す
psk=hogehogehogehogehogehogehogehogehogehogehoge #暗号化されたパスワード(""なし)
}

#psk=”password” #最後に消すは、先のポイントで述べたように、平文のパスワードで設定するなら先頭のシャープ(#)を外しダブルコーテーションの中にパスワードを入れてください。

例:psk=”abcdefgh” (””あり)

解りにくいのでコピペするならこちら(平文パスワードの場合)

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="ssid"
psk="password"
}

 

この辺は書き方が色々とあるのでしょうけど、試行錯誤した結果、この7行で問題ありません。これでも繋がらない場合は、この設定ファイルの記述ミスも疑ってください。ケアレスミスは良くあります。

※もしくはルーターの個別設定の違いもあります。

確認事項

  • 無駄な空白が入っている?
  • ダブルコーテーションが全角だった?
  • スペルミス(特に自宅のSSID)
  • 最後の}がない

ちょっと気にしてみてください。

 

.confファイルをダウンロードして見たい人は以下からどうぞ。(オマケとして空のSSHファイルも一緒に入れてあります)

 

 

Raspbianをインストールする度に設定するのも大変・・・。その場合は、こちらの準備で次から簡単になります。

同じ自宅内なら次回からコピーだけで簡単に開始できます。オススメです!

パスフレーズの暗号化

PSK暗号化は同じくTerminalにて以下のコマンド書式です。MacやWindowsではできませんので、他のRaspbian環境(Linux)にて用意してください。

wpa_passphrase "XXXX(SSID)" "hogehoge(PASSWORD)"

 

これはコピー&ペーストして追記しても良いのですが、コマンドから追記することができます。
nanoの使い方が解らない場合は、以下のコマンドで追記することが簡単で確実です。

sudo wpa_passphrase "SSID" "pass" | sudo tee -a /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

 

暗号化については別の記事でも解説してみました。

上手く出来ない? 暗号化が解らない?

ただ、どうしても暗号化が難しいという場合は、平文のまま繋げてみてください。その後から暗号化にトライして書き換えてもOKです。(前述のpsk=”abcdefgh”のように記載する)

平文での設定ならば、暗号化する側の行は必要ありませんから、行頭に#マークを付けコメントアウト扱いにします。(コメントアウトだと設定は読み込まれません)

暗号化が解らない時や上手く出来ない時は平文で大丈夫

先程も記載したように、平文のパスワードでもあまり神経質にならなくても大丈夫です。業務用であったりWi-Fi接続を公開している場合や、自宅サーバーなどを公開している人にはオススメできません。
個人での利用ならあまり恐れなくてOKだと思います。

もう一度、ここに記述しておきます。

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="ssid"
psk="password"
}

記載のSSIDとパスワードは当たり前ですけど、あなたの自宅の環境によりますので変更してください。

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ネットワークのインターフェイス設定は必要無い

前述したように、基本的にRaspbian Stretchでは/etc/network/interfacesは必要ありません。

 

現在のstretch最新バージョンの/etc/network/interfacesの中身

# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)
# Please note that this file is written to be used with dhcpcd
# For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf'
# Include files from /etc/network/interfaces.d:
source-directory /etc/network/interfaces.d

ここに記載のとおり、dhcpcdを使ってくれとあります。

固定IPの場合はdhcpcd.confに記述するようにとありますのでその設定も必要なくなりました。

Wi-Fiの再起動

Wi-Fiの起動・停止のコマンドは「ifup」と「ifdown」です。よく間違えます。

ifdown wlan0
ifup wlan0

Wi-Fiは無線LANなので、wlan0を参照します。(※現在のバージョンでは特に必要ありません)

dhcpで固定IPの設定

こちらは固定のIPアドレスを振りたい時に利用します。

ラズパイを使用する場合、いちいちキーボードやマウス、ディスプレイを取り付けるのも面倒です。複数台のラズパイを所持していると更に面倒です。

そのため、ラズパイ自体は電源アダプターのみで稼働させ、設定も操作も自宅内LANで他のマシンからSSHで接続して行うのが一般的です。

 

固定IP化してあれば、SSHで接続するIPアドレスを決め打ちできるので便利です。これが固定ではない場合、電源を落としてからIPアドレスが変更になることがあります(そのままの時も当然あります)

IPアドレスを調べるのは初心者には敷居が高いと思います。初めの設定は面倒ですけど、初心者こそ固定IP化して運用してみてください。

 

先程と同じようにcatコマンドでdhcpcd.conf中身を見てみます。

sudo cat /etc/dhcpcd.conf
dhcp

図:/etc/dhcpcd.conf

 

どうやって記述するのか? 数行に渡る書式の例をみてみましょう。

最下部デフォルトの例

# It is possible to fall back to a static IP if DHCP fails: # define static profile
#profile static_eth0
#static ip_address=192.168.1.23/24
#static routers=192.168.1.1
#static domain_name_servers=192.168.1.1
#fallback to static profile on eth0
#interface eth0
#fallback static_eth0

 

では、実際に編集してみましょう。

dhcpcd.confの再下段まで移動して記述してください。(追記になります)

sudo nano /etc/dhcpcd.conf

 

下記例は、IPアドレスを192.168.0.51にしてルーターが192.168.0.1の場合です。それぞれのWi-Fi環境に合わせて変更してください。

結果として以下のように最下部へ追記してください。(#fallback static_eth0の後)

interface wlan0
static ip_address=192.168.0.51/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1

static=固定という意味です。Wi-Fiなのでwlan0としましたが、有線LANならeth0です。

 

お疲れ様でした。以上でGUIとCUIの設定が終わります。

 

GUIで設定できる場合はマウスとキーボードで設定してみてください。それでも繋がらない場合は、設定の例を参考にCUIで記述してください。

現在のバージョンではwpa_supplicant.confだけで可能です。固定IPにする場合はdhcpcd.confも必要。例外としてルーティング機能を使わないBridge接続の場合は従来のように/ete/network/interfacesにも記述が必要です。

まとめ——主に設定する2ファイル

長々と書きましたが、設定するのはたったの2ファイルだけです。ただ、プログラムなどと違い、どこが違うのか本人でも解らなくなることもあるでしょう。

どうしても上手く行かない場合は、wpa_supplicant.confを上書き保存することで何度でもトライしてみてください。

他の設定も間違えて変えてしまった?
Raspberry Pi はOSの準備に伴う手間が少ないので、新しいmicroSDカードで再トライするのも悪くありません。順番に確認して行えば、作業量は少ないのでスグに理解できると思います。

 

 

Raspberry Pi には他にもたくさんのOSや各種ディストリビューションが動きます。

  • 動画に特化するならLibreELEC
  • ポータブルゲーム機ならRetropie
  • 音楽サーバーならVolumio2やMopidy

Raspberry Pi では色んなOSが動くのをご存じでしたか?
意外なOSや全く知らないOSなどたくさんあります。一部をまとめてみましたので、よろしければご覧ください。

追記:2018-10-18

このOSについてまとめた記事は、スグにとても反応がありまして、Twitterでの「いいね!」とリツイートをありがとうございました。

また、お問合せフォームからいくつかご感想などもいただいております! ありがとうございます。

他にも興味があったことを続けていきますので引き続きラズパイダをご覧ください。

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この記事を書いた人
ラズパイダ

学べる楽しむ便利になる。小さいくせにヤケにパワフル。そんなRaspberry Pi をまだ知らない人に伝えたい。様々な場所で利用されているRaspberry Pi を知って「あっ、これもラズパイだっ!」だからラズパイダ!

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