このラズパイダでもRaspberry Piで動くOSの記事がとても人気です。ラズパイにはたくさんのOSが動作します。公式のRaspberry Pi OSに飽きたら、比較的に安定して使えるUbuntuMATE、Manjaroなどがオススメです。
LinuxのシステムはOSの見た目であるルックアンドフィールを簡単に調整するオプションがあります。カスタマイズが容易にできます。
見た目は大事だと思います。特に操作に関わる部分になるため、使いやすい方が良いに越したことはありません。見た目が異なるだけで操作に戸惑うのはよくあることです。
では、仮にその操作方法や見た目、振る舞いがmacOSだったら?、Windowsだったら?、中身はRaspberry Pi OSであってもそれほど難しく感じなくなると思いませんか?
Windows10やmacOSなどルックアンドフィールを切り替えることができるTwister OSのご紹介です。
Twister OSは、Raspbian 95、Raspbian XP、Raspbian X、Raspbian X Nighthawk、iRaspbianを後継OSです。と、言っても中身はRaspberry Pi OS 32bitで、その見た目やそれに関わる部分をカスタマイズされOSとしてまとめられたものです。
以前にご紹介したラズパイ4でWindows95やXPが動く?見た目と動きがそっくりなRaspbian95とXPでは個人でインストールすることができませんでした。
Twister OSの人とRaspbian 95、Raspbian XPの人とは別な人で友人とありました。そして個人開発です。どうやら、「Box86」というソフトウェアを効果的に使っていることが主な特徴のようです。
今回の環境
いわゆる一般的なRaspberry Pi OS の準備と一緒です。
- Twister OS for Raspberry Pi(記事公開時点でv1.8.0)
- Raspberry Pi 4 (4GB)推奨は8GB
- microSDカード(16GB以上であればOK)
- キーボード&マウス
- Wi-Fi環境
- 母艦マシンでEtcher(microSDカードに書き込むため)
Twister OSは32bitでしか動作しません。
Raspberry Pi4用でカスタマイズされていて3B+はやめましょう。
Bluetoothに問題を抱えています。(v1.8.0)
Steamは今後は動きません。Steamが32bitをサポートしないからです。現段階ではプリインストールされています(アップデートが必要です)
インストール方法
インストール自体は公式Raspberry Pi OSと同様に、ダウンロードしたイメージファイルを、フォーマットしたmicroSDカードへ書き込みソフト「Etcher」などを使って書き込むだけです。
OSをhttps://twisteros.comからダウンロードします。
全部入りです。かなり大きいファイルサイズになります。圧縮されているイメージファイルでも3.3GBです。ダウンロードはTorrentファイルの方が速いと思います。(macOSならTransmissionなど)
書き込みソフトにEtcherを使うならhttps://www.balena.io/etcher/からダウンロードできます。
「TwisterOSv1-8.img.xz」をmicroSDカードへ書き込んで起動するだけです。
Twister OSを試してみよう!
早速、試してみました。これはデフォルトのテーマです。

NEXTでウィザードを進めて行き、最後に8つのテーマから選べます。


macOSのテーマはCatalinaですね。
この設定はデスクトップにあるアイコンからも可能です。適用は毎回再起動しないとなりません。しかし、安定してテーマの変更が可能です。一通り変更しましたが、OSがコケることなく変更できました。
現在使っているmacOS Catalina似のテーマに変えてみました。

起動音までmacOS!(現在のmacにもないのに!)これ、著作権はどうなんだ?
macOSのFinderもそっくりです。

今度は懐かしのWindows XPを試します。

おお!XPの起動音だ。起動音も似せて作った感じでしょうか?
見た目がWindwosなのに安定しているのが違和感!?
すべてのOSテーマを試してみてください。やはりWindows95の見た目で使うのが乙かも知れない。
実はたくさんのアプリケーションもプリインストールされています。Retropieをはじめ、CPUをクロックアップさせるソフト、もちろん表計算、ワープロなどのLibreOffice、細かいところでかなりこだわりが垣間見えます。
少し動作が遅く感じますが、安定しているためストレスはあまり感じません。
SSDドライブ起動させたRaspberry Pi 4 サクサクと愛用中!
コスパが抜群のSSDドライブは内蔵型でいい
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Raspberry Pi4はメモリー8GBモデルなら余裕
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USBブートの構築方法を実践
ラズパイ4をUSB接続のSSDから起動する方法(USBブート)
本当によくできている
Twister OS、ヤバい、超絶に楽しい。これは簡単にインストールできて、簡単に見た目を変えられて、Raspberry Piであることを忘れてしまいますね。
ただ、デザインの著作権がどうなのか解りません。通常に考えれアウトです。特にアイコンと起動音。しかし、一部のアイコンが似せて作ったオリジナルであったりしているため、それで回避できるものなのでしょうか??
この辺はOSの使用は自己責任になってしまいます。ただ、商用OSではない点は救いです。
ジョークソフトとはいえ、マジで使える意味で最早ジョークに留まりません。Raspberry Pi 4を手に入れたら公式のRaspberry Pi OSだけではなく、Twister OSは試してみて欲しいOSの1つです。
macOSのルックアンドフィールでは、デュアルモニターでつい勘違いして、一生懸命に隣の画面にカーソルを移動しようとする動きをしてしまいました! そのくらい違和感がありません。
あっ、macOSを使ったことの無い人に、このTwister OSで雰囲気を感じてもらうっていうのもアリです。それにデフォルトのテーマもなかなかですよ。
以上、現場からお送りしました。
コメント ご感想をお願いします。
はじめまして、桃琉珠猫です。
TwisterOSを日本語ローカライズ版を作成してみました。
日本語入力はfcitx-mozcでMozc UT2がインストールされています。
OSイメージのリンクは私のTwitterに貼ってあるので、そちらからダウンロードしてください
コメントありがとうございます。確かTwisterOSは日本語フォントを設定しても全部日本語にはならなかったので、ローカライズ版は助かる人もいるかと思います。
早くもV1.9.4のパッチが先程出ましたね
V1.9.3からのアップグレードは確認済みです〜