Volumio2+Raspberry Pi+Spotifyの設定まとめ

Volumio

Raspberry Pi でミュージックサーバーを作成するのにいくつか方法があります。それはアプリケーションやOSをどうするのか、または拡張基盤であるHAT系を使うのか、これらによっても設定方法が異なります。

今回、制御をVolumio2(これはOSでもあります)を使った場合に設定が分かりにくいので、その設定画面のキャプチャを掲載します。ご自分の環境に読み替えて参考にしてください。

他のサイトでも意外に俯瞰するようなキャプチャ画像が無かったんですよ。だからまとめてみました。

これまでも記事毎に要所のキャプチャは載せてきましたが、毎日安定動作させている我が家のシステムの設定画面を改めて載せようと思います。

今回の環境と使用したパーツ

pHAT DACは安価なのにそれなりに良い音質でセットアップも簡単です。Volumio2の設定も想像よりも理解しやすいインターフェイスなので、Raspberry Pi で構築するには最適ですね。

  1. Volumio2(イメージ形式)
  2. Spotify(有料アカウント必須)プラグイン
  • Raspberry Pi Zero W/WH
  • pHAT DAC
  • スピーカーはアンプが要るパッシブスピーカー
    (MM-SPWD35SV)
    後継機はMM-SPWD2BKN

これらを利用した際の設定画面のキャプチャ画像です。簡単な説明も載せておきます。もしも間違っているなど、ご指摘があればコメント欄やお問合せフォームで是非お知らせください。

これまでの主な記事はこちらです。

https://raspida.com/phatdac-zerow-volumio

https://raspida.com/easy-raspi-spotify

Volumio2の設定画面

マイミュージック全体

マイミュージック

ローカルまたはNASに保存してある音楽ファイルの情報欄です。NASなどは、すぐ下のネットワークドライブ設定画から追加できます。

※ここでいうローカルはmicroSD内へ置いたファイルです。(Raspbianは仮想ドライブになっているのでmicroSDカードを他のマシンに繋いだ時に見える場所ではありません)

「アルバム数、曲数、登録した曲の合計の再生時間」が表示されています。

ネットワークドライブ

NASはIPアドレスの設定でOK。ただ、どうもNASが認識されない。IPアドレスの指定でもダメならば、以下のキャプチャ画像を参考にしてください。

設定からマウントできない場合
vers1.0
Optionに「vers1.0」を追加する。恐らくSMBのバージョン1.0に対応させるという意味だと思います
volumio2-nas

ここは結構ハマる人が多いと思います。ここのIPアドレスはネットワークドライブのアドレスです。NASを利用していればその番号は分かるかと思います。私は、ネットワークドライブを固定IPにさせています。忘れないように200番にしました。

Functionalities Control

ここは特にイジった覚えがありません。そもそもインストールした時のバージョンでは無かったかも?

上から、UPnP Rendererはプラグアンドプレイのことです。Shairport-SyncはAirPlay対応にさせるアプリケーションです。Volumio2には組み込まれています。

そしてDLNA BrowserはDLNA機器やネットワークハードディスク(NAS)などと簡単に接続できる機能です。

全てアクティブのONで良いでしょう。

Album Art Settings

この辺もデフォルト設定のままで問題ありません。正にお好みでどうぞ。

Music Library Settings

一番上のShow Track Numbersは個人的にONにしています。こちらも好みの問題です。

システム動作には何ら影響ありません。

プレイバックオプション全体

オーディオ入力

ここはシステムのキモになります。

ここではpHAT DACを利用していますので、出力デバイスとDACモデル共にpHAT DACが選ばれています。

DACモデルはI2C DACがオフの場合は選べません。

また、ここの箇所の変更は必ずシステムの再起動が必要になります。

プレイバックオプション

ここの設定はpHAT DACを利用している前提になります。他のHAT系でもこのような設定でも動作すると思います。HAT系を載せていない場合は、別の方法が良いでしょう。

この設定の一番上、DSD over PCM (DoP)を選んだ場合、二つ下にあるAudio Resamplingも変更しないと音の変化もなく恐らく意味もないでしょう。

実は、私自身、あまり音楽には詳しくありません。そのため音自体の設定は試行錯誤の末、これに行き着きました。

この項目から下を安易に変更すると、音が鳴らないどころか、システムが落ちることがあります。よく調べて理解してから変更してください。

このキャプチャと同じ設定でも使用しているHAT系によっては上手く動作しないと思います。pHAT DACという製品はアンプが載っていません。性能によって変更する必要があります。

デフォルトではDoPは使わず、Directです。

音量の正規化(ノーマライズ)はオフをオンにしています。ただ、あまりその違いを感じません。

オーディオバッファサイズは8MBより大きい数字は選べます。ここもあまり大きいとシステムが転けます。差を感じなかったので8MBで運用しています。

再生の前のバッファーも10%がデフォルトだったハズです。これも値を大きくしたりしましたが、差はあまり実感できないので、そのままです。

通常に考えると、再生前のバッファーを多くするなら、当然のことながらバッファーを8MBより大きくしないとならいでしょう。

今回はRaspberry Pi Zero Wのため、CPUも遅くメモリサイズも少ないので、あまり大きくすると不安定になります。

音量オプション

ここのMixer Typeは、別途にハードのボタン制御などないならば、必ずSoftwareを選んでください。そうしないとVolumio2のプレイヤー側で音量の変更ができません。100%のままになります。

同じ理由で音量カーブモードもナチュラルが無難です。

Audio Resampling

ここはCPUの速度にもよるので、本当に難しかったです。ターゲットBit深度は、24ビットにし、検索して調べた88.2kMzにしています。

この辺りも使わないでオフのままでも、スピーカーのアンプを通せば、それなりの音で満足しています。ただ、pHAT DACでは、この設定の方がより音がクリアに聞こえたので、このように設定しています。他に良い数値があれば教えてください!

外観

特に変更していません。デフォルト設定のままです。

ネットワーク

特に変更していません。デフォルト設定のままです。

インストール時にWi-Fiの設定をしていれば変更することはないでしょう。

システム全体

全般設定

このプレイヤー名は表示用です。ネットワークドライブとして接続した際に表示される名称です。
私は「Volumio-zerow」としています。任意でどうぞ。

起動時のサウンドは音が小さい?ので、部屋の中であまり気が付きません。こちらもお好みで。

システム更新

更新のチェックは任意で押すことで、新しいバージョンがあれば更新できます。それなりに時間がかかります。

データ削除やリセットは、設定を変えすぎてまともに動作しなくなったら、試すと良いでしょう。念のため音楽ファイルは避難させてから実行する方が無難です。

プラグイン

ご覧のようにSpotifyに関するプラグインを2つ入れてあります。それぞれONにスライドすることで、設定が可能になります。

逆に言うと、このプラグイン2つを入れないと意味がありません。これでSpotifyが聴けます。

上手く動作すると以下のようにメニューである一覧表示の最後にアイコンでSpotifyが追加できているのが確認できます。

プラグインは他にもいくつかボタン一つでインストールできます。ただし、ハードに依存するプラグインも多いので全て試すことができませんね。

次回はGPIO制御のプラグイン入れてボタンで操作できるようにしたいと思っています!

Spotifyの設定(Spotify用のプラグイン)

ここにユーザー名とパスワードを入れ、ハイクオリティもONにしておきます。

Spotifyのアカウントは有料会員のプレミアムにならないとVolumio2ではアクセスできません。

無料会員はこういったAPIが使用できません。月額980円(税込)と安いのでオススメです。毎日聴いていますから1日たった32円です。
Spotifyが聴けるからVolumio2を選んで、ラズパイで組み上げたわけです。快適です!

Volumio Spotify Connect2の設定(Spotify用のプラグイン)

このボリューム設定はSpotifyだけの設定のようです。Volumio2側でも別に設定していますが、ここでも同じように設定しておいてください。どちらが優先されるのか不明です。

マルチユーザーはONにしておけば、このシステムに複数ユーザーでアクセスしてもSpotifyが再生できるという意味で、Spotify側がマルチユーザーという訳ではありませんね。
マルチユーザーデバイスなのでこのVolumi2を家庭内で別々にアクセスしてもOKということですね。制御が複数になっても個人利用では全く意味ないですね・・・。スピーカーひとつだし。

アラーム

アラームの設定はいくつも作れます。私はまだ早朝に1度だけ流しているだけです。

これを上手く使えば時報にも使えますね! ただ、曜日などの設定はできないので、ゆっくり寝たい朝などは困ることもあります。

これがハマりますので注意してください。再生されない?と思ったら、一度保存を押した方が良いです。

初めはプレイリストを作ってください」と促されますので、適当にプレイリストを曲を選んで作成してください。

初めてプレイリストに追加とすれば名前を付けて保存できます。次回からはその名前を選べば追加していけます。

もちろんSpotifyの曲でもOKです。

このリストは全てSpotifyの曲です。飽きるので時々変更しています。

複数の音楽を設定しておけば、何の曲かによって時間を把握できます。「あっ、もうこんな時間か−」と生活に張りが出ますね!

これも24時間365日稼働させても電気代を心配しないで良いRaspberry Pi だから出来る芸当です。

スリープ

これは使い方が難しいです。毎晩、決まった時間に音楽を停止し、電源を落とす。そういった使い方ができます。ただ、ここでは電源ONは出来ません。(※電源ONにするには別途にマジックパケットを送るように設定することと、タイマーならまた別の手段が必要です)

手動でONにした方が簡単ですし、せっかくの利点が失われるので私は利用していません。

シャットダウン

これは再起動と電源オフが行えます。

最後に

Spotifyはプレイリストで聴く音楽サービスです。かなり洗練されて長い時間を楽しめます。スマホやWEBブラウザ、専用のアプリケーションなどで聴けます。その中でもこのRaspberry Pi との連携は最高ですね。

もうCDは買わないで済む時代です。楽曲の購入も当たり前になりました。しかし、少しだけ聴きたいといった場合や、友人などが聴きたい曲が手持ちの楽曲になくても、その場で検索して再生できるのは魅力的です。

主に個人利用でもまだ聴いたことないジャンルというのも多いため、かなり新鮮です。CMは大袈裟でもないですね。

難を言えば、ちょっと不安定な時があり、特にVolumio2側なのか画面が切り替わらないこともあります。概ねは問題なく利用できますから、イライラするわけではありません。これもバージョンアップで徐々に良くなってきています。

このSpotifyでよく聴くようになったのが、Chillというジャンルです。かなりリラックスできるのでオススメです!

また、Decadesというので80年代や90年代、果ては60年代の音楽は名曲ばかりです。ハマってます。

他にもラジオなどもあります。まだまだ試していません。
現在は、Raspberry Pi Zero Wで構築しています。消費電力も小さく(数円)でこれだけ聴けるのは驚きです。

ここではpHAT DACを利用いていますけど、無くても全く遜色ありません。

音にこだわる人は多いのかも知れませんが、DACが無くても充分ですよ。先ずはDACなど付けずにRaspberry Pi Zero Wのみで構築してみてください。簡単ですよ。

またVolumioの話題やRaspberry Pi Zero W/WH系の記事を書きますので試してみてください。

追記Spotifyのプレイリストにアクセス出来なくなっています。(システムバージョン2.587)

皆さんのプレイリストにアクセス出来ないのはSpotifyの魅力は半減します。アルバムや曲単位であれば検索からこれまで通り聴くことができます。

Volumio側で作ったプレイリストで、手持ちの曲であればアラームなどにも使えます。どうもSpotify側の仕様変更にプラグインが対応していない模様です。

スマホやデスクトップアプリから、Volumio Spotify Connect2 Pluginを利用して、再生先をVolumioにするしか対応出来ていません。

これなら他のOSや仕組みで再構築したいところです。

ラズパイダ

ラズパイダ

学べる楽しむ便利になる。小さいくせにヤケにパワフル。そんなRaspberry Pi をまだ知らない人に伝えたい。様々な場所で利用されているRaspberry Pi を知って「あっ、これもラズパイだっ!」だからラズパイダ!

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