以前にRaspbianがバージョンアップした時、少しだけ触れました。はるか昔と異なりラズパイでの初期設定は簡単になっています。導入時点で躊躇している人に知って欲しいなと思ったので改めてご紹介します。
コマンド要らず(あまり)
ラズパイのOSはLinuxのDebianを元に開発され、つい先日までRaspbianという名前でした。現在は統一されてRaspberry Pi OSと名前だけ変更されています。
そのRaspbian初期の頃からしばらくは、ラズパイを購入後に行う初期設定が、初心者にはとても難しい方法でした。PCに慣れている人で、興味があれば苦でも無いとはいえ、コマンド作業の連続でした。
しかし、現在はラズパイのコンセプトである「これから触る人」向けに細かいアップデートがされています。
少なくても初期セットアップウィザードが導入されたことで、大まかに日本語環境とネットワーク設定で使い始めるのは、難しいことではなくなっています。
ほら、WindowsやmacOSみたいに、いくつかの質問に答えていくだけでスグに使える状態へ持って行けます。少し違うのは強制ではない点です。
キャンセルしようと思えば簡単にキャンセルできてしまいます。

何度でも呼び出せる
この初期セットアップウィザードを再度、表示させるには短いコマンドでOKです。LXTerminal(ターミナルソフト)で入力して実行してください。
sudo piwiz
piwizはpiとwizardの略ですね。これくらいなら覚えられそうです。
最後に
この方法以外でも、ターミナルにコマンドならば全て操作できますし、raspi-configでも設定できます。更にGUIが用意されている設定に関してはマウスだけでも可能です。色んな方法で設定などはできるのですが、どうしても面倒に思えるなら、こういったウィザードみたいな簡単な方法も上手く使ってください。
かくいう私も何度か呼び出してWi-Fiの設定などをすることがあります。
慣れてくると、コマンド一発だったり、他の方法でピンポイントで行えるようになります。それでも新しくセットアップする時には、やはり便利だなーと思うものです。
- 最初のセットアップウィザードを間違えてキャンセルしちゃった!
- よく分からないからキャンセルしちゃった!
- 取りあえず使おうと思ってわざとキャンセルした。
また呼び出せば良いので安心してください。
Raspberry Pi OSもだいぶ簡単になりました。
最初の基本、初期セットアップウィザードについてでした。
公式:https://www.raspberrypi.org/blog/raspbian-update-june-2018/
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