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Raspberry Pi 4を起動したのにモニターに画面が映らない対処法

rpi4b-hdmi-config-titleRaspberry Pi 4B
Raspberry Pi 4B

基本として、Raspberry PiはPC用モニター(またはTV)とHDMIケーブルで接続して使うことになります。その際「モニターに何も映らない」という現象が起きた時に試してみたい対処法をご紹介します。

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設定を間違えてモニターに映らない

今回、単にモニターに映らないというワケでなく、Raspberry Pi OSのデスクトップ画面で出力先を自分でHDMIからコンポジットへ変更してしまった場合です。

そんなことして意味あるの?って思う人もいるでしょう。

確かに通常はそんなことしません。しかし、単に間違えた。もしくは、自らコンポジット接続するつもりであれば話は別です。

もし自らの意思ではないなら、何がどうなったか分からないものです。

再起動かけたら映らなくなった?

他にも映像の出力先を変更する手段が間違うケースというのは、HAT系の液晶を繋ぐ時もあります。機能として、出力の映像を逆にしたいロテート(回転)させることも、今回ご紹介するconfig.txtで設定ができます。

コンポジット?は【composite】
そもそもコンポジット接続とは何か。皆さんご存じの黄色いケーブルで繋ぐ場合です。

画像引用:Wikipediaより

Raspberry Piでは、3.5mmジャック(オーディオとビデオを1つに組み合わせています)がコンポジットです。

実は、規格に合った専用のケーブルならHDMIがないアナログテレビにも出力可能です

HDMIで出力できなくなった場合、勘違いや間違いもあるので、config.txtは覗いてみると良いかも知れません。

他の要因も多く考えられますので、全てのパターンがこれだけで解決できるわけではありません。

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HDMIで出力させるオプション

実際に変更する前に注意事項です!

config.txtはRaspberry Pi OSを入れたmicroSDカードをPCやMACで読み込めば簡単に修正が可能です。

ただのテキストファイルですからね。

Windowsなど別のマシンにmicroSDカードを挿して作業する場合、拡張子(.txt)が全て省略され表示されていない場合があります。ファイル操作の画面(エクスプローラーなど)に拡張子を表示するオプションに変更すると分かりやすいです。

このconfig.txtなどを修正するのは、システムの根幹に関わるため、間違いには気を付けましょう!

特にトラブルもなければ、無闇矢鱈に変更することは避けた方が無難です。但し、用意されている手段ですから、上手く活用すればかなりの設定が可能になります。

変更箇所

今回のようにHDMIで出力させる設定ならば、主に3箇所の修正で済みます。
実際の修正点は以下です。

Raspberry Piから取り出したmicroSDカードをPC等で読み込ませ、ドライブを覗いてみてください。

その直下にある「/boot/config.txt」ファイルを修正すれば、今回の問題のようにコンポジット接続からHDMI接続へ変更してHDMIで表示が可能になります。

中にズラズラとありますが、3箇所を修正します。

#hdmi_force_hotplug=1 → hdmi_force_hotplug=1 (#を消すだけ)
#hdmi_group=1 → hdmi_group=1 (#を消すだけ)
#hdmi_mode=1 → hdmi_mode=5 (#を消してモード番号は5に変更)

#はコメントアウトなので、これを外して有効にします。

hdmi_force_hotplug=1
hdmi_group=1
hdmi_mode=5

この修正したconfig.txtのmicroSDカードを再度Raspberry Piに差して起動すれば、この設定が有効になって動作します。

強制的にHDMI接続にする部分だけでも有効にしましょう。

#hdmi_force_hotplug=1 → hdmi_force_hotplug=1 (#を消すだけ)

そもそもモニターに接続しないで起動すると・・・

Raspberry Pi の仕様で、モニター類を何も接続しないで起動するとHDMI出力が検出できないため、やはり同じように出力先が自動的にHDMIではなくコンポジットに変わってしまいます。

モニターに接続無しにするとコンポジット接続に切り替わる仕様

通常であれば、HDMIモニターを検出して問題ないのですが、今回の問題のように明示的にHDMIではない設定に変更してしまった場合は、当然ながらHDMIでの出力ができません。

今回ご紹介しているこの「#を外した箇所」は英語の通りに”強制的に”HDMIにするというオプションです。つまり、HDMIモニターが検出されない場合でも、HDMI出力モードが使用されます。

これなら確実にHDMIで繋ぐ前提の環境ができる設定です。

/boot/config.txt関係ある一部分を抜き出してみました。

# uncomment if hdmi display is not detected and composite is being output
#hdmi_force_hotplug=1

# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
#hdmi_group=1
#hdmi_mode=1

# uncomment to force a HDMI mode rather than DVI. This can make audio work in
# DMT (computer monitor) modes
#hdmi_drive=2

# uncomment to increase signal to HDMI, if you have interference, blanking, or
# no display
#config_hdmi_boost=4

# uncomment for composite PAL
#sdtv_mode=2

訳した場合は以下。

HDMIディスプレイが検出されず、コンポジットが出力されている場合はコメントを解除します。
#hdmi_force_hotplug=1

#コメントを解除して特定のHDMIモードを強制します。(これによりVGAが強制されます)
#hdmi_group=1
#hdmi_mode=1

#コメントを解除して、DVIではなくHDMIモードを強制します。これにより、DMT(コンピューターモニター)モードでオーディオを機能させることができます。
#hdmi_drive=2

#(干渉、空白、または)表示がない場合は、コメントを解除してHDMIへの信号を増やします。
#config_hdmi_boost=4

#コンポジットPALのコメント解除
#sdtv_mode=2

その際、モードがありまして、hdmi_group=1の場合のモード5は1080i 60Hz 16:9なので一般的にはこれでOKかと思います。

hdmi_groupコマンドは、HDMI出力グループをCEA(Consumer Electronics Association、TVで通常使用される標準)またはDMT(Display Monitor Timings、モニターで通常使用される標準)のいずれかに定義します。 この設定は、hdmi_modeと組み合わせて使用する必要があります。

引用:Video options in config.txt

もしくは、hdmi_group=2、モードは82でも1080i 60Hz 16:9です。

hdmi_group=1 -> CEA(Consumer Electronics Association、TVで通常使用される標準)
hdmi_group=2 -> DMT(Display Monitor Timings、モニターで通常使用される標準)

通常は何もせずともHDMI接続でモニターに繋げば、自動的に検出してくれてHDMIで出力します。

何もしていないのに映らない場合

今回、間違えて設定した場合とは別に、特に何もしていないのに突然に映らなくなった場合のヒントになるかも知れませんので、一応記載しておきます。

考えられるケースとして・・・。

Q&A ラズパイ超初心者からたぶん中級者までセレクト7でも書きましたが、

Raspberry Piに電源を投入した後からHDMIケーブルを挿していませんか?

電源が先に入っているRaspberry PiにHDMIケーブルとモニターを繋いでも映りません。これは仕様です。

もちろん、遠隔で操作は可能ですけど映りません。

先にケーブルとモニターの電源も入れてからRaspberry Piの電源アダプターを入れましょう。

もう少しややこしいパターンもありますけど、設定ファイルの書き直しで治せる場合もあります。

Raspberry Piに通電させる前にHDMIケーブルをモニターに接続する。その際、モニターにも電源が入っている必要があります。

設定オプションは他にもたくさんある

公式サイトはかなり細かくオプションの説明なども網羅されています。正直、全てを試したり理解するのは大変です。

特別ではない通常の使用方法であれば、特に気にする必要はありません。

ただ、Raspberry Pi 4BになってHDMI接続も2つあり、4Kやデュアルモニターにも対応している点でこれまでよりも複雑に感じますね。

例えば、細かくは触れませんが、以下のように記述することが可能です。

[HDMI:0]
  hdmi_group=2
  hdmi_mode=45
[HDMI:1]
  hdmi_group=2
  hdmi_mode=67
hdmi_group:0=2
hdmi_mode:0=45
hdmi_group:1=2
hdmi_mode:1=67

上記の2つは同じ意味です。記述の仕方が異なるだけです。

2画面を使う場合などは間違いに気をつけましょう。

ハードウェアの故障でなければ・・・

先日、サイトの読者さんからいただいたお話を共有しようと思い記事にしました。

今回は設定の間違いという前提なので、この/boot/config.txtの仕組みで、設定を間違えても元に戻せます。

原因と対処はいくつかパターンがあります。他にもconfig.txtで設定できることは多いので、これもなんとなく覚えていて損はありませんよ。

—— 強制的にHDMI接続で表示したい ——

  1. Raspberry Pi の電源を入れる前に、モニターに繋ぎモニターの電源を入れておく。
  2. /boot/config.txthdmi_force_hotplug=1をコメントアウト(#を消す)か、最下部へ追記する。

モニターによっては、hdmi_group=1hdmi_mode=1、の設定を変更する。

当然ながらHDMIケーブルやモニターの不良も考えられますので、出来れば別のケーブルやモニターに繋いでみることも大事ですけどね。

モードについて詳しくはRaspberry Pi 公式サイトで確認してください。

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コメント ご感想をお願いします。

  1. 匿名 より:

    前置きに書いている通りHDMIの切り替えをよく分からずに変更してしまった初心者です。
    書いている通りやってみましたが
    入らなかったです。
    raspberrypi4の入れた瞬間の黒い画面は出たので線に問題はなし、
    パソコンを持っておらずネットカフェでWindowsを使いやってみました。
    config.txtではなくbootのなかにあるconfig と書かれたテキストファイルはありました。
    それの#を消したり 1を5に変えてみましたがダメでした。
    難しいですね。
    もしかしたら直せるかもと
    希望を持たせてくれてありがとうございました。

    • いえ、初めてならば仕方ないことだと思いますよ。
      私が上手く伝えられていなくて申し訳ありませんでした。

      config.txtは、恐らくWindows10のデフォルトだと拡張子(.txt)が表示されないからだと思います。
      グループやモードの設定は細かくありますので、利用しているモニターの環境によっても異なります。

      私も全てのケースは分かりません。想像すると、hdmi_force_hotplug=1 だけでHDMI出力になると思われます。(コメントアウトされているのを外して有効にする)

      大変かも知れませんが、microSDカードを(できれば新品)換えて再度、Raspberry Pi OSをインストールしてみてください。
      それでもダメな場合は、基板の故障も考えられます。(3B系の頃はmicroSDカードスロットの故障も多かったと伺っています。)

      私もRaspberry Pi2Bを始めた当時、こういったボードは初心者でしたから、何回microSDカードのインストールをしたのか分かりません。
      設定をイジって復旧できなくて最初からやり直ししました。
      しまいには、microSDカード自体が壊れて書き込めないなどしょっちゅうでした。

      トラブルはケースバイケースなので、もしかしたら私が気が付いていない点があると思います。
      もしも解決できたら、コメント欄でもお問い合わせからでもお知らせいただけると助かります。

      ネットカフェではソフトウェアのインストールはできない?のかも知れませんから、どなたかにRaspberry Pi Imagerで書き込んでいただけたら、と思います。
      私がそういう場を提供できたらなーとは以前から思っていましたが、コロナ禍で当分は無理そうですね。

      匿名さんが、これで解決できましたら、この部分に関してはかなり詳しくなると思われます。
      何でもそうですけど、上手くスンナリとできると、記憶にも残りません。私はトライアンドエラーで良いのではないか、と常々思っています。
      今でもトライアンドエラーでエラーばかりですよ。

      こちらこそ、そういうこともあると気が付かせていただけてありがとうございました。

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