Ubuntuは本家以外にも派生されたOSがたくさん存在します。ラズパイ4でも正式にサポートしているため、試した人も多いでしょう。このラズパイダでもいくつかご紹介してきました。(MATEやDietPiなど)
どのOSもラズパイに対応している場合は、専用のイメージファイルが公開されています。
ここでご紹介するUbuntu budgieは、XubuntuやLbubtuと同じく、公式Ubuntuから派生したOSです。フレーバーと表現した方がいいのかな。
試したところ、意外と軽くて尚且つ安定していました。初めての人にもオススメできます。
Ubuntuの派生
全部ではありませんし、今後も増えていくと思われますが、ラズパイ4で動いた代表的なUbuntuの派生OSは、Wikiページによると8つありました。
Ubuntu Desktop(本家本元)
- Lbuntu
- Xubuntu
- Kububtu
- Ubuntu MATE
- Ubuntu Studio
- Ubuntu Server
- Ubuntu Kylin
- Ubuntu budgie
Ubuntu Kylinは知らなかった。Ubuntu Serverも派生なんですね。

Ubuntuの違いは、ウィンドウマネージャーなどのデスクトップ環境と、搭載されているソフトウェアの構成の違いだったりするので、公式の派生といってもフレーバーに近いと感じています。
Ubuntu budgie

Ubuntu budgieも最新版のダウンロードイメージがあります。
一応、Raspberry Pi 4Bと400のメモリー4GBから対応しています。


いつものように、Raspberry Pi Imagerのメニューからカスタムを使って、ダウンロードしたイメージファイルをmicroSDカードへ書き込みました。
起動後は、ようこその画面が表示されているハズです。
Wi-Fiの設定がまだ人ここから辿って設定できます。
更に言語と入力を選んで、日本語変換に必要なMozcや日本語表示設定ができます。


実際にはメニューから選べる「Setteing」アプリと同じです。
初めからそちらで設定をしていっても良いでしょう。でも、こうやって起動後に日本語系がまとまっているのは分かりやすいですね。

もう1つスタートアップで出てくるTweekToolで、オーバークロックもボタン1つです。

キーボード一体型のPi 400は最初から1.8GHzで動作しています。また、最近生産されたRaspberry Pi 4は1.8GHzでも動作可能です。テストに使用したのは古いRaspberry Pi 4でしたので、基本は1.5GHzで動作しています。
Set Clock Speedアップを押し再起動すれば適用されています。
この辺は親切ですね。CPU温度も分かるし。
軽いし安定している
最近はSSDドライブやUSBメモリーからOSを起動することが多く、microSDカードなのでそんなに期待していなかったのですが、本家Ubuntuより軽くて気に入りました。
画面下部にあるPlankも良い感じの動作です。
Raspberry Pi 4での動作なので、敢えて安定していると表現します。若干、気になる点もあるのですが、それは他のOSの場合も同じです。
Raspberry Pi 4ですから、試用している間、トラブルに遭遇しない点で安定しているといえるでしょう。
Firefoxはやはり少し重い。Chromiumは追加でインストールする形です。
ご紹介したように、Ubuntuは派生されたOSがいくつもあります。microSDカードに書き込むだけなので、色々なUbuntuを試してみてください。気に入るのがあると思いますよ。