Raspberry Piは本体基板だけでは動きません。メーカー製PCとは違うんですね。自作PCとまでいきませんが最低限必要な物があります。
とっても基本的なことですけど、聞かれたこともあるので誰かの参考になればと思います。
- 電源アダプター(注意:USB規格)
- microSDカード
- キーボード&マウス
必要なパーツは以前に「初心者専用「はじめてのラズパイ」必要パーツのアドバイス」でも一度触れています。
Raspberry Pi 4の接続
Raspberry Pi 4にファン付きアーマーケースを取り付け、USB-C規格の電源とmicroHDMIケーブル、キーボード&マウス、microSDカードを挿入した状態です。
ケースはお好きな物で、モニターへ映し出して起動する状態です。

このケースの場合は、冷却ファンが付いています。その電源はRaspberry PiのGPIOと呼ばれる端子から直接取っています。5Vと3.3Vとあります。画像では5Vに繋いでいます。
GPIOの接続の様子

USB端子は高速な3.0ポートと従来の2.0ポートとあります。キーボード&マウスは特に高速な必要はありませんので2.0へ。USBメモリーや外付けHDDなどデータ転送のために3.0を空けてあります。
Wi-Fiは画像では分かりません。Wi-Fiの設定ができない場合は、有線LANとして直接ケーブルで繋げば設定は基本的に要りません。最初はネット回線としてケーブルで繋ぐのはお手軽で安定しますよ。
3.5mmジャック
スピーカーから音を出すのに、3.5mmジャックへスピーカーケーブルを繋げれば、Raspberry Piから音を出すことになります。
もしくはHDMIで繋げたモニターにスピーカー機能があれば、特に何もしなくても最初からHDMIケーブルを通してモニターのスピーカーから音が出ます。
この変更は設定で変更しないとなりません。
現在のRaspberry Pi OSでは簡単です。上部タスクバーから選ぶだけなんですね。
デフォルト設定(最初の状態)は、モニターがHDMI接続になっています。アナログに変更すれば3.5mmからの出力になります。
ボリュームのアイコンをマウスで右クリックすることでメニューが出てきます。選ぶだけ。

ちなみに、同じくボリュームアイコンを左クリックすれば音量を変更できます。

公式キーボード&マウスなら
キーボード&マウスはなんでも良いです。現在は公式キーボードも日本語版が登場しているのでおすすめしています。
価格からもお気づきのように、そんなに大してタイプしやすいわけではありません。
それでも公式マーク入りという愛着以外に、USBハブ機能があるのはおすすめできます。

マウスを繋がないとなりませんので、実質的に2つのUSB2.0ポートが空いている状態です。
手元にUSBポートがあれば、USBメモリーなどを接続できますので、とっても便利です。
但し、タコ足になっているわけで、外付けHDDなど電力を大量に消費する器機は厳しいです。主にUSBメモリー、マウス、USBマイク、USBカメラ、USB接続のLEDランプなどを接続します。
公式日本語レイアウトキーボードのは、マウスとセットで3,000円台中盤で購入できると思います。残念ながらなかなか手に入りにくいでしょう。海外から取り寄せる場合は、およそ2,500円+送料となるでしょう。
仮に他社のキーボード&マウスでも、手元にUSBポートがあるのはRaspberry Piで重宝するのでおすすめです。
使用したもの
最初の画像で使用しているケースは、アルミ(アルマイト加工)アーマーケースです。
見せてもらおうか、アルミ製ヒートシンクケースの性能とやらを!
USB-C規格の電源コアはAnker製がコスパ良かったです。

電源ケーブルは片方がUSB-C規格、片方がUSBの物でした。AmazonベーシックでもOKです。
但し、microHDMIは細い形状ではないと2画面のために2本が物理的に挿せません。気をつけてください。
以上、Raspberry Pi のセットアップ接続編でした。
おまけ—— コンポジット接続
更に別の専用ケーブルは必要になりますが…、この3.5mmジャックを使い古いアナログテレビに映すことも可能なんです。(3.5mmジャックは4極性なので)仕組みが分からないとちょっと驚きますよね。
4極性と一口に言っても、色んな種類がありますので間違えると出力できません。試してみたい人は下記を参考にしてください。
