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Raspberry Pi 4で構築したNAS(OMV5)にTimeMachineサーバーもセットアップする

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この記事は約7分で読めます。
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Raspberry Pi 4でUSB3.0が使えるようになり、OpenMediaVault(OMV5)のNASサーバーも実用的になりました。安い外付けHDDを繋げば、格安のファイルサーバーになるのでおすすめです。今回、少しHDDの容量を空け、macOSのバックアップ用(TimeMachine)としても利用することにしました。

現行のOMVにはTimeMachine共有がサポートされ、比較的に簡単な操作で割り当てることが可能です。NASにバックアップ取るのは、macbook系でとても利便性が高いため、Raspberry Pi 4で構築してみてはいかがでしょうか。

※SMBサーバーとTimeMachine共有は、macOS High Sierra以降のバージョンになります。

今回の環境

既にOpenMediaVault(OMV5)でファイルサーバーとして稼働しています。そこにUSB3.0接続の外付けHDDを2台取り付けています。

OMV5Server

1台3TBのHDDを新たにフォーマットし、約1.2TBをTimeMachine用にスペースを設けました。残りの約1.7TBはやはり倉庫としてファイル置き場にしています。

もしも稼働しているファイルサーバーがあり充分な空き容量があるのなら、共有フォルダをTimeMachine用に設定するだけになります。

ちなみに、フォーマット形式はext4です。ユーザーはファイルサーバー利用ユーザー以外に、macからのみアクセスできるように別ユーザーを作成しています。

同じでも構いませんが、samba共有フォルダをクォーターで容量を制限したいため分けました。つまりTimeMachine用として最大容量を決めるためです。

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セットアップ方法

新しいHDDや一度フォーマットしたHDDの場合、ファイルシステムを作成しマウントします。既存のHDDを使う場合は省略してください。

ファイルフォーマットはext4にしました。Linuxからしか読めませんのでご注意ください。ジャーナリングや暗号化などを行いたいので、exfatではなく、ext4、またはxfsでフォーマットする必要があります。

マウントしないと使えません。画像はフォーマット直後です。

TimeMachine用の共有フォルダの追加

TimeMachineでアクセスするフォルダを作ります。

サービスーSMB/CIFSー共有タブから共有フォルダを追加します。

OMV5ではデフォルトでmacのTimeMachine共有がサポートされています。有効にするだなので、めちゃ楽になっています。

mac用新規ユーザーの追加

TimeMachineの領域としてクォーター機能(容量制限)を使いたいので、ファイルサーバーにアクセスするユーザーとは別にmac用に新しくユーザーを追加します。

このユーザー名とパスワードは、macOSのTimeMachineで入力します。

アクセスの管理ーユーザーー追加です。

ちなみにファイルサーバーへのアクセスするユーザーは、シェルにデフォルトの「/bin/sh」のままで良いでしょう。

クォーターの容量は今回は1.2TBにしたいので、ユニットをTiBに変え1.2と入れました。GiBなら1200です。デフォルトのMiBなので間違えないようにしましょう。細かく設定したい場合はユニットを下げないとなりませんね。面倒なので1.2TiBで設定したところ、macOSでは1.29TBと表示されました。

TimeMachine用にはどのくらい容量が必要?

何のデータを主に扱うかで異なりますが、最低でもmacに搭載されている容量の2倍は必要です。動画編集などで大きなファイルを扱うのならば最低5倍はみておきましょう。

私のMacBookは古くて128GBしか積んでいません。その5倍だと640GBです。しかし、近々買い替える予定です。その場合は最低が256GBのSSDになりますから、その5倍1280GBは必要になります。そのため1.2TBとしたわけです。

  • テキストファイルや音楽ファイル中心 → 搭載容量の最低2倍の容量
  • 動画も画像も大量に扱う → 搭載容量の最低5倍の容量

面倒なら、仮に外付けHDDが2〜3TBであれば全て割り当てても良いでしょう。Raspberry Pi 4にはUSB3.0ポートが一応2つあります。電源アダプター付の外付けHDDなら2台繋いでも大丈夫です。(※2台同時の転送はコントローラーが結局同じなので遅くはなります)

macOSから選択

これで自動的にmac側からも見えると思います。

既にOMV5が稼働しているなら、新規ユーザーを追加し、TimeMachine共有フォルダを追加、クォーター管理をする。TimeMachineサポートを有効にして、終わりです。

簡単に言えば、TimeMachineサポートを有効にするだけとも言えます。

TimeMachineでバックアップ開始

TimeMachineのバックアップはかなり時間がかかります。66GBでも10時間くらいかかりますね。できれば購入したての頃、あまりファイルを作っていないうちに行っておくと、あとは差分のバックアップだけとなり時間はかかりません。

また、途中で仮にアンマウントしても、また途中から開始しますので気にしないでもOKです。ただ、同じHDD内の他のファイルデータにアクセスするのは、どちらも遅くなってしまいますので終わってからにしましょう。

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OMVでファイルサーバーがまだの人は、ラズパイダでもいくつか記事にしてありますので参考にしてください。

便利なファイルサーバー

サーバーと言っても色々ありますが、家庭内Wi-Fiが当たり前になり、速度も高速になった今は、ファイルサーバーというのは本当に便利です。

私は主に下図のようにファイルサーバーからデータを取得して楽しんでいます。

イラスト:いらすとや(https://www.irasutoya.com)
  1. ノートパソコンのバックアップ兼データ置き場
  2. サーバーにある音楽ファイルをスマホで聴く
  3. ラズパイにLibreelec入れてファイルサーバーから動画や写真を観る
  4. スマホでもメディアを再生する
  5. タブレットでファイルサーバーからメディアを再生
  6. 自炊本をタブレットへストリーミングして読む
  7. macOS用TimeMachineとして利用 ←今回追加!

しかも、これが1人ではなく複数人で同時に可能です。別の部屋でもWi-Fiが届けば大丈夫です。(風呂場にあまり電波が届かないのが残念ですね)別のテレビやモニターにもラズパイとLibreelecを繋げてありますので、このテレビじゃないとダメが減ります。スマホやタブレットなら移動も自由です。

このようなデータの参照場所として、Raspberry Pi 4にOMVと外付けHDDという組み合わせは非常にコスパが良い部類だと思いますよ。

Raspberry Pi 4セット約13,000円〜16,000円程度
外付けHDD×1約9,000円程度
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既製品のNASと比べておよそ半分くらいで構築できます。安心なのは既製品なのは言うまでもありません。

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あくまで簡易的

念のため記載しておきますと、安価な外付けHDDを使うこともあり、sambaサーバー、それもRaspberry Pi 4で構築している点も含め、あくまでも簡易的なツールと思ってください。堅牢性を考えれば、それ相当の費用をかけたバックアップサーバーとは比較にはなりません。

そうは言っても、個人ユースである限り私はこれで充分だと思っています。外付けHDDも2020年現在、1万円程度で4TBくらいまで購入可能です。壊れる前にコピーして継続利用するという手間はかかりますが、気軽に使えるのはRaspberry Pi 4で構築しているメリットです。

rpi4bserver

実際、24時間365日でファイルサーバーのHDDとして使用するのに、1万円程度の外付けHDDは1年くらいの運用ならば、かなりの確率で大丈夫でしょう。ビジネスの現場では緊急用になりますが・・・。

個人ユースの体験では、3年くらいは異音もせずに使えています。むしろ、設置場所に影響されるので、熱が逃げやすいように工夫すると良いでしょう。

Raspberry Pi 4という基板で構築しているので、あくまでも家庭用ファイルサーバーとなりますが、既製品と違って色々と自由に設定できます。サーバーにも詳しくなるのでオススメです。

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