ラズパイで作るスマートミラーの仕掛けは簡単なので、既に自作している人も居るでしょう。特にメインの部分にMagicMirror²というオープンソースが存在しています。
自作スマートミラーはRaspberry Pi とオープンソースのMagicMirror²
ラズパイ4とカメラモジュールで顔認証、そしてアレクサでAIを実現している動画が公開されていました。
Githubのissueを読むと、顔認識の問題点も多々あるようです。しかし、ラズパイとカメラモジュールの組み合わせだけで実現できるのはお手軽です。
動画をご覧いただけたら「ちょっとやってみるか」という気になってしまうこと請け合いなのでご紹介します。
スマートミラーに顔認識を追加する
マジックミラーを実現するMagicMirror²には、サードパーティ製のモジュールが組み込めます。このモジュール形式で顔認識をWebカメラで実現したのが以下の動画です。
モジュール形式で配布されていれば、イチから構築するよりも手軽に導入できそうです。
SmartBuilds.ioで公開されている「Smart Mirror AI Beta(1.0)」は、MagicMirror²も含めたzipでファイルサイズが4.6GBあります。
microSDカードへ書き込んで起動するだけです。
動きを確認したり、各種モジュールをインストールしてみるだけでも楽しめますよ。
このMagicMirror²のサードパーティ製のモジュールは様々なジャンルがたくさん公開されています。
- 開発/コア MagicMirror
- ファイナンス
- ニュース/宗教/情報
- 輸送/旅行
- 音声制御
- 天気
- スポーツ
- ユーティリティ/ IOT /サードパーティ/統合
- エンターテイメント/その他
- 健康
数が多いので試すだけでも一苦労でしょう。
情報表示系が日本の地域に合っていればといつも思いますね。
タッチ操作できるスマートミラーAIの材料例
Raspberry Pi 4B一式 | ![]() |
カメラモジュール | ![]() |
PC用モニター | ![]() |
マジックミラー | ![]() |
IRタッチセンサー | ![]() |
マジックミラーは、別名で「ハーフミラー」、「two-way mirror」と呼ばれます。※マジックミラーは和製英語です。
マジックミラー = 魔法の鏡
まさに魔法みたいだから合ってるじゃん?!
マジックミラーの厚さは3mm程度で、透過率は30%が宜しいようです。
透過率は実際に目にしないとなかなか実感できませんね。
IRオーバーレイタッチスクリーンのフレームパネルは、下図のようなフレームにセンサーが付いている物です。6ポイントや10ポイントタッチ用などがあります。

通常は中にガラス付きという商品も多いので、フレームのみの購入が理想です。海外からの通販であれば、送料が異なりますから気が付くかも知れませんが、注意が必要です。
送料が高いので、大きなサイズはフレームのみで販売しているように見受けられます。現在、国内の販売店は見かけません。USやUK、中国からの輸入になるでしょう。
アレクサを連携させればAI
動画ではアレクサとの連携をオプションとしていました。
Raspberry Pi にアレクサを導入するやり方もあります。サイトには「Alexa on Raspberry Pi comming soon」とありましたので、近いうちに置き換えるのでしょう。楽しみですね。
アレクサはEcho dotです。記事執筆時点で第三世代と書かれていました。
スマートミラーの仕組みもだいぶ整ってきました。どうしてもDIYの部分に費用が嵩みますが、誰でもトライできる時代になったのではないでしょうか。
そういえばTheMagPiマガジンにもお手軽サイズの小さいスマートミラーの作り方が紹介されていました。(第93号)写真立てでした。そちらも要チェックです。
はじめてのラズパイプロジェクトにスマートミラーも候補に入れてみてください。
気になる動画のご紹介でした。
Github:https://github.com/EbenKouao/MMM-Face-Recognition-SMAI
Smart Mirror AI Beta:https://smartbuilds.io/
MagicMirror²:https://github.com/MichMich/MagicMirror/wiki/3rd-party-modules
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