値上げのRaspberry Pi 4メモリー2GBモデルでもOKな使い方

先日、公式からRaspberry Pi 4の一部値上げが発表されました。これまで定価35ドルのRaspberry Pi 4 (2GBモデル)が45ドルへ、そしてメモリー1GBモデルが復活し35ドルで販売されます。

日本円価格では、35ドルでもそのまま円相場そのままというわけにはいかず、輸入品ということもあり約6〜7,000円台〜、4GBモデルは55ドルであっても8〜9,000円台というのが相場です。

今回、35ドル→45ドルへ値上げとありますが、2020年2月に値下げをされたので、これも戻った価格になります。その時に35ドルであった1GBモデルが実質的に販売されなくなりました。

Raspberry Pi 4に限ってはメモリー4GBモデルがバランスがとても良い性能です。できればメモリーは多い方に越したことがない。やはり8GBは余裕があります。コスパを考えると4GBモデルが最適ではないでしょうか。

これらは半導体不足の影響なので、しばらく全モデルとも手に入りにくい状況が続きます。

2GBモデルでも十分に楽しめます。これから購入する人に向けて良さそうな運用法を考えてみました。

目次

Raspberry Pi 4 メモリー2GBモデル

Raspberry Pi を使う用途として、最初からメモリーやCPUの性能を目的とはしないと想像します。特に産業用途となれば、安定動作の方に腐心することが重要です。

定点観測やデータ取りの端末と考えるなら、Raspberry Piはとても適しています。メモリーは2GBもあれば、カメラを使い画像を扱う場合でも十分に範囲内でしょう。

デスクトップ環境はツライ

先ず最初に、メモリー量でネックなのはデスクトップ環境です。

デスクトップ環境の性能に2GBモデルキツイ

Raspberry PiのCPUの速度は値段相応としても、内蔵GPUの性能は、あの価格帯ではかなり優秀な部類に入ると思います。

唯一、デスクトップ環境はメモリーが8GBは欲しい場面に出くわします。

軽いLinuxといえど、デスクトップ環境(X Window System)の最低動作要件が2GBのディストリビューションでもキツくなっています。最低でも4GBは欲しい。OSとアプリケーションによっては8GBは欲しいところです。

Raspberry Pi 4の2GBモデルでデスクトップPCライクに使いたい場合は、少しストレスが溜まる作業になるといえます。

変わらずに適していると思われる用途はこれまでと変わりません。例をご紹介します。

ファイルサーバー

Raspberry Pi 4は、ネットワークもギガビットイーサネットに対応したことから、ネットワークにぶら下がる処理に関しても及第点です。

家庭用小規模ファイルサーバーとして利用していても、価格を考慮したら十分な性能です。

メインメモリー < ストレージ速度

ファイルサーバーで重要なのは、搭載メモリーよりもストレージの速度です。HDDよりSSDの方が速いので適しています。(耐久性は除く)※あくまでも家庭用のお話で本格的なサーバーであれば、そもそもハード自体が異なります。

Raspberry Pi 4の2GBなら、簡易ファイルサーバーとしては有効的に使えるでしょう。

デジタルサイネージ

本格的なデジタルサイネージでも使われているRaspberry Piでもメモリーが2GBで使えます。

Raspberry Piは画像や映像の出力に関して、HDMI端子がある利点と内蔵GPUの処理が最適化されています。メモリー搭載量はそこまで影響しません。

コンテンツ再生なら十分

画像や映像の表現方法によっては、欲をいえば4GBは欲しい。※市販されているデジタルサイネージ端末もメモリー2GBがまだ多い。

デジタルサイネージの場合は、むしろソフトウェア(システム)の部分や用意されるコンテンツの方が重要です。

大規模な物や屋外設定でなければ、むしろ安価に済ませられる利点があります。

電子工作

Raspberry Piは、一般的なPC基板と異なり、GPIO端子にアクセスできて制御できる特徴があります。

Lチカで有名なLEDをはじめ、モーターとの組み合わせなど、ブレッドボードを用いて個人でも工作できます。

電子工作は変わらず

こちらもメモリー量というよりも、構築したい物によってはCPUの処理速度の方が先にネックになるでしょう。

Raspberry Pi 4の性能の範囲内であれば、メモリー2GBモデルであっても気にすることはあまりありませんから適しているといえます。

プログラミング学習

キーボードを繋いでプログラミング学習をするなら、デスクトップ環境が必須と思われがちです。しかし、CUI環境であれば必ずしもデスクトップ環境は必要ありません。

全くのプログラミング初心者が取り組むには、やはりデスクトップ環境でグラフィカルに作業したいところです。

プログラミングだけの作業ならメモリーはあまり気にしない

特にサーバーといった環境を構築して学習するにはRaspberry Pi 4の2GBモデルでも十分な性能です。

結果がWebブラウザで確認できるようなサーバサイドの言語であれば、失敗を恐れず取り組める安価な環境だと思います。(PHP、Ruby、Java、Python等)

特にPythonはRaspberry Piの元々の成り立ちの1つですから、汎用性もある理解し易いPython学習専用には良いのではないでしょうか。

但し、ソースからコンパイルする場合は、どうしてもCPU速度やメモリーといった基本性能に影響するので、時間はかかってしまいます。待つことが多いかも。

メディアセンター系OS

ラズパイダではメディアセンター系OSとして、主にLibreELECをご紹介しています。デジタルサイネージの例と被りますが、映像や音楽、画像などのコンテンツ消費用にRaspberry Pi 4は適しています。

これもメモリーは多いことに越したことはありませんが、2GBでも何ら問題ありません。

コンテンツ再生なら動画も快適

Raspberry Pi 3B+(メモリーは1GBしかない)でもネットワークの遅さだけを許容できれば再生は快適です。(※ギガビットイーサネットではないから)

コンテンツのセットボックスな使い方としては安価な分だけ適しています。

裏方ならOK、バランスはメモリー4GBか

いくつかの例のように、Raspberry Pi 4はメモリー2GBモデルであっても、ほとんどは他のモデルと同じことができます。唯一、PCライクな使い方は厳しいといわざるを得ません。

デスクトップPCライクは厳しい

操作するタイプではなく、メモリーが少なくても裏で動くシステムタイプとして許容範囲です。

そういう意味では、メモリーは4GBや8GBモデルは必要無いケースがほとんどになります。

Raspberry Pi 4のスペックからメモリー量とのバランスでいうと、やはり4GBが適当かと感じます。何をさせるかには依りますが、2GBモデルだとどこかでメモリーがボトルネックになる場面も出てくるでしょう。

しかし、4GBではそう感じません。

逆に8GBモデルだと、CPUの速度をボトルネックとして感じる場面が増えます。

最近では、Raspberry Pi 4の8GBモデルをオーバークロック(2.0GHz)して、SSDドライブ起動しないと満足しなくなったきました。これはデスクトップ環境を重視すると際限なくなってきます。

コスパからみても、メモリー2GBモデルでちょうど良く思えるかも知れません。願わくば3Bの頃のように5,000円未満であれば助かりますけどね。

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本当はどうなんだろう?

発表の額面通りで捉えれば、パンデミックの巣ごもり期間にRaspberry Pi 4のメモリー2GBモデルの需要が増したことは、最安値価格ということもあり容易に考えられます。

但し、日本国内では一般的な販売状況から2GBモデルの需要が多かったとは感じません。約60%も産業用途に利用されているRaspberry Pi なのでそれはいえますが、学生を中心の需要という理由はどうでしょう?

Rレッド

穿った見方で申し訳ないと前置きしておきます。

確か、Raspberry Pi 4のリリース当初は、メモリー1GBモデルと2GBモデルを中心とした生産ラインだったと聞き及びました。

蓋を開いたら、バックオーダーは4GBが最も多く(当時はまだ8GBモデルは未発売)、在庫切れが多発して慌てて生産ラインを変更したハズです。

恐らく2GBモデルの利幅はあまりなかったのではないでしょうか。元々は45ドルを値下げした経緯からも、ダブついていた2GBモデルに需要が増えたと邪推してしまいます。

Rグリーン

考えすぎ

公式の発表は、Pi 400とRaspberry Pi 4の4GB、8GBモデルの供給については見通しが立っているような内容でした。

定価では値上げした2GBモデルの45ドルと4GBモデルの55ドルとの価格差が縮まったため、どうせ買えるなら4GBモデルの方がお得に感じます。

値上げにした分、4GBモデルへ需要を移す狙いのような気がしてなりません。本当に日本でも2GBモデルが流通して購入できれば、それはそれで嬉しい。

消費税が10%になった直後の2019年11月25日に発売されたRaspberry Pi 4(4GB)は、日本価格は税込み6,596円でした。

Raspberry Pi 4 モデルB/4GBの主な仕様は以下の通りです。
RS品番:182-2096
販売価格:5,997円(税別)

引用:RSオンラインニュースリリース

半導体不足は事実です。サプライチェーンが以前と異なってしまったことも事実です。ビジネスだから仕方ありませんが、今の日本人には発売当初の価格が妥当な価格でしたね。

Raspberry Pi 2GBモデルの値上げについての考えとアリだなと思える使い方でした。

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