スマホのケース同様にラズパイにもケースが色々とあって悩みます。
定番のケースから当ブログイチオシのケース、そして変わり種のケースや自作ケースなど、8種14製品をご紹介します。
※ラズパイダが厳選しております。逆にダメだった商品は載せていません。文句だらけになりますから。
基本はAmazonプライムで翌日届く製品しか検討していません。また、ここに紹介したケースは全て試した訳ではありませんのであしからず。
それは配送で有利だからです。海外製はAmazonプライムに対応している業者は少ないです。本国から発送するため翌日には届きません。
しかし、一部は配送センターに予め送ってあるので、対応している業者もいます。また、Amazonはお買い物に対して強力な保証があるからです。やり取りが速く、そして保証で返品交換がスムーズになります。
※Amazonの買い物やプライム会員についてはAmazon公式サイトのヘルプでご確認ください。
公式ケース
先ずはRaspberry Pi財団によって設計された公式のRaspberry Piケース。
白いクリップ式の蓋がありますが、何かのHATを使用している場合は取り外すことができます。すべてのポートにアクセス可能です。(LAN、USB、電源、HDMI、microSDカードなど)
サイド・プレートは取り外し可能でGPIOピンにアクセスも簡単にできます。また、ケースの端には電源ランプとアクセスランプは丸く穴が空いており隠れずに見ることができます。
本国イギリスのPimoroniならば、送料は別ですが821円で購入可能です。
日本国内ならばKSYまたはAmazonで取り扱っています。イギリス本国と違い輸入のため割高です。
偽物注意!
公式のケースは偽物が出回っています。確認方法は公式サイトにもあるように以下の点を気をつけましょう。簡単に言えば雑な作りなのが偽物です。当たり前か。
(画像はクリックで拡大します)
ロゴは分かりにくいです。本物のロゴは綺麗に均一にエンボスされており、ロゴの周りに強めな凹凸やバリのような物はありません。
公式:Fake cases for your Raspberry Pi
クリアケース
人気のクリアケースもあります。その中でもリーズナブルな1,000円以下で購入できるクリアケースならば、この3つの最安値で購入するのが賢いです。
透明=Transparent(トランスペアレント)
3つとも大きな違いはありません。GPIO開口部が多少異なったり、ファンレス前提のヒートシンクの数が違ったりする程度で、どれでも満足できると思います。
最初の1台にはオススメです。
なんか、透明アクリルに憧れるのって、こういうデジモノ好きは共通なんですかね? なんか魅力的なんですよねー。
そうそう、透明と言えば、2016年当時に凄いなー!欲しいなーと思った自作の瓶入りRaspberry Pi ケースがマイベストですね。海外のこういう発想って好き。

The MagPiで紹介されていました。(MASON JAR PRESERVE)
メタルケース、アルミケース
個人的にイチオシはメタル素材のケースです。 アルミ素材の放熱性は実感できますよ。アクリル素材と比べても、ヒートシンクと合わせて約15度は確実に下がりますね!
Raspberry Pi 3B+でメディアサーバーにしているのですが、ずっと点けっぱなしなので熱対策にアルミ製ケースにしています。
あまり種類が無く選べないですね・・・。

このKodiの公式Piケースとは良さげですね。単品で売ってくれないかなー。
アルミケースはあまり種類も無く、価格も2,000円前後と若干高めです。本体が安いRaspberry Piとしてはあまりケースに費用がかかると本末転倒になってしまいます。熱に関しても極端な環境で無ければ問題ありません。
熱暴走などでシステムがシャットダウンした場合にはアルミケースは有効です。
SSDドライブ起動させたRaspberry Pi 4 サクサクと愛用中!
コスパが抜群のSSDドライブは内蔵型でいい
Crucial SSD 480GB BX500 SATA3 内蔵2.5インチ 7mm
Raspberry Pi4はメモリー8GBモデルなら余裕
【国内正規代理店品】Raspberry Pi4 ModelB 8GB 技適対応品
USBブートの構築方法を実践
ラズパイ4をUSB接続のSSDから起動する方法(USBブート)
スタンダードなファン付きケース
実は最も無難なものはこういったファン付きのケースです。ただ、ちょっとだけ風を切る音が耳触りになることもあります。
原因は5Vに繋ぐのではなく、3Vに繋ぐことと、ファン自体が安物だとブレていて音がしてしまいます・・・。
しかし、やはり冷やすというのはコンピュータには必要で、特にRaspberry Piのように高性能となると熱に関しては一般のPCと大きく変わりません。その割にチープなケースなので、熱暴走だけは気をつけたいですね。
このようにファンが1個あれば充分です。・・・埃が溜まる速度が尋常ではないけど。

ゲームコンソール風ケース
このブログでもゲームコントローラーに埋め込んだ海外の作例を真似て、バッテリー無しで作りました。

これは海外のNES(ファミリーコンピュータ)をパクって模しています。 正直、日本人には馴染みも無く無骨な感じです。前面のインターフェイスだけ何か別の筐体に移植してもいいでしょう!

さらにコントローラーを付ければ本格的です。もちろん2Pコントローラーもイケます! だから2つ買って対戦も可能です。(RetroPieのコントローラー設定だけでOK)
メガドライブも参戦!

基本はプライムマーク無ければ購入は辞めた方が無難です。はい。
VESAマウント対応メーカー製ケース
あの有名メーカーのアイ・オー・データ(I-Oデータ)から信頼のケースです。
そのままケースがVESAマウント対応となる。というより、VESAマウントそのものにRaspberry Piを取り付ける感じです。
配線さえスッキリさせれば洗練されたシステムになります。

シャープ公認!往年の名機X6800ケース
シャープ社の許諾を得て製造された往年の名機「X68000」型の、Raspbery Pi 2/3用ケースです。
なんとこれ、樹脂製プラモデル形態のため、フレームから部品を切り外して組み立てる必要があります。
プラモデルかっ!?
組立はネジ止めや接着剤や塗装は必要ありませんから、昔の300円ガンプラみたいなもんです。
しかも、細部のディティールを再現するため、懐かしの水に濡らして剥がすデカールシールが付属しています! 芸が細かい。

いや、作りはドダイみたいなもんか。貼り合わせるだけという・・・。
モニター接続一体型のエンクロージャー(透明アクリル)
お値段が手頃で意外と綺麗な3.5インチのタッチディスプレイは入門にも最適です。しかし、ケースが困るんですよね。自作するにも元の入れ物をどうするかとかね。
だから、モニター付きとして販売しているのはとても楽です。
これはGPIOにアクセスが簡単という意味で唯一無二です。テスト機に最適です。ただ、モニターは文字の認識はツラいっす。
ちなみに100円ショップの写真立ては固定方法さえ考えれば、サイズ感が丁度良いのでオススメです。失敗しても100円ですからね!

最後に
好みのケースはありましたか?
ケースって中華モノが多いから失敗に当たる確率が高いです。実際に使った感想として、人それぞれの主観があって価値観が違うので、あまり完璧を求めたら買えないです。
公式のケースにしても、やはりお値段通りの仕上がりだったりします。
だから、細かいことは置いておいて、使用する用途に適したモノを選んで、金属製でなければちょっと加工してしまえばいいんですよ。ニッパーで簡単に切れます。
そういう改造を施したり、フルスクラッチでなくても自作したりすると、よりラズパイ愛が深まります。(・・・そんなのあるのか?)
Raspberry Piの用途によって、ケースを探す旅はまだまだ続きます。

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