Raspberry Pi Zero 2 Wと3A+

2021年末ではRaspberry Pi Zero2 Wが発表されても、技適が通過していない日本では手に入れられません。新しいCPUを搭載したRaspberry Pi Zero2 Wは、Zero系の進化版というより、3A+の進化版と感じています。

メモリーが同じ512MBというのも影響しています。公式サイトで、あのZero系の基板サイズにメモリーを1GHzにすることができなかったとありました。本体サイズを同じにする利点の方が大きいでしょう。

メモリーが足りない点は3A+と同じでも、価格や性能のトータルでは圧倒的にRaspberry Pi Zero2 Wの方が魅力的です。3A+と比較しながらまとめてみました。

目次

メモリー

メモリーの搭載量が他のモデルの半分だった当時のZero系は、4Bの2GB、4GB、8GBのラインナップによって、更に非力に感じるようになりました。

メモリーに限らず、PCのように後から追加できないシングルボードがゆえ、どうしても用途が限定されてしまいます。

モデルメモリー搭載量
Raspberry Pi Zero2 W512MB
Raspberry Pi 42GB、4GB、8GB
Raspberry Pi 3A+512MB
Raspberry Pi 3B/3B+1GB
各モデルのメモリー量

どのモデルもビデオメモリーと共用しています。512MBでは益々足りません。512MBではディスプレイへ繋いで使うより、他のマシンからSSH接続して使う用途に適しています。

反面、サイズが小さいことは利点なので、何かに組み込んで使いたいですね。

写真で見るZeroと3A+

Raspberry Pi 4と異なり、Zero系は接続インターフェースが少ない。基板のサイズから言って仕方ありません。

似ている3A+は、基板の大きさからコネクタ類が2つフルサイズになっています。

どちらも有線ケーブルを繋ぐポートはありません。Wi-Fiは、2.4 GHz帯が共通で、5GHz帯に対応しているのは3A+です。

基板の大きさは、Raspberry Pi Zero2 Wのおよそ2倍が3A+と思っていただいて結構です。3A+は選べるケースがあまり無いのが欠点ですね。

以前にも比較した記事もご覧ください。

CPUが強化された

Raspberry Pi Zero2 Wの大きな変更点は、CPUが強化された点です。

これまでのZero系は、2003年頃のARM v6(ARM11)でシングルコアの32bitでした。

一方、Raspberry Pi Zero2 Wは、2016年頃のARM v8(Cortex-A53)でクアッドコアの64bitです。しかも、カスタマイズされたオリジナルです。(だからRaspberry Piのロゴが入る)

zero 2 w CPU
Raspberry Pi Zero2 WのCPU

どうしても非力な印象があったCPUの処理速度が、スペックだけでもかなり期待できる印象です。

似ている3A+はというと、Raspberry Pi Zero2 Wと似ていても、独自のカスタマイズはされていないオリジナルです。

Raspberry Pi ZeroRaspberry Pi Zero 2 WRaspberry Pi 3A+
ARM v6(ARM11)ARM v8(Cortex-A53)
オリジナル改良
ARM v8(Cortex-A)
シングルコアクアッドコアクアッドコア
32bit64bit64bit
1GHz1GHz1.4GHz
定価5ドル〜定価15ドル定価25ドル

実際に同じ用途で使ってみないと実感はできませんが、明らかにパフォーマンスは一番高いことが想像されます。その割に発熱が抑えられています。同じサイズに納めたことが驚きですね。

低価格なのに高性能

当初、Raspberry Piは安価で、5,000円以下で手に入ることが大きな魅力でした。その意味から言えば、Zero系はまさに5,000円程度で一式が揃う価格帯です。(本体基板の他にケースと変換ケーブル)

まだ販売しているノーマルZeroは定価5ドルという低価格が売りでした。その後のZero Wも定価10ドル、そして今回のZero 2 Wは定価15ドルです。(日本では2,000円台前半)

CPUが強化された割に価格がそれほど上がっていません。基板サイズがこれまでと同じなので、Zero系ケースを流用できるのは魅力です。

3A+よりも期待できるZero2 W

残念ながら、3A+は日本ではあまり流通しませんでした。少し中途半端な立ち位置だったかも知れません。唯一、3,000円程度の本体価格も、Raspberry Pi Zero2 Wに接続ケーブル等を買い足すと、3A+とあまり変わらない価格になっています。

CPUが強化されたRaspberry Pi Zero2 Wの前では少し利点が無くなってきました。

新しいRaspberry Pi Zero 2 Wは、Python用の専用端末として学習には最適でしょう。普段使っているパソコンにPythonの開発環境を整える必要がありません。SSH接続すれば、普段のパソコン環境から操作できて便利です。

初めてのRaspberry Piなら、比較的に簡単なセットアップで使えるB系のRaspberry Pi 4Bをオススメします。Zero系は用途がデスクトップPCライクではない2台目にいかがでしょうか。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • いつも楽しく読んでいます。
    もう何方かが指摘しているかもですが、
    表の右見出しが
    Raspberry Pi Zero 3A+
    という新しいラズパイになっている模様です。

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