公式ブログからRaspberry Piの生産とサプライチェーンの状況がアナウンス、ビジネス優先供給でエンドユーザーは世界的に在庫なし

Raspberry Pi 公式ブログに財団代表のアプトン氏から現在の生産と供給についてアナウンスされました。2021年10月にOS「Bullseye」のリリースと同じ頃、今回同様に生産についてアナウンスされています。感想としては楽観的だったように記憶しています。

現地時間4/4に公開された状況は、極めて厳しい状態の様子が窺えます。需要が想像以上だったということでしょう。

——現時点ではRaspberry Piユニットを在庫から購入するのは難しいかもしれません。

https://www.raspberrypi.com/news/production-and-supply-chain-update/

詳しくは公式の記事をご覧いただくとして、なんだかなーという印象でした。

この記事の主な流れ

rpilocatorで在庫確認(海外+日本2社)

アプトン氏が言及した「rpilocator」というサイト、これはスゴイ、知りませんでした。Raspberry Piの在庫があるかどうかを把握できます。(一部の海外業者+日本2社のみ)
販売価格も確認できるので、非常に高い価格にしている販売業者も一目瞭然です。

それほど多くの販売業者がリストアップされているわけではありませんが、閲覧した時点で在庫があるのは2つの業者だけでした。エンドユーザー向けの在庫がないのは本当に世界的なことが分かります。

在庫があるのは背景色がハイライトされていて分かりやすい。

日本の業者2社、KSYとSwitchScienceが追加されています。

2020年8月:Region:JAPANでフィルタリングしても、1つも出て来なくなってる・・・。

商業および産業用途の優先

個人客ではなく、ビジネス用途の需要を優先的に応えているそうです。一定の理解はできますが、本来の財団の使命とは矛盾してきました。

資金調達した時点で決まっていたような結果です。平常時ならまだバランスは保てても、2020年から今もなお非常時ですから仕方ない面は理解できます。

とにかく、ビジネス用途を優先しているとアナウンスされたので、エンドユーザーが気軽に買えるのは、まだ今年も難しいなと実感しました。

財団は販売には直接関わっていない

この辺はファンサイトとしては詳しく分かりませんと前置きしておきます。

Raspberry Pi財団は最初から設計だけを担っており、生産や販売といった行為は第三者へ委ねています。そういう意味で、実際にエンドユーザーまでのコントロールはそこまでできないでしょう。

意思決定として機能していても、リセラーの数も多く世界的な販売ですから、思うように行かないのが想像されます。

比較的に在庫が多いRaspberry Pi 400とRaspberry Pi Pico

公式からアナウンスされるということは、Raspberry Pi 400とRaspberry Pi Picoは在庫があるのか、生産を優先しているのか、需要との差が小さいのか、そういうことなのでしょう。

ただ、日本においては、Raspberry Pi 400もPicoも気軽に買える状況でもない気がします。

それに、Picoに至っては、本来のマイコンであってRaspberry Pi とは少し異なっています。Raspberry Pi 4が無いからPicoへ需要は遷移しないでしょう。

Raspberry Pi 400は、財団が掲示してきた元々のミッションに近い端末だと思いますから、Pi 400を勧めるのは理解できます。しかし、Raspberry Pi 400に至っても手に入れやすいとは言えません。特に日本では。

ビジネス用途も大事

Raspberry Piの在庫がないことは、色んな意見があると思います。

販売価格が低価格(基本35ドル)で維持され続けているのも、新モデルがリリースされるのも、大口のビジネス需要に応えてきたからでもあるでしょう。

これがエンドユーザーの趣味用となれば、恐らく低価格も開発も維持ができません。

財団が子供など若い人のコンピューターサイエンス離れを危惧して、Raspberry Piを開発していた経緯を考えれば、子供達に行き渡らないのは本末転倒なことも確かに事実です。

Rレッド

教育関係には優先的に販売していると思いたい。
どうなんだろうか??

とはいえ、Raspberry Piを開発と生産を継続することを考えれば、資金を提供してくれるスポンサーも大事です。

それにビジネスでコンピューターサイエンスが必要にならないと、せっかく子供達が学んでも受け皿が少なくなってしまいます。

これまでバランスは保たれていたのに、新型コロナ禍で崩れてしまったと考えることが妥当でしょう。

苦しい判断には違いありませんが、ビジネス用途を優先した供給によって、人材も必要になったり、日本でも流行ってくれれば、それはそれで良いことだと思います。

生産や供給にアナウンスがあったことで、改めて理解しました。

Rグリーン

円安進行も手伝って、今後もなかなか手に入らず、今後は日本で飽きられるとしたら残念だー。

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