Volumio2で毎日のように音楽を聴いています。手持ちの楽曲以外にもSpotifyで聴く時間が増えました。Raspberry Pi Zero WとpHAT DACを格安パッシブスピーカーに繋いでいるVolumio2でBGMシステムを構築しています。
その際にSpotify Connectと呼ばれる機能が最初理解出来なかったものの、AirPlayとは少し違う意味合いで非常に便利です。
Volumio2との連携で多少の不具合が見受けられても確率が低いのでそこまで気になりません。
この記事では、使用しているSpotifyをラズパイの仕組みで、省スペースで低コストのBGMシステムを改めてご紹介します。
Spotify Connect とAirPlayの主な違い
早速、両機能の違いをご説明します。(間違っていたら誰か補足してください)
これまでAirPlayで音楽をスピーカーに繋がったシステムに飛ばしていた人も多いでしょう。Appleの製品でAirPlayで音楽という形が当たり前になった頃、スマホとの連携で便利だなーと思っていました。
もちろんAirPlayは今も使います。どのアプリケーションでもサッとVolumioに飛ばして聴きたい時に使います。特に複数人の時はPC/Macのボリューム上げるより簡単です。
LibreELECなどで観る映画の音声も(設定を変えないとなりませんが)Volumioへ飛ばせます。
AirPlayの場合
このAirPlayを簡単に例として紹介すると、スマホで再生している曲(何のサービスでも)をAirPlayが出来るラズパイのシステムにWi-Fiで飛ばして再生させるもので、AirPlay接続先が表示されている端末であれば誰でも現在再生している曲を飛ばせます。
パスワードなどが無ければ、ある人がある曲を飛ばして再生中でも、また別の人が別の曲をそのAirPlay先を指定すれば、即座に曲が変わります。
権限が移動する感じです。
これ、3人でも居て、それぞれが「この曲聴いて」とAirPlayに飛ばせば、そのWi-Fi内にあるオーディオシステム(ラズパイなどで構築)のスピーカーから音が出るため、持ち寄った音楽を聴かせ合うのがとても楽しいです。
単に曲の出力先を変更するという意味合いがAirPlayです。無線なので、まさにAirです。
但し、AirPlay送信元であるデバイスのアプリを終了させれば、曲の送信も停まるためAirPlay先から音楽が停止します。Wi-Fiから抜けてしまっても同様です。
Spotifyの場合
一方、Spotify Connectは、Spotifyの専用機能の一つです。

Spotifyを再生しているスマホで主力デバイスをリストアップすれば、AirPlayと同じ動き(結果)として感じるはずです。
実は根本から異なっています。
このSpotify Connect で主力デバイスを指定した場合、指定したアプリ(この場合はデスクトップ版アプリ)は終了させても音楽が停まりません。
Spotify Connect を使って、スピーカー、テレビ、その他のデバイスで Spotify アプリをリモコンにして音楽を再生できます。
https://support.spotify.com/jp/listen_everywhere/on_tv/spotify-connect/
これがAirPlayと異なります。
デスクトップアプリ

コンピューターのアプリからVolumio2へ再生を変えた場合、Volumio2にインストールされたSpotify ConnectがSpotifyと連携して単独で繋がるため、コンピューターのアプリは終了させてもOKなのです。
Volumio2で言うと、AirPlayもVolumio側で対応していないとなりませんが、汎用であり、Spotify Connectは専用なので、Spotifyアプリが例えインストールされているデバイスを持っていても、アカウントが異なれば使えません。
iPhoneアプリ

これまでVolumio2でSpotifyを再生させる場合、VolumioのWEBインターフェイスで操作していました。これでも充分便利なのですが、操作が遅いうえ、見た目として操作しにくい部分が多々ありました。
一覧表示や検索など一定の操作から戻る場合に、トップまで戻らされたり、大ざっぱな操作しかできない印象です。
しかし、Spotify Connectならば、リッチな専用アプリを使えますから、曲を選ぶのも簡単です。
VolumioのWEBインターフェイスでも操作可能

SpotifyConnectで再生していてもVolumio側のWEBインターフェイスで操作が可能です。主にボリュームやスキップでしょうか。現在、Spotifyのプレイリストが表示できなくなっています。(1曲ずつの新曲などだけそのまま表示し再生可能)
基本はSpotifyConnectで制御する形なので、スマホかPC/Mac側で操作しています。
実際、Volumio側のWEBインターフェイスだと操作しづらいので、ディスプレイを繋いで表示用が良いかも知れません。そうすればタッチパネルではなくてもいいですね。
AirPlayと同居も可能
Volumio2はAirPlayに最初から対応しています。
Spotify Connectを使っていてもAirPlayもそのまま使うことができます。

VolumioだとAirPlayのソフトウェアとして「shairport-sync」が使われています。

オンオフのみで簡単です。
友人などから曲を聴かせてもらう場合、自宅のWi-Fiにさえ入れてあげれば、Volumioで再生できます。
Spotifyのプランについて
Spotifyはいくつかプランがあります。Spotify Connectはプレミアムプランのみ利用可能です。
無料プラン | プレミアムプラン | ファミリープラン | 学割プラン |
0円 | 980円 | 1,480円 | 480円 |
シャッフルプレイのみ スキップ不可 広告の中断有り | ダウンロード再生可 高音質320bps 同時再生1(登録5) | 同住所で最大 5 人まで 他はプレミアム同等 | 高等教育機関以上で4年間まで SheerIDで在籍確認 他はプレミアム同等 |
※すべて税抜表示
※記事執筆時点の情報です。詳しくは公式サイトでご確認ください。
https://www.spotify.com/jp/premium/
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Raspberry Pi ZeroWでも快適動作し省電力
恐らくRaspberry Pi で一番便利につかっているのが、このミュージックプレイヤーです。特にZero Wが発売されてからは、設置場所も自由で省電力なため、ほぼ毎日のようにBGMとして流しっぱなしです。
カフェに居るようで、手持ちの楽曲以外に出会うのに最適です。
上手く出来ているのです。プレイリストの中でムードはとても楽しい。気分に合わせてユーザーが作ったプレイリストで悩まずに音楽を再生できるところです。

Volumio自体はインストールも簡単のワンパッケージOSです。そのままでも自分のライブラリを楽しめますが、Spotify、それもSpotify Connect機能なら操作する時だけで他のデバイス類は電源オフでも良いのが気に入っています。
セットアップ方法は以下でまとめてあります。

Volumioも現バージョンであれば安定しています。更にSpotify Connectも流しっぱなしだと、ごく希に接続が切れたりもしますが、概ね安定していますからオススメです。
有料のサブスクリプションをどう捉えるかという考えの個人差はあるでしょう。しかし、1日にすれば僅かに33円で、1日3時間再生させたら時間当たり11円ですからねー。いつでも解約できるというのは安心です。
また、初めての契約の場合、キャンペーンをしていれば数ヶ月お得になります。
もしもRaspberry Piをお持ちか、これから始める人は一度は体験してみてください。費用対効果は抜群です。
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