セット品の中身を検証——【ABOX】のRaspberry Pi 3B+編

レビュー

AmazonではRaspberry Pi の基本セットを色々な業者が売っています。その中でもABOXという販売業者は、Amazonのセールにかかる場合が多く、必ずタイムセール価格で販売しています。それなりに売り上げているようなので、ちょっとセットされた中身を検証してみました。

Amazon内においては一番リーズナブルな価格なので、はじめてRaspberry Pi を揃える際の参考にしてください。

8点のセット

【ABOX】Raspberry Pi 3 Model b+ ラズベリーパイ 3 b+【2018新型】

aboxセット品写真
写真はAmazonより

含まれている中身は以下の本体入れて8点です。リストは左上から順番に記載してます。

  1. MicroSDHCカード32G(NOOBSシステムプリインストール)
  2. カードリーダー
  3. ヒートシンク×2(Raspberry Pi マーク)
  4. 日本語取扱説明書
  5. HDMIケーブル
  6. Raspberry Pi 本体
  7. ケース
  8. 5V/3A スイッチ付電源アダプター

同梱商品を順番にみてみます。

microSDカード

サンディスク製32GBです。SDHC規格でクラス10ですから必要にして充分です。単品販売で1,000円くらいです。

このセットでは、最初からNOOBSがインストールされています。

これは初心者には有り難いですね。電源繋いでスグに試せるというのは楽です。

カードリーダー

abox-microSD-reader

カードリーダーはタイプA、タイプCとあり、USBAとUSB-Cをひっくり返して接続ポートを変えます。恐らく以下の製品でしょう。

1000円の価格で出ていますけど、恐らく通常は500円前後と思われます。なんにしても安いモノで期待はできません。

ヒートシンク2種

ヒートシンクは基板のCPUの上下に付けられます。無いよりもあった方がマシです。ケースの種類によっては効果を実感できます。別に無くても大丈夫に作られています。

ヒートシンク

秀逸なのは、金メッキされている薄い方で、Raspberry Pi のロゴが刻印されていることです。

格安のヒートシンクと性能は変わりません。500円以下で購入可能です。

日本語の説明書

これは親切だと思いますが、8ページほどの内容で、機器名称の説明とNOOBSのインストール画面説明しかありません。これも無いよりはあった方が初心者には優しいことではあります。

ただ、ABOXの公式サイトからダウンロードできます・・・。(https://www.aboxtek.com/pages/manuals-drivers)

HDMIケーブル

一般的な1mで600円程度のノーブランド品だと思います。このケーブル類も品質はピンキリなので、例えメーカー品でも安いモノもあります。

ケーブルですから、品質よりも長さも気にしたいところです。この場合はセット品としては問題ありませんね。

それにHDMIケーブルは量販店で購入すると以外と高い?!ことに気が付きますから助かります。

ロゴ入りケース

RSオンラインと同型?

このケースはRSオンラインのケースと同じデザインです。恐らくRSオンラインの物ではありません。但し、製造が中華圏ならば、出所は同じかも知れません。現在、RSオンラインでは取り扱い中止して販売していません。

そういう物だと思っていればケースとしては全く問題ないと思います。RSオンラインの物だと1,300円くらいしていました。ノーブランド品ならば500円程度でしょうか?

参考:https://jp.rs-online.com/web/p/development-board-enclosures/8193655

USB電源アダプター(スイッチ付き)

abox-usb-adapter

現在のACアダプターは殆どはメイドインチャイナ製です。信頼性はさておき、性能と機能は特筆すべき点があります。

5V/3Aなので、推奨されたアンペア数です。使い方によりますが、従来の2.5AではRaspberry Pi 3B+は不安定になることがあります。CPUを100%で使い続けなくても2.5A以上を安定して出せる意味で3Aなら安心です。・・・もっとも電源自体の信頼によります。

また、ケーブルにスイッチが付いているのは便利です。

ここで電源を入切させるわけではありません。Raspberry Pi は電源投入のボタンがありません。そのため、シャットダウン後に電源を入れるには、コンセントからアダブターのプラグを抜き差ししないとなりません。そういった時、これでONさせるのに丁度良いというわけです。

これも1,500円〜2,000円程度するアダプターの種類になりますので、セットに含まれているのは便利です。

総評

このセット品は、通常の販売価格が1万円を切る価格です。(9,999円など)そのうち、4,000円〜5,000円が販売価格での付属品となります。残りの5,000円がRaspberry Pi 3B+だとすると、およそ当てはまります。

これがセールですと8,000円台になるため、非常にお得に感じますね。

セット品としてはかなり売れている商品だと思います。

実はケースも途中から好評な物に変更されています。以前の画像が残っていないのですけど、販売し始めの頃は異なっていました。(ロゴ入りではない物だったハズ)

また、USB電源アダプターも他と同じように、3+で推奨されている5V3Aに対応したのも評価できます!

他にも意外と嬉しいヒートシンク! 意外と高価なHDMIケーブルまで同梱されていますので、過不足はないうえ、逆によくまとまっています。

唯一、カードリーダーは微妙です。性能よりも自宅に一つも無いなら別ですが、複数個になっても使いようがありませんからね。ここは目を瞑っても良いくらいの価格が付けば断然におすすめのセット品と言えます。

先程も書いたようにmicroSDカードにはなんとNOOBSを書き込んであります! だから、すぐにセットアップが可能です。至れり尽くせりですな。

NOOBSについてはRaspberry PiにNOOBSでOSをインストールする方法も参考にしてください。

こういったセット品で付属物が手持ちと重なってしまう場合は、敢えて本体ボード単体で購入した方が出費は抑えられます。microSDカードなどは複数所持でも構いませんし、ケースもいくつあっても使い勝手はあります。

セットで販売されているRaspberry Pi はいくつか存在しています。内容がそれぞれ異なります。どれを選んでもはじめてのラズパイには丁度良いと思います。

あとはケースのデザインや、点数の多少、microSDカードの容量などで決めて良いのではないでしょうか。

何よりもこちらの業者さんは、ここ1年半くらいを見ていて、常にセット商品の変更を行っています。それもより良い物に変更しているため、とても好感が持てます。クレームがあったのでしょう。それを地道に改善している点は、日本の会社も見習わないとなりませんね。

セット品はRaspberry Pi 3B+本体が5,000円はかかると思って計算しましょう。ご参考にしてください。

補足——注意

ここ3年くらいでしょうか、Amazonでのマーケットプレイス業者に中華圏が多くなり問題になっています。Raspberry Pi 関連も例外ではありません。

こんな実態をどう思います? ケースだけの価格ですよ?!

これ、セール期間中やセール前に販売価格をわざと上げています。当然、買われないようにするためです。テクニックとしては多少理解できます。——EC関係では、まだ商品ページが出来上がっていないけど、取りあえずの価格で載せてしまうこともあります。(いけませんけど)

ただ、あからさまに金額が高いのは、他にも理由があって、セール品に含まれる商品の本当の価格を知られないようにするという意味もあると思います。

それにAmazonの規制がどうなっているのか分かりませんが、セール前に価格が吊り上がっていて、それからセール価格になったとしたら・・・2重価格になってしまいますよね?

この辺りは消費者側でも気をつけない無いと行けません。変な世の中です。はい。

※評価は発売当時の物です。

ラズパイダ

ラズパイダ

学べる楽しむ便利になる。小さいくせにヤケにパワフル。そんなRaspberry Pi をまだ知らない人に伝えたい。様々な場所で利用されているRaspberry Pi を知って「あっ、これもラズパイだっ!」だからラズパイダ!

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