イギリス公式ショップでしか購入出来ないオフィシャルキーボード&マウスがネット販売を開始しました。人気があるのでやっぱりなとは思っていました。現在はPimoroni(UK)とThe Pi Hut(US)のみの取り扱いのようです。スグに増えていくでしょう。
Official Raspberry Pi Keyboard & Mouse
https://shop.pimoroni.com/products/raspberry-pi-keyboard
https://thepihut.com/products/official-raspberry-pi-keyboard-mouse
どちらにしろキーボード配列はUKになっていますから、仮に手に入れても若干使いにくいです。(キートップ印字と異なる入力になるため)日本語配列ではなくてUSキーが欲しいです。
価格

The Pi Hut(US)は単体とキーボードとマウスのセットで購入可能です。Pimoriniはセット品はありませんでした。単体のみです。
価格はPimoroniとThe Pi Hut(US)では異なります。
- キーボード&マウスセット(The Pi Hutのみ) £22(£18.33 (VAT抜き))(3,494円)
- キーボードのみ
The Pi Hut 価格£15.6(£13 (VAT抜き))(2,478円)
Pimoroni価格 £15.5(£12.92 (VAT抜き))(2,462円) - マウスのみ
The Pi Hut価格 £7.3(£6.08 (VAT抜き))(1,159円)
Pimoroni価格 £7.5(£6.25 (VAT抜き))(1,191円)
とても良心的な価格です。またセットは単体よりも£0.9お得になります。約4%です。これも納得の価格差ですね。
Pimoroniはセット価格がなくセットでThe Pi Hutより£1だけ高くなっています。
サイトにも”Black/Grey (Coming Soon!)”と記載があります。いずれ発売する黒とグレーの組み合わせも良さそうですね。
特徴
それぞれの特徴をご紹介します。Raspberry Piを扱う上でよく考えられています。何度かRaspberry Piを使った人は気が付く点です。
キーボード

キーボードの主な特徴
- 省スペース(79キー)
- USB2.0ポート×3つ(Type-A)
- USB type-Bポート×1つ
- Raspberry Piロゴや赤白デザインが公式オリジナル
オフィシャルを謳うだけあって、このキーボードはよく出来ています。先ず、USBポートが3つもある点です。一見するとRaspberry Pi本体には3B+ならば4ポートあるため不要のように思えます。しかし、実際には有線キーボードで1つ占拠してしまう点と、他のUSB機器をRaspberry Pi自体に繋げる点で取り回しに苦労します。
これはもう一つキーボードにあるUSB type-BのポートにUSB A→B変換ケーブルを使って接続すれば、本体のUSBポートは残り3つとなるように、このキーボードも3つのポートが同じように使えます。このキーボードがUSBハブの機能も有している点で優れています。
ただ、これは手元に3つ増えるという意味も正解ではあるものの、本体合わせて残り6つのUSBポートを全て使えるという意味ではありませんね。
電力を要するため規定値を超えられません。排他利用だと考えてください。あくまでも合計で4つのポートならこれまでと変わらずに使えます。
動かないというよりは、物によっては敢えて2つに分けて接続した方が安定する組み合わせもあります。だから敢えて同じ側に2つをまとめるより安定します。


使い方としては、キーボードのUSB type-Bと本体を接続し、本体のUSBポートはそのままで、キーボードのUSBポートにマウスを繋げるということが便利でしょう。
また、USBメモリなども手元のUSBポートから扱えるので非常に便利です。
逆にUSBの外付けHDDなどは本体側という使い方が可能です。(電源アダプターが必要・不必要を問わず)
USBバスパワーの外付けSSDなら手元でも問題ないと思います。
マウス

マウスはスペック的に極々普通の物です。若干、持ちやすそうです。
3ボタンでホイールスクロール式、そしてUSBで接続する有線タイプです。
色がオフィシャルということくらいで、Raspberry Piのロゴも見当たりませんね?? 単体では意味がないので、キーボードとセットで購入したいところです。
この時代に有線?
そう思われるでしょう。確かにケーブルが邪魔です。でも、一番安定しているため余計なトラブルに見舞われることは現代だからこそ皆無でしょう。繋げれば使えるというのは単純明快です。お子さんには特に重宝されると思います。
デスクトップ風に使うのであれば、有線接続の方が確実です。出来れば2.4GHz無線接続がいいと思ってしまいますが、そうなると国別にWi-Fiの申請(日本だと技適)が絡むので違う意味で問題なのだと思われます。
キー配列
キーボードのスペックに”Automatic keyboard language detection”とあるように、自動で言語を検出してくれるとあります。UKのキーボードなら、Raspbian側で勝手に検出して合わせてくれるということです。
そうは言っても印刷されたキートップの文字は変更できません。

79キー配列なので、日本語配列か英語配列でなければ使いにくいです。キーボードは検出されても印字された文字と異なる文字が表示されるため、日本語配列が発売されてからの方が良いでしょう。
ただ、この79キー配列でキーの大きさや配置をみると、非上位使いやすいと思います!
US配列よりもENTERキーがよく使うサイズなのと、バックスペースキーも充分なサイズです。また、カーソルキーがMacのように小さいながらもきちんと配置されているのは使いやすいと思います。
唯一、配列で気になるのは左シフトキーが小さい点ですね。
日本国内ではまだまだ待たないと手に入れられません。その前にRaspberry Pi 3A+の発売が先ですよね?! 同時か?
Raspberry Pi公式のマウス&キーボードがいよいよ実店舗以外でも購入可能になったニュースでした。
買ってみた

買っちゃった!
£25.46だから4,044円です。この時のレートだとちょっとポンドが高かった。
届いたらレビューしますね。
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