雑誌や書籍で学ぶRaspberry Pi 入門

Raspberry Pi 関連の書籍や雑誌は数多く出回っています。そんな中、雑誌がリアルな店舗で手に入らないこともしばしばあります。

Raspberry Pi が日本でも人気が出てきたとはいえ、あまり部数は期待できないニッチなジャンルですから、雑誌が発売日に並ばない、価格が高いといった物が大半です。

主な書籍・雑誌の情報をご紹介します。

こういったジャンルの書籍はネットで購入する方が圧倒的に理に適っています。本来は店頭でパラパラとめくって中身を確かめてから購入したいところではありますが、リアル店舗では1冊入荷されてスグに売り切れるか、はたまたそもそも入荷しないということが多いからです。

目次

ラズパイを手に入れたら読みたいラズパイマガジン

Raspberry Pi の雑誌で有名なのは日経BP社のラズパイマガジンです。制作は日経Linux編集ですね。

ノウハウとして制作手順が写真で分かりやすく、電子工作やプログラムといった高度な部分もプログラムコード記載でじっくりと読めます。

ただ、少し専門的な部分も多いので、初心者ははじめての特集のような号から読むのをオススメします。分からなくても時間が経てば理解してくるので、古い号もしばらくしてから読み直すと良いでしょう。

※2022年は年2回の発行になってしまいました。

ラズパイの特集号だけは読みたい日経Linux

日経Linuxはラズパイマガジンと同様の日経BP社による雑誌で、こちらは奇数月の隔月刊誌です。毎月8日発売です。

こちらはLinux全般なので、何号かに1回はRaspberry Pi の特集になります。毎号で扱ってはいても小さいので、これも特集されていれば読みたいですけど、ラズパイマガジンと被りますね。

元々、この雑誌から派生したムック本がラズパイマガジンですから、より詳しくLinuxについて知りたい時は便利です。コマンドとか、Raspberry Pi に特化しないLinux共通の話題などです。

日経Linux系の雑誌は「なか見!検索で」少し中が立ち読みできるのは、Kindle版ユーザーにとっては嬉しい限りです。

手元に置いておきたい単行本Raspberry Pi のレシピ

実に247本収録された「レシピ」がその時々で参考になるRaspberry Piクックブック 第3版は初めてからしばらくは活用できます。

サンプルコードも満載なので、そのまま試せます。第3版が出るなど情報も更新されているので安心です。
どうしても時間が経つとOSのバージョンアップなどやハードの進化によって設定方法などが変わってきます。

このクックブックはKindle版がないのは残念です。読みにくいかも知れませんがKindle版なら更新されますので何度も買い直さなくて済みますからね。大きなタブレットがあればオススメなんです。

日本語版が良いでしょう。

私は敢えてオリジナルの「Raspberry Pi Cookbook: Software and Hardware Problems and Solutions」を所持しています。英語が苦手でなければこちらもオススメです。

coockbook

800ページもあるので読み応えはバッチリ! 自分のは英語だけどね・・・。

電子工作の入門書ならこれ

電子工作を学ぶという意味の入門書ならカラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作 作って動かしてしくみがわかる (ブルーバックス)がオススメです。
こちらはKindle版の方が安いので、更新されることも考えるとお得です。

ただ、どちらにしても古い情報にはなると思いますから、他の雑誌やWEBの情報と合わせて読み替えてください。

話題のディープラーニングもRaspberry Pi で

同じ作者のカラー図解 Raspberry Piではじめる機械学習 基礎からディープラーニングまで (ブルーバックス)も好評です。

こちらは話題のAIについてです。読んでいるだけで何かのヒントも得られますし、単にお手本通りに実行すれば習得できます。AIの入門書としてオススメです。

こちらはKindle版も同じ価格設定ですからお好みで。

コマンドリファレンスは1冊あると便利

Raspberry Pi OSはLinuxに分類されます。一般的にはまだまだ知られていないOSかと思います。

まだLinuxのデスクトップ環境がここまで安定していない時代、書籍はあっても難しいのが多くて困っていました。

所持している本は、浅く広く網羅していて小さな本でしたから、手元に置いて必要な箇所だけ調べて使っていました。

現在はインターネットもあるのでそんなに困りませんが、検索ではどうしてもピンポイントというのは難しい。

こちらのLinuxコマンドに関して、Raspbianの利用ならDebian系ですから、Debian専門でも良いでしょう。どちらにしても刊行された年が古い物が多いのでバージョン違いなどには気をつけてください。

リファレンスという言葉通りに参考するつもりで使うと良いでしょう。

ただ、第3版とはいえLinux系は非常に古い本(2015)なのでサラッと読むことをオススメします。

Python言語も

同じシリーズに、Pythonだけもあります。

Pythonはプログラム言語です。Raspberry Pi でメディアセンターを構築する場合などでは必須ではありません。しかし、何かしらの仕組みを作るならPythonでコードを書くこともあります。

そもそもRaspberry Pi はそういう使い方の方がメインですからね。だから、やはり全部は分からなくても、多少の知識があるとより一層楽しめます。

Pythonは他のプログラム言語と比べて簡単だと言われます。個人的にもそう思っています。ほんの少しのコードなら難しくありません。

Raspbianのターミナルで使うシェルコマンドと合わせて利用しても便利です。短い1〜2行のコードでも実現できることは多いですよ。

私はPythonをはじめて触った時の基本はコレでした。

python-reference2009
表紙の色が薄くなっているのは元のデザインですよ

ただ、Pythonは2.6系から3系で記述が異なります。これは2009年と古いので、現在は役に立ちません。

その後に読んだのは入門と名が付くシリーズです。こちらは未経験者なら分かりやすい印象でした。

インストールからロボットまで幅広く初心者向けの単行本

初心者向けではあるものの、最後はロボットまで動作させようという非常に貪欲な構成の「やさしくはじめるラズベリー・パイ ~電子工作で簡易ロボット&ガジェットを作ってみよう~」も初めてにはオススメです。

インストールはもちろん電子工作の部分(Lチカとか)、カメラに音声認識、そしてサーボモーターも使ったロボットまで網羅していますね。ある程度知ると半分くらいしか参考になりませんが、基本を抑えるのには最適です。

こちらもKindle版の方が安いです。

アイディアのヒントになる書籍

Raspberry Pi ではじめるDIY スマートホーム」のような書籍は、直接的に何かを解決させる目的ではなく、自分でやりたいアイディアに繋がることがあります。

一見するとかなりマニアックだなーと感じていましたが、Raspberry Pi の造型も深く内容はとても参考になりました。

著者は技術同人誌などで活躍されているそうです。・・・技術同人誌?なんてあるんですね。まだまだ知らないことが多いです。

ここで紹介されている中でも、特にAmazonEchoとの連携や、NFCの仕組み作りには興味が沸きました。ラズパイダでもNFCとカードリーダーをトライしてご紹介しています。

Raspberry Pi でアレコレしたいけど、どうしたらいいのか答えが見つからない人にはオススメです。ただ、難しいなーと思ってしまわれても困りますが、私のようにノンプログラマーでもそれなりにできるのがRaspberry Pi の良い所です。情報がたくさんありますからね!

流石に、ここまでホームオートメーション化はしませんが、サンプルコードも閲覧できますから、見様見真似でトライするのも良いかと思います。

ラズパイダでもNFC意外にも、OpenJTalkなどは自分でもトライして上手く行きました。この本を読んでアイディアを巡らせてください。

コンピューターサイエンスなら

Raspberry Piに興味を持たれたら、ちょっと難しいコンピューターサイエンスを学ぶのはいかがでしょう。

Raspberry Piで学ぶコンピュータアーキテクチャ」は、コンピューターサイエンスの基本であるプロセッサ、メモリ、ストレージ、ネットワーク、オペレーティングシステム、プログラミングなどを歴史も踏まえRaspberry Pi で解説してます。

552ページにも及ぶボリュームから、基本を知るには充分な内容でしょう。

本書はRaspberry Pi財団共同創始者Eben Upton氏も共同著者に名を連ねていることから、ある意味でRaspberry Pi 公式とも言えそうです。

”未来のプログラマ、コンピュータ設計者のため”とあるように、エンジニア志望の学生さんには読んでもらいたい1冊です。

私は非エンジニアですが、Raspberry Pi のバイブルとしても、コンピューターサイエンスのバイブルとして価値があると思います。

この本は2016年に英語版として販売されており、「Learning Computer Architecture with Raspberry Pi 」は当時はUS30ドルでした。

今回、日本語版として2019/9/17にオライリージャパンから発売されています。

身近なRaspberry Piを題材にコンピューターサイエンスを学ぶにはちょうど良いでしょう。(難しいけど)

無料ならオフィシャル雑誌のThe MagPi Magazine

当サイトでもご紹介しているRaspberry Pi オフィシャル雑誌のThe MagPi Magazineはもちろんオススメします!

英語が苦手・・・? 写真も豊富で簡単な英語ですよ。更に最新の情報にも触れられます。
何よりも無料でダウンロードは可能です!

定期購読の電子書籍と紙媒体は有料ですけど、PDFのダウンロードは無料なんです。知っていました?

ラズパイマガジン73号表紙

PDFは確かに重たいファイルにはなります。電子書籍と違い、読み込みには時間がかかりますけど、デスクトップでもスマホでも読めるのは有り難いです。PDFですから気に入ったページは印刷してもOKです。

何かの雑誌や書籍を買う前に、The MagPi Magazineを読んでみてください。

情報の鮮度に気をつけてください

紙媒体の雑誌は仕方ないことですけど、どうしても情報が古くなります。また更新もされません。Kindle版があれば更新もされることがありますから多少は問題ありません。

確かに読み安さで言うと紙ベースの方が読みやすいとは思います。大きなタブレットならばKindle版のような電子書籍は目的のページにすぐにアクセスできるポイントは高いです。

WEBの情報もまた鮮度に気をつけましょう。どうしてもバージョン違いなどがあります。当サイトも同じです。(間違いや古い情報はご連絡ください)

それでも電子書籍はデスクトップに表示すれば、WEBの情報と同じようにコピペできるから便利ですよね!

ラズパイダも情報の更新に気をつけていかなくてはなりませんね。

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