あけましておめでとうございます。
Raspberry Pi 情報ブログ「ラズパイダ」にたくさんのアクセスがありました。ありがとうございます。
新年一発目は、「小学生向けラズパイの準備」として安価なRaspberry Pi Zero W/WHでの準備をお届けします。
2020年から始まる小学校のプログラミング必須化に備え、今から慣れておくのは必要だと思っています。
現在、幼稚園/保育園に通うお子さんがいる親御さん、IT系が苦手な教師の皆さんに送ります。
Raspberry Pi Zero W系は高い?
Raspberry Pi Zero W本体は安価な価格です。しかし、インターフェイスといって接続するポート類は限られており、特にLANケーブルを繋げるイーサネットポートがありません。これはRaspberry Pi 3A+も同様です。
そのため、ポートを増やすため、USBハブにイーサネットポートが付いたアダプターも必要になります。
その分高くなってしまうんですよねー。
もちろん、Wi-Fiを使うことが前提ならば必要ありませんから、初めからWi-Fiで接続することは考えておいてください。
もしもイーサネットポートが必要ならば(LANケーブル繋げる)、昨年発売した3A+でもなくノーマル3Bか同じく昨年発売した3B+の方がお手軽であまり価格も変わりません。
Wi-Fiで接続する?
Wi-Fiを使う → 3A+、Pi Zero W/WH
古い機種は色んな意味で面倒になることがあると思うのでオススメしません。現在だと1A+、1B+、2B+、Pi Zeroです。
もっともなかなか手に入りにくい状態ですから、間違って購入することも確率は低いとは思います。
モニターはどれを選ぶ?
Raspberry Pi をスタンドアローン(ケーブル繋げて操作する)ならば、モニターが必須です。
いわゆるパソコンと同様に本体にキーボード、マウス、モニターを接続して使うのが手軽で基本でしょう。
実際に電子工作にしても結果が見えた方が理解し易いため、初めての場合はそういうカタチになると思います。
では、どういったモニターを選ぶべきか悩みますね。
子供用に10インチのモニターは最適です。しかし、ちょっと割高になることと、日本製はありません。サポートも含め、トラブル対応が難しいため、余っている通常のモニターが実は見やすいうえにコストパフォーマンスも良いです。
仮に新品でも、モニターのジャンルは安くなりましたから種類もかなり選べます。
10インチなら1万円しますけど、21.5インチワイドでも1万5千円台で購入できます。大は小を兼ねるので、新品でも大きな価格差はありません。
セールならば1万円を切る価格で24インチ以下なら手に入るでしょう。個人的にも先日9,400円でDELL製24インチモニターをゲットしました。新品です。
12,000円前後から21.5インチ以上のモニターが購入できます。
ステイホームならRaspberry Piでホームスタディはいかが?
但し、スピーカーが付いていない場合があります。確認してください。
子供には勿体ないと思います? それならばご自身のモニターを新調してお下がり形式なら一石二鳥ですね。
もちろん10インチならお子さんでも簡単に持ち運び出来ますから、投資として買い与えてもお子さんによってはスグに回収できると思いますよ。
キーボードとマウスは2.4GHz無線タイプ
これは確実性から言えば有線タイプが最適です。無線タイプは乾電池駆動が多く省電力のためにスリープします。連続して使用はできるにしても、スリープしない方が分かり易いです。
復帰するのに押したキー入力を取りこぼさない性能のものも多くなりましたが、接続が不安定であったり、タイムラグがあったりする低性能もまだまだあります。そして何よりも少し高価です。
無線タイプは2種類ありまして、Bluetooth接続型と2.4GHz無線接続です。特にBluetooth型は注意が必要です。
もう一つ、省スペース型が売りなだけに、キー配列が変則的です。これも学校などのキーボードと違い細かな部分で使いにくいと思います。
玄人ならブラインドタッチもできますから、あまり支障はありませんが、これから利用する人には難解になってしまうでしょう。
有線の物ならマウスとセットの製品もあります。この場合、無線式となり、マウスが無線は良いのですけどキーボードも無線になります。
では、無線はダメかというとそうでもなく、ラズパイダとしてオススメしたいのは、2.4GHz無線接続のタイプです。
これならUSB型レシーバーをRaspberry Pi に差すだけで、接続は安定しているためです。
およそ1,500円前後となり、キーボード1,000円、マウス500円の感覚ならば安い部類だと思います。
学校で習う前提ならばフルキーボードをオススメします! 省スペース型は慣れてからの方が良いでしょう。混乱しますよ。
※ちなみに英語が書かれているメインの英語キー配列は世界標準です。その周りにあるキーは種類により異なります。
電源アダプターは2.5A
意外と知られていないのが、電源類のアンペアについてです。これはRaspberry Pi に限らず、必要なアンペアが製品によって異なります。
少ないアンペアでは上手く動作しません。
Raspberry Pi も電源アダプターの接続口がmicroUSBーBのためスマホの電源が使えると思う人が本当に多い!
スマホは基本は1Aしかありません。タブレットでも2Aか2.4Aです。
一方、Raspberry Pi 3B+、3A+は2.5Aが必須です。Zero系に限っては1Aのスマホ充電器でもOKです。
単体で電源アダプターを買う場合は2.5Aを選んでください。およそ1,500円前後になります。
小学生用パーツ構成まとめ
大人でも子供でも初めての場合はどれを買えばいいのか迷うのは同じでしょう。
2019年以降はRaspberry Pi 3A+が廉価版の主力になると思いますので、Wi-Fiで接続してあげて揃えるのが最適だと思っています。
Wi-Fiで接続する場合は3A+
1. Raspberry Pi 3A+ 恐らく3,000円台前半※日本未発売
2. 本体ケース 1,000円以下
3. 電源アダプター2.5A 約1,500円前後
4. microSDカード16GB 約800円
5. キーボード&マウス 約1,500円
6. 21.5インチモニター 約12,000円
合計 約20,000円
LANケーブルで接続する場合は3B+
1. Raspberry Pi 3B+ 約5,000円
2. 本体ケース 1,000円以下
3. 電源アダプター2.5A 約1,500円前後
4. microSDカード16GB 約800円
5. キーボード&マウス 約1,500円
6. 21.5インチモニター 約12,000円
合計 約22,000円
HDMI接続モニター
モニターはお古をあてがうか、既に所持している場合は費用がかかりません。別にワイド画面でなく4:3でも問題ありません。但し、4:3のモニターは接続方式が恐らくDVI接続です。HDMIではないので、更に変換するコネクターが別途必要になります。
全て揃えるのにモニターが占める割合が大きいため高く感じます。モニターはHDMI接続ならどれでも構いません。お古でも良いので、そこでコスト削減してください。
ケースは透明なら楽しい
ケースに関してはデザインも価格もピンキリですけど、お子さんの好奇心を刺激するためにも透明のケースが望ましい??と思っています。中身が見えるというのは通常のパソコンではありませんからね。
更に、電子工作もすることを考えると、20ピンあるGPIO端子はアクセスしやすいケースが良いと思います。
お家にレゴブロックがあるのなら、それでケースを作るのもオススメします。お子さんに作らせれば、より一層に興味を持つでしょう。
さいごに
お子さんが難しいなーと思っている時、Raspberry Pi を多少でも使えるか知っていると、親御さんがサッと助けてあげれば尊敬されること間違いなしです!
新年を迎えたので、今年こそRaspberry Pi に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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