私は趣味が高じてRaspberry Piのサイトを運営しています。
これまでに購入してきたRaspberry Piの数は手元に残っているだけでもザッと20台を超えてきました。ケースやmicroSDカード、拡張基盤のpHATなどや、手元を離れた物も合わせたらエラい数です。
台数が多くなるには理由があります。
ラズパイ1台になんでもさせず、用途ごとに使い分けているからです。これから手を出そうとしている人からしたら、「ちょと何言っているのか分からない」かも知れません。
ご安心ください。
1台でもmicroSDカードを取り替えることで、別のOSや別の使用方法に変更できます。それならば最新モデルが1台あれば十分に楽しめます。
自分が皆さんよりもたくさんRaspberry Piを購入してきた経験から、サイト内の記事では「これはオススメ!と思われる商品」や、少し面倒な「インストール・設定方法」をご紹介しています。
ここではセット品で始められるように選びました。
最初にどれを買おうかな、とお悩みであれば参考にしてください。
なお、新型コロナウィルス禍のため、Raspberry Piに限らず世界的に半導体を使った製品が品薄です。2022年以降は徐々に元に戻ってくるとは思われますが、リンク先が売り切れの際はご容赦ください。
購入して良かったRaspberry Piセット品3選
Raspberry Piに慣れてきた今でも、セット品は必要なケーブルを用意する面倒が無いため何度か購入しています。
基板のみとして販売されているラズベリーパイ単品では、ケース以外にも電源やmicroSDカード、ケーブルなどが必要になるからです。
公式からもセット品が販売されるようになりました。しかし、日本国内ではライセンスや技適のため、国内の各販売店が独自に組み合わせたセット品を購入することになります。
Raspberry Pi 本体はどこで購入されても同じです。手軽に始めるには、一式揃っていた方がやりたいことへ直ぐに取りかかれます。
Raspberry Pi 4単体販売
本体基板の単体販売の中でもRaspberry Pi 4メモリー8GBは定価75ドルと一番高い価格です。
Raspberry PiはRSオンラインとelement14の2社が生産しています。地域、国別にリセラーが存在します。日本の消費者へ届くには更にもう1〜2段階のリセラーを経由する場合も多い。
RSオンライン日本価格は約9,800円前後です。
価格は販売店によって異なりますが、単品を目安にセット品を吟味しましょう。

セットになった商品
セット品のオススメは…、
2021年夏以降、Raspberry Piの供給が間に合っていません。売り切れや価格高騰になっています。
しばらく手に入りそうもない状態です。
時期が来たらベターな3つをご紹介していきます。



セット品のメリット
Raspberry Pi の最初の1台を購入するのに、何がどうだかよく分からないのは仕方ありません。
初めはセットになったRaspberry Piを購入し、必要な付属品の性能や種類を真似て、次から個別に購入すると良いでしょう。
- 付属品の種類を調べなくてイイ
- 購入してすぐに始められる
- 個別に購入するよりも少しだけお得
モデルによって異なる規格
HDMIケーブルの種類、USB電源アダプターの必須アンペア数の違い、ラズベリーパイのモデルによっていくつか異なっています。
Raspberry Pi 4 と過去モデルとの違い例
- ラズベリーパイ側がmicroHDMI端子
- 電源は5V3Aが必要
USB電源アダプターとしてAnker製の電源コア等が使えるため、これまでと異なりRaspberry Pi専用品では無くても良くなってきました。(※2021年現在、公式から発売されている電源アダプターが、実は日本の技適を通っていない)
セット品であれば、付属品のスペックを気にすることはありません。
特に電源アダプターは、安定動作に5V3Aが必要です。(※ラズパイ4)スマホやタブレットのアダプターではアンペア数が足りません。お気をつけください。
適したモデル
汎用的に使えるRaspberry Pi はモデルによって性能が異なります。当然ながら価格も異なります。
使う仕組みによってはオーバースペックになったり、コストが高くなるのは避けたいでしょう。同じように購入してから性能が足りないと気づくのも嫌なものです。
ザックリですけど、現在手に入る各モデル別に適している用途をご紹介します。
モデル | 主な用途例 | 購入しやすさ (2021年) |
Raspberry Pi 400 | お子さん向け学習 プログラミング等 | △ |
Raspberry Pi 4B | ファイルサーバー デスクトップPCライク | ◎ |
Raspberry Pi 3B+ | メディアサーバー デジタルサイネージ | ○ |
Raspberry Pi 3B | Wi-Fiを重視しない3B+の代用 | △ |
Raspberry Pi Zero WH | データの計測 | △ |
Raspberry Pi 3A+ | HDMIを重視するZero系の代用 | △ |
Raspberry Pi は汎用的に使えますので、あくまでも各モデルの特徴を活かした使い方例です。
今後、新しいモデルが登場すれば、用途や購入のしやすさも変わっていくでしょう。
予め各種の情報をご存じの人や、2台目の購入を検討している人は、セット品ではなくても良いです。むしろ、使ってみてから感じる不都合から、もう少し良い周辺機器に変更したくなるものです。
でも、面倒だから私も未だに買ってしまうけど…。

※おすすめしている商品は適時、更新していきます。