Raspberry Pi Picoがラズパイの新しくラインナップに加わりました。RaspberryPi財団によって設計されたRP2040マイクロコントローラーで、CPUにデュアルコアArmCortex-M0+を採用し、最大で133MHzで動作します。
SRAMとして264KB、フラッシュメモリーとして2MBがそれぞれオンボードされています。
Raspberry Pi Picoはいわゆるマイコンのため、一般的なPCやこれまでのラズパイのようにOSを実行することはできません。
形状からも分かるように、ArduinoのAdafruit FeatherシリーズやSparkFunシリーズと同じようなボードです。Adafruitでも「Adafruit Feather RP2040」として発売予定です。
マイクロコントローラーがESP32ではなく、Raspberry Pi ArmCortex-M0+で高性能という点が異なります。
Arduino同様、以前にご紹介した「ようこそM5Stack!はじめてのレビュー(M5Stack Gray)」のM5シリーズのように、外部で開発したプログラムを転送して実行させる形になります。
ブレッドボードや専用のキャリアボードなどに接続し、豊富なインターフェイスを使って使用します。
CやMicro Pythonでプログラミング出来る点も、ArduinoやM5シリーズと同じのため、既に経験している人にとっては敷居は低いでしょう。
このRaspberry Pi Picoは、人気を二分しているArduinoのRaspberry Pi版といった側面が感じられます。これまでのRaspberryPi のように全く新しい製品とは異なり、Raspberry Pi Zero よりも小さい新製品とはなりません。
ラズパイブランドのマイコンボード?!
ArduinoとRaspberry Piをそれぞれ使っている人にとって朗報と言えるリリース情報です。
価格も子供や学生にも嬉しい僅か4ドル。日本では550円前後で発売される見込みです。
OSを使いたいならRaspberry Pi OSの3B+、4B、400、Zero系になります。
