Raspberry Pi 公式ツール「Raspberry Pi OS Imager」がバージョンアップしました。先日、Raspberry Pi OSもバージョンアップした時から僅かな期間でツールソフトが更新されました。
OSイメージのダウンロードとmicroSDカードへの書き込みができるツールソフトとして標準ツールとなっています。
主な変更点
真っ先に分かるのはメニュー構成の変更です。画像で比較した方が早いのでご覧ください。
カテゴライズが変わっています。
目的別、メディアセンター別など新しく分けられています。
すべてをザッと目を通しても各OSのバージョンに変わりはありませんでした。ちょうど前回の更新から、Raspberry Pi 400の表記が目立ちますね。
アイコンが変わった

メインのRaspberry Pi OS以外、シンプルな白黒アイコンへ変更になっています。公式のメインとカテゴライズを区別するためと想像します。
…と言っても、メインメニューのカテゴリーアイコンだけなんです。中は各ブランドの色付きままでしたね。
公式サイトのデザインリニューアルなどもこのところ細かく行われていて、サイトのメニューの言葉(HackSpace MagazineがHackSpaceへ変更など)も表現方法の修正が垣間見られます。そもそもサイトの上部メインメニューもだいぶ変わりました。
確かにRaspberry Piはダサ…、デザインがおざなりだったとも思えるので、統一された言葉やデザインで綺麗に分かりやすくなってきていると思います。
データ収集?
このご時世、データをサーバーに送られることは神経質になります。そういった配慮からも公式ブログでも丁寧に説明されていました。
このデータ収集は、Raspberry Pi ImagerでmicroSDカードへ書き込む際、どのOSイメージを選択したのかを計測する目的とあります。人気ランキングを作りたい、といったものです。
無論、それ以外の個人情報は保持も送信もしないと明記され、オプトアウト(拒否する)方法もgithubに公開しているとあります。
選択した計測値は確認できる
この人気投票ともいれるカウントは、専用のページで公開されています。
You can see which OSes are most often downloaded too, on our stats page.
見に行っていただければ一目瞭然です。一応、キャプチャも載せておきます。

6つに別れていました。
上部に日別、週別、月別で最新OSだけのダウンロード数がパーセンテージでランキングされています。
下部には同じく日別、週別、月別の全ての種類(旧バージョン含む)のダウンロード数となっています。
まだ始まったばかりですので、あまり差はありません。メインのRaspberry Pi OS以外だと、Ubuntu→ RetroPie→ LibreELECの順番なんですね。今後が楽しみになりました。
個人的には、LibreELEC→ OMV5→ moOde audioですね。
The measured ranking doesn't include many customized OS, so it's a little less attractive.
”カスタマイズされたOSがあまり入っていないので、計測されても少し魅力が薄いランキングですね。”
アップデート方法は再度ダウンロード
Raspberry Pi Imagerは単体でバージョンアップ機能を持っていません。最新版を公式サイトのダウンロードページからダウンロードして上書きインストールして更新します。
見た目よりもこの辺を更新して欲しいところではあります。
あと、メニューをスクロールするのが見づらい・・・。
ダウンロードと書き込みは簡単に
ちょうど2020年春頃からこのツールによって個別にOSのイメージをダウンロードしなくなりました。(別途にできます)
そして1つのツールソフトでmicroSDカードのフォーマットと書き込みが可能になったのは便利です。
昨年頃から初期設定ウィザードの充実もあり、特に調べなくてもスンナリと始められるのではないでしょうか。最初からコマンドで設定という場面も少なくなっています。
ラズパイダとしてもまとめることもないくらい簡単になっています・・・。
Raspberry Pi Imagerの更新情報でした。
参考:https://www.raspberrypi.com/blog/raspberry-pi-imager-update/