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openmediavault(OMV4)でWEB-UIに接続できない場合の解決方法

omv-webui-issu-title作ってみた!
この記事は約6分で読めます。

これまでこのラズパイダで人気の記事「初心者でもラズパイでNASサーバーを作ってみよう!」に多くのコメントやフォーラムへの書き込みをいただいた中、どうやら同じような不具合に出会っている人が多く見受けられました。

そこでインストール過程を再現してみたところ、やはりIPv6アドレス関連でのエラーに出くわしました。

※今回再現したバージョンは「OMV_4_Raspberry_Pi_2_3_3Plus_4.img.xz(2019-07-17)」です。以前のバージョンやその後のバージョンアップによっては、解消されていることもあります。

私自身、昨年にインストールした時は、このような現象には出くわさなかったと記憶しています。恐らくバージョンアップで変更されたのかも知れません。

最近、このコメントが多くありましたので、まとめてみました。お試しください。

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WEB-UIが表示されない原因

OMV4をインストール&セットアップする際、セットアップはWEBのUIへログインして別のマシンから行います。

手順として以下のように6段階です。最後の部分で様々な設定を施して運用します。

  1. Raspberry Pi 向けOMV4のダウンロード
  2. microSDカードへ書き込む
  3. 電源を入れてRaspberry Piを起動
  4. 起動したRaspberry Piに繋いだキーボードでrootでログインし、パスワードの変更
  5. 別のマシンからOMV4ログインプロンプトに表示されているIPアドレスへ接続
    ここでログイン画面が出ずエラー画面になりWEB-UIが全く表示されない!
  6. ・・・WEB-UIにて各種設定をする

ここでログイン画面が出ずエラー画面になりWEB-UIが全く表示されない

エラー画面(GoogleChromeの場合)

このサイトにアクセスできません

本来はこのようにログイン画面が表示されます。

ウェブログイン画面

エラーの画面は存在しないページで表示される物です。繋げる場所(IPアドレス)が間違っているか、電源が入っていないなど、存在しないわけです。

しかし、OSとしてOMV4は起動していますよね。

つまり、サーバー機能である「nginxサーバーサービス」が起動していないためです。

次のコマンドをOMV4を起動しているラズパイにキーボードを接続して確かめてください。

systemctl status nginx.service

恐らく、有効ではなく赤い文字で次のように記載されていると思います。

Active: failed 〜

本来ならば、OMV4が起動している段階で以下のようにアクティブになっていないとおかしいです。

Active: active (running)〜

存在しないため接続できないわけです。であれば、サービスが何故?起動していないのか・・・。

WEB-UIの設定ファイルにIPv6とIPv4の記述があり、IPv4は80番ポートを使う記述と、IPv6アドレスで指定する[::]も記述されていました。

どうやらこれに引っかかりnginxサーバーサービスがstop(停止)させられています。

初めての起動からnginxサーバーサービスが動いていないということで、WEB-UIで接続出来なかったと思われます。

仮に起動後にnginxサーバーサービスを手動でスタートさせれば、問題はないと思われます。

しかし、その場合仮に再起動した時はまた同じ状態になってしまうので、次のWEB-UI設定ファイルを修正する手順で対応してください。実際に試して、この修正で回避ができたことを確認できました!

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設定ファイルの修正方法

まだ起動したばかりのOMV4ですが、いきなり設定ファイルを修正します。OMV4を起動させたラズパイにキーボードを繋いで以下のコマンドで開いて修正します。(rootでログイン後、パスワードを変更した状態で作業します)

nano /etc/nginx/sites-available/openmediavault-webgui

最下段付近にある次の記述を修正します。

・・・
        fastcgi_pass unix:/var/run/php-fpm-openmediavault-webgui.sock;
        fastcgi_index index.php;
        fastcgi_read_timeout 60s;
        include fastcgi.conf;
        fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
    }
    listen [::]:80 ipv6only=off;
    include /etc/nginx/openmediavault-webgui.d/*.conf;
}

下から3行目にあたる箇所をコメントアウトして、以下のように修正します。

listen 80;
#listen [::]:80 ipv6only=off;
include /etc/nginx/openmediavault-webgui.d/*.conf;

このようにlistenポートをIPv4の80番ポートのみに変更しました。

——元の記述(listen [::]:80)は、IPv6アドレスとポートを指定しています。

もしくは・・・、

listen 80 ipv6only=off;
include /etc/nginx/openmediavault-webgui.d/*.conf;

ipv6のみはオフという形でもOKです。

これを保存してから、nginxサービスをスタートさせます。

systemctl start nginx.service

再度WEBブラウザから、OMV4のIPアドレスを叩いてください。スンナリと繋がります。

当然ながら再起動してもnginxは稼働しています。

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まとめ

この不具合の現象だと、現バージョンではすべての人が当て嵌まるような印象です。私も通常手順に従っても起きてしまいました。しかし、WEB-UIの設定ファイルを1行だけ書き換えることで回避はできますので、試してみてください。

これらは想像するに、OMV4側とnginx側の双方で変更があったためと思われます。

nginxでも昨年から問題になっていたようで・・・。

この問題が発生するかどうかは、おそらくホストのネットワーク設定方法に依存します。nginxを開始する前にネットワーク接続した場合に起こるのではないかと思われます。本来なら、nginxがスタートしてからネットに接続するプロセスなら良いのではないでしょうか?

参考:https://mattgadient.com/fixing-cannot-assign-requested-address-for-nginx-ipv6-on-ubuntu-18-04/

※どうやらこの記事現在、多くのシステムでnginxサーバーが正しく動作していない模様です。

openmediavaultについてはGitHubにて問題が共有されています。他にもたくさん不具合が残っているようです。(特にOMV5)
また、Raspberry Pi 4での運用もリリースから数ヶ月ですので、これからも何か出てくるかも知れません。
参考:https://github.com/openmediavault/openmediavault/issues

※コメントをいただいた”まきジャックさん”の情報を元に、ラズパイ4とRaspberry Pi 用OMV4で不具合解消を再現しました。コメント寄せていただいた皆さん、情報をありがとうございました。

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