エミュレーターではないのがポイントです。今回は、apt installのコマンドでインストールできるゲームを5つご紹介します。
これらゲームはOSS(Open Source Software)で有志により更新されています。海外ではこうやってプログラミングやデザインの技術を磨いているんですよね。日本でももっと根付くと良いのになと思ってしまいます。
Raspberry Pi 4のスペックからも、シミュレーション系やパズル系でまとめてみました。
すべて昔からLinuxでは有名なゲームなので、ご存じの方も多いかも知れません。
今回はRaspberry Pi 4で実際に起動してしばらく遊んでみたので、安心してインストールしてみてください。動作確認済み!
micropolis

これは正に1990年に日本で発売された「初代SimCity」です。Windows95やスーパーファミコンでハマった人も多いのではないでしょうか。
このMicropolisは、Electronic Arts/Maxis製の初代SimCityの基になっています。
sudo apt install micropolis
Frozen Bubble

これはパズルボブルが元です。操作も簡単で、基本的にカーソルキーだけで楽しめます。
sudo apt install frozen-bubble
本家の最新版は任天堂Switchですか・・・。
公式:http://www.frozen-bubble.org/
FreeCiv

有名なゲーム「Civilization」のクローンです。
こういうストラテジーゲームは好き嫌いが分かれますが、Raspberry Pi の性能には合っている種類です。
sudo apt install freeciv-server freeciv-client-gtk

最初から日本語化されています。
これがオリジナルのCivilization。シリーズを重ねています。
公式:http://www.freeciv.org/
FreeCol

こちらもCivilizationのクローンです。Colonizationのオープンソースバージョンという位置付けです。
やはり最初から日本語化されているのは有り難いですね。

公式:http://www.freecol.org/
The Battle for Wesnoth

The Battle for Wesnothはターン制の戦略ゲームです。
これはかなり快適です。グラフィックも繊細で綺麗。音楽もいい。ゴシック調の雰囲気も良く出来ています。
何より驚くのが最初から上手く翻訳できている日本語です。まるで日本向けのゲームみたい。


そして現在も盛んにアップデートされています。
sudo apt install wesnoth wesnoth-music
動作はかなり安定していますね。
ファンサイト:https://wikiwiki.jp/wesnoth/
プレイしてみて
個人的に思うのは、ゲームはゲーム機で遊ぶのが最適だと思います。お金が掛からないオープンソースゲームよりも、それなりのお金を出したゲームコンテンツには到底敵いません。
しかし、中には非常にクオリティが高いゲームも存在しています。
それもその筈。商用のエンジニアが手掛けていたりすることもあるからです。
今回ご紹介した5つのゲームも楽しく遊べてしまうのは困ったものです。無料なのに!
コマンドを一行をコピペすればインストール完了でスグにプレイできます。はじめてRaspberry Pi 4を手に入れた方は、動作確認という意味でもぜひ実行してみてください。
OSSをコンシューマー機と比べることはナンセンスでです。それでもお金も掛からず時間が経つのを忘れるくらい楽しめますよ。