ラズパイで動くMX Linux がメジャーアップ、Ragout2(beta)

約1年前に正式リリースされたRaspberry Pi版MX Linuxがメジャーアップデートしたので再び試してみました。これが、思いのほか軽く、使いやすくなっていて非公式のOSとしてオススメできます。

2021年にリリースされた「Raspberry Pi Community Respin 21.02.20」のメジャーアップ版で、Ragout2(beta)と命名されています。(またベータか)

2022年2月2日リリース時点で、本家Raspberry Pi OSは既にBullseyeでウィンドウマネージャはGTK3、こちらはMX Linux独自のFluxboxを採用しています。

Debian 10 (Buster)が元になってるのは安定性を重視しているからと記載がありました。

Raspberry Pi 4で使えるOSとして改めてご紹介しておきます。

目次

世界で人気のMX Linuxもラズベリーパイで

LinuxOSの中で、世界的1位の人気であるMX Linuxが、Raspberry Pi 4で動いてしまうことが素晴らしい。

以前のCommunity Respinでは少し動作が重かった。

その後もRaspberry Pi公式フォーラムでも話題になっていたのを、久しぶりに読んでいたら、ちょうどメジャーアップデートしたと知り、早速1年振りに試してみました。

今回使用したバージョンは「MXFBPi_22.02.01.img.xz」です。

ダウンロード先
https://sourceforge.net/projects/mx-linux/files/Community_Respins/Raspberry%20Pi/

いつものように、Raspberry Pi ImagerでmicroSDカードに書き込むだけです。

軽い、軽い!

ウィンドウマネージャーにXfceが採用されているだけあって、とにかく軽い!

microSDカードで起動しているのに十分な軽さです。Xfceでも見た目は及第点で満足行くでしょう。

デスクトップのメニューには、ちゃんと「raspi-config」が開けるアイコンもありました。

日本語環境へ

見慣れたraspi-configをRaspberry Pi OSと同じように設定していきます。

これで再起動後は日本語表示とWi-Fiなどが完了です。

これら設定は、現在のRaspberry Pi Imagerなら、最初から設定させた状態で書き込むことが可能になっています。MX Linuxでも適用可能です。

日本語入力ソフトをインストール

日本語入力ができるように、Mozcをインストールします。

sudo apt install fcitx-mozc

日本語フォントは色々ありますが、有名なnotoが入っていなければインストールしておきます。(確か入っていた)

sudo apt install fonts-noto-cjk

これで日本語入力も可能になり、最低限は困らないでしょう。

Webブラウザ

WebブラウザはChromiumとFirefoxも最初から入っていました。前回は自分でインストールしたと記憶しています。

使った感覚として、Chromiumがスムーズでした。左メニューと下部メニューのアイコンはFirefoxです。

設定するソフト

設定するツールは、raspi-configとは別にMX Linux用のMXツール、セッティングマネージャーがあります。

クイックショットは、scrotコマンドでいえば、オプション-sと同じで、アイコンをクリックした後、撮りたい場所をクリックすると、そのウィンドウの画像が取得できます。

被っている部分があるので、セッティングマネージャーからアクセスした方が便利でした。

セッティングマネージャー
MXツール

設定周りは、PCでMX Linuxを使っている人にはお馴染みなのでしょう。MXツールは一定の支持があると聞いています。

バージョン情報

MXのバージョンは少し古く19.4となっています。PCの最新版は現時点でバージョン21です。

音声が出ない?

Youtubeの再生も軽く感じました。

ただ、Youtubeの音声が出ないことに遭遇すると思います。これはアナログ出力が優先されているためです。内部デジタル出力に変更すれば音は出ます。

Open Mixerから再生タブにある内部オーディオを選択すればOK。

しかし、Firefoxだけ違う。

前回の音が出ないバグから解消しているとはいえ、Firefoxでは再生の度に変更が必要だったり、音が出なくなったり安定しません。イジっていたら今は音が出なくなった…。

Chromiumは一度設定すれば大丈夫でした。

Youtube以外の動画は試していませんが、現時点ではChromiumの方が動作も軽く普通に使えます。

これまでで一番良いかも?

Raspberry Pi 4用という括りでいえば、Manjaroが軽かったです。軽さでいえば、体感的には同等になります。

個人的にArch Linuxから派生しているManjaroは、パッケージ管理システム(pacman)に慣れておらず、苦手意識がありました。

その分、MX LinuxはDebian系なので、Raspberry Pi OSと変わりなく操作できます。(特にaptコマンド)

最新のRaspberry Pi OS Bullseyeは、コマンドを意識することなく使えるようになってきたので初心者には優しい作りになっています。

それでも本家以外ならMX Linuxは十分にアリだな、と思える安定性でした。

見た目はある程度は好みに変えられますので、最初から軽い仕様以外も玄人好みなのかな?

1年前にベータ版から正式版になり、その後のアップデート、そしてRagout2 betaとなって使いやすくなりました。今度はSSDドライブから起動で使ってみます。まだの人は是非!

Rレッド

オススメです!

参考:

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