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moOde audio playerとラズパイゼロWでSpotify Connectとローカルファイルを楽しむ

moode-titleインストールと設定
この記事は約15分で読めます。
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Volumio2のSpotifyプラグインがおかしく、毎回のようにプラグインを有効/無効しないとまともに再生しないので、他のMPDを探すことにしました。ローカルの音楽やWebラジオは問題はありません。恐らくSpotifyプラグインやSpotify connectの問題なので、しばらく別のMPDを搭載したディストリビューションを試してみようと思いました。

Volumioは見た目も良いので気に入っています。iOSアプリもありますし、現在はSpotifyを聴かないならオススメです。

プラグインさんがご乱心なので・・・仕方なくチェンジ!

Raspberry Pi Zero WH
+ moode audio
+ Pimoroni pHAT DAC
+ Openmedeiavault(OMV)NASに置いた音楽ファイル

このように変更して楽しんでみたいと思います。moode audioは意外と簡単なセットアップで済みました。どうぞ参考にしてください。

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moOde audio player

最近のWebUI を備えたMPD系だと、Raspberry Pi3B系を推奨している物が多く、Raspberry Pi Zero Wは蚊帳の外です。

でも、どうしても「Raspberry Pi Zero W」とPimoroni「pHAT DAC」を使いたいので探していたところ、最近になってisoイメージで配布し出した「moOde audio player」が良さげに思えました。(これまでイメージファイルは無かったと思う)

パイグリーン
パイグリーン

moode audio playerが正式名称なのか、moodeなのか、moode audioなのか、ネットにはたくさんの言い回しがあって情報を検索するのに困る・・・。

イメージファイルがあればmicroSDカードに書き込めば済みます。Volumioなどと同じですね。

Moode Audio Player is a derivative of the wonderful WebUI audio player client for MPD originally designed and coded by Andrea Coiutti and Simone De Gregori, and subsequently enhanced by early efforts from the RaspyFi/Volumio projects.

https://github.com/moode-player/moode

Volumioにも携わった人みたい。これなら期待できそう。
それにビジネスとしてはこのカスタマイズ版を販売しているようです。

サポートしているDAC

更にVolumioだと中身はRaspbian Jessieですが、この「moOde audio player」はRaspbian Busterです! 対応している機種にRaspberry Pi Zero Wとか見つからなかったが動作しましたし、pHAT DACもバッチリです。

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ダウンロードとインストール

イメージファイルのダウンロードは公式サイトのトップにあります。ダウンロードのリンク先はGitHubでした。

ダウンロードhttps://moodeaudio.org/ ダウンロードしたのは「moode-r630-iso.zip」

GitHubにインストールガイトのテキストファイルがあります。詳しいので、この記事と合わせてそちらも参考にしてください。https://github.com/moode-player/moode/blob/develop/www/setup.txt

microSDカードの準備

Raspberry Piへの導入は、いつもの通り、microSDカードへbalenaEtcherを使ってzipでダウンロードしたイメージファイルを書き込んで、Raspberry Piを起動させるだけです。

その後はAPモードで接続してWi-Fiのセットアップをすれば、次からは家庭内Wi-FiでWEB-UIを使って設定の続きが可能です。

初心者には少し分かりづらいと思います。

moode audioのセットアップ手順
  • APモード
    APモードで接続

    ネットワークの設定でmoodeにWi-Fiアクセスポイントを設定する。

  • 通常のWi-Fi
    WEB-UIで設定を続ける

    いつもの家庭内Wi-Fiに接続し直して「moode.local」でWEB-UI画面を出して設定を続ける。

事前準備ファイルならもっと簡単

APモードを使わない場合は、すぐにSSHが利用可能なようにファイルを作成しコピーしておきます。

同じようにWi-Fiの設定ファイルもコピーしておくと便利です。
詳しくは過去の記事「Raspberry Pi のWi-Fi設定を事前に用意しておこう!」を参考にしてください。

SSHだけが有効でもターミナルから接続してWi-Fiの設定が可能です。その後は同じようにWEB-UI画面から設定を続けられます。

仮にWi-Fiの設定のwpa_supplicant.confファイルも用意できれば、起動後にいきなりWEB-UI画面へ入れるという訳です。

分からない場合(事前にファイルを用意しない場合)

分からない場合は、そのままRaspberryPiで起動して順番にセットアップしていきましょう。

この記事では何も準備しないでAPモードで接続してセットアップしていきます。

また、今回は、moOde audio player 6.3.0をダウンロードしました。これがめちゃくちゃダウンロード速度が遅い。1.4GBくらいなのですが、想像よりも遅いので気長に待ちましょう。

moode audioのセットアップ(APモード)

Etcherで書き込んだmicroSDカードをRaspberry Pi Zero WHに接続して電源を入れます。この時、pHAT DACも接続したままで行いました。

今回のmoOde audio playerを導入した構成

  • Raspberry Pi Zero WH
  • microSDカード 8GB
  • Pimoroni pHAT DAC

SSHで接続する場合、Raspberry Pi Zero Wなので2分くらい待ってからの方がいいでしょう。
この記事では接続先を、APモードで用意されたIPアドレス(SSID)に操作するマシン(PC/Mac)から繋ぎます。

以下は初期設定されている内容です。

moode audioにもVolumio同様にAPモードがあります(アクセスポイントモード)

  • APのIPアドレスは「172.24.1.1=moode.local」
  • SSID名(ch6):Moode
  • パスフレーズ: moodeaudio

SSHの初期設定

  • 初期ユーザー名:pi
  • 初期パスワード: moodeaudio

moOde audio playerへAPモードで接続する

ここでは、APモードに繋いでWi-Fiの設定など最低限の設定を先に済ませます。

Wi-Fiのアクセスポイントに「Moode」と出るので、そこへ繋ぎます。この時、操作するマシンはインターネットに接続できなくなります。Moodeとピアツーピアになるわけです。

画像はMacOSです。Moodeが見えますね。

接続のパスフレーズは「moodeaudio

その後に「http://moode.local」とWEBブラウザから接続するとWEBUIのプレイ画面が出てきます。

その後、右上にある「m」マークからネットワークの設定画面へ移動します。

接続した操作側のマシンと、moode audioが入っているラズパイ(今回はRaspberry Pi Zero WH)が直接繋がるわけです。

もちろんこのままでは意味が無いので、moode audio自身が家庭内Wi-Fiに入れるように先に設定をします。

後ほど記載しますが、この時にIPアドレスを固定IPで設定してあげると便利です。DHCPで自動取得だと、どのIPアドレスが割り振られたか調べないとなりません。

DHCPで自動取得しても、ホスト名で接続すれば名前解決してくれて接続はできます。

ネットワークの設定

接続直後

上の画像のような画面がWEBブラウザに表示されればOKです。

右上にある「m」からConfigure、Networkと辿ります。mってメニューのこと?だと思いますがとてつもなくシンプルなんだなー。

ネットワークの設定

ネットワークの設定でWi-Fiの項目を設定していきます。

今回はRaspberry Pi Zero WHで構築していますので、上部のEthernetはありません。仮にラズパイ3Bなどでしたら有線LANであるEthernet側を設定してください。

埋めていく箇所は、基本は5項目です。(DHCP接続)

SSIDは「SCAN」ボタンを押すと、家庭内Wi-FiのSSIDを取得してくれます。押した後、SSIDのドロップダウンボタンから選べます。

パスワードとWi-Fiの国名を選んでDHCP接続なら終了です。

パイグリーン
パイグリーン

Countryでは国名が沢山出てくるので、キーボードのJキーでJordanやJapanのJ頭文字国名に移動するよ!

今回は固定IPで設定するので、更に下にボックスが現れます。

画像を参考に自分の環境に合わせてみてください。

一番上、Staticを選んで固定IPで設定しています。

Country以下、IPアドレスにmoode audioに割り振りたい番号を入れ、Netmaskを選んでください。これは家庭内のネットワーク環境に依るので、この記事の画像と全く一緒ではダメなことがあります。

Gatewayというのはルーターの場所です。ゲートウェイルーターは壁から生える線から一番近いルーターのことです。大概は1番です。

環境に依るので、一般的なルーターとプロバイダなら経験上、192.168の後に「0.1」「1.1」「24.1」などがよく見かけます。ただ、こういった環境は自分でも変えられますから、あくまでもデフォルト環境でということです。

関連記事IPアドレスとネットマスクを理解しよう!

最後にPrimary DNSは、一般的な家庭ならルーターと同じ番号で構いません。SecondaryDNSは空白でOKです。

システムの設定

システムの設定項目も簡単です。

Timezone(タイムゾーン)がJapan、Keyboard Layout(キーボードレイアウト)はjp、この2箇所の設定でOKです。

Host nameとBrower titleはデフォルトで構いません。好きな文字列で名前を付けてください。

ここのHost nameが、このWEB-UI画面に入る時の文字列になるので、そのままの方が分かり易いと思います。

ホスト名は先程のWEB-UI画面へ入る青文字の部分です。

http://moode.local

Auidoの設定

次に、pHAT DACから音を出したいので、audioの設定をします。Raspberry Pi 3B+などでHATを使わないなら、デフォルトのままで大丈夫です。

今回はPimoroniのpHAT DACです。そのまま選べばOK。SETのボタンを押して左上のSAVEボタンだけです。再起動するようにメッセージが出ます。

再起動後にChipの制御オプションが選べるとありましたが、どうやらpHAT DACには何も無いようです。

これで最低限の設定ができたので、次は家庭内Wi-Fiに接続させてWEB-UI画面に戻ってきます。

APモードで接続は終了

最初と同じmマークのメニューからRestart→Rebootを選び再起動させましょう。

これでAPモードで接続するのは終わりです。

再起動すれば、家庭内のネットワーク環境にmoode audioが参加しているので、普通にWEBブラウザへ「http://moode.local」と入力すれば、先程と同様に設定が行えます。

操作側のマシンもいつも通り、家庭内Wi-FiのSSIDに戻っていると思います。(※SSID:Moodeに繋がないでください)

次は、Spotifyも利用したいのと、そしてNASを動作させていれば、マウントさせる音楽ライブラリの設定をします。

Spotifyの設定

ここはそれなりにハマりました・・・。というよりドキュメントに記載が見つからず、公式のフォーラムで同じような質問があったのを見付けました。

このmoodeはAuidoの設定のSpotifyの項目をONにするだけなんです・・・。

あれ? プレミアムアカウントのユーザー名とかはどこに入れるの?? Raspotifyみたいに設定ファイルを直接触るの?? と全く記載がない!

要するに、spotify-connect-webが既にインストールされていて、ユーザー名などの資格情報は操作するアプリから自動取得するので設定の必要が無いということでした。

The Spotify renderer automatically fetches the credentials from your Desktop or mobile Spotify app.
「Spotifyレンダラーは、デスクトップまたはモバイルSpotifyアプリから資格情報を自動的に取得します。」

http://moodeaudio.org/forum/showthread.php?tid=1869&highlight=spotify

そうやって書いておけ!と言いたい。

どうしてもVolumio2のプラグインの考え方で見ていたので全く気が付きませんでした・・・。

結局、Spotifyコネクトですから、デスクトップやスマホのSpotifyアプリからmoode spotifyを選べばOKということでとっても手軽です。AirPlayみたいな感覚で使えるという訳ですね。

ちなみにEdit Spotify Configからビットレートを320へ変更しておきましょう。デフォルトは160になっています。あと音量もお好みで。

ライブラリの設定

ネットワーク上にある音楽ファイルをライブラリに登録します。

今回はこのサイトでもご紹介したOMVで構築したNASの音楽ファイルを登録します。

関連記事ラズパイ4とOpenMediaVault(OMV4)で少しまともなNAS構築

ライブラリの設定では、画像のように設定できればOKです。緑のチェックマークが出ていてマウントできています。

Createで新規にマウント先を登録します。

Type(タイプ)SMB(Samba)
Path(パス)SCANを押して選んだ後、EDITで更に細かく設定
UsetID(ユーザー名)OMVで設定したユーザー名
Password(パスワード)OMVで設定したユーザーのパスワード
Name(ネーム)ここは表示させるだけなので任意でOK

ここではOMVで設定した通りに設定するだけです。

注意点が2つ

NASを登録(マウント)する際、気を付ける点が2つあります。

うまくマウントできない場合に確かめたりトライしてみてください。

サーバーの共有フォルダへのパス

先程のPathの部分をEDITボタンで修正できます。この際、ホスト名で構わないのですが、環境によっては名前解決出来ないこともあると思うので、サーバーのIPアドレスを指定する方法も試してください。

また、パスのフォルダごとに分ける記号は「/(スラッシュ)」です。Windowsなどの¥マークやLinuxなどの「\」ではなく、スラッシュで構いません。

最後にスラッシュで終わらない形で表現します。(Musicフォルダ=/Music)

マウントオプションでSMBのバージョン指定

私は今回、これがハマりポイントでした!

デフォルトだとMount flagは「vers=1.0,ro〜」となっています。

以前にLibreELECやVolumioでvers=1.0指定で古いSMB形式を敢えて指定しないとダメだったように、今回は逆にvers=3.0を指定することでファイルが表示されました。

Sambaはvers=1.0をサポートしなくなりました。OMVで構築した際、新しいバージョン形式がデフォルトだったのでしょう。敢えて3.0を指定してください。少なくてもOMVのNASとはそれでファイルにアクセスできます。

お使いのNASの環境によっては、vers=2.0やvers=3.1も試してみると良いでしょう。

細かい事はさておき、ここの指定が間違っていると、NASはマウントできてNASにもアクセスできるのに、ファイルが一覧に出てこない現象になります。

プレイヤーが分かりづらい

WEB-UI画面からメインのプレイヤー画面を操作しようとすると、非常に分かりにくいインターフェイスになっていたので、1つご紹介します。

画面はプレイリストの画面です。左側に自分のプレイリストが表示されます。

使い方の考え方が異なるのですが、NASからファイルを選択しても一旦はプレイリストに入るだけの挙動です。設定で変えられますが、すぐに再生させようとしても、プレイリストに入る形です。

その辺は触ってイジってもらえば良いとして、下の画像の赤い矢印部分のバー?のような物をクリックすることで、NASとかファイルを選べる画面が出てきます。

これはなかなか気が付きませんでした・・・。

Spotify Connectへ接続

スマホやMacOSなどのSpotifyアプリから接続先を選んでSpotify Connectに接続させます。AirPlayと異なる点は、スマホなどのアプリを終了させても、moodeはSpotifyと単独で接続を続けますので便利に運用できます。

この時にmoode.localのWEB-UI画面を見るとSpotify再生中は操作ができないようになっています。

運用方法として、スマホのSpotifyアプリとは別に、ローカル(NAS)の音楽ファイルを演奏するのにyaMPCを購入しました。課金せずとも使えるのですが、検索とジャンル別一覧から選べません。

現在はこのyaMPCくらいしかiOSでは適当なアプリが存在しません。

左:moode spotifyを選択 | 右:yaMPCの設定

ウェブブラウザからの操作でも良いのですが、少し使いづらいのと古い考え方のオヤジとしては、直感で操作できる専用プレイヤーが最適です。

他にも良いアプリがあれば教えてください。

最後に

この記事では細かい音楽用の設定は載せていません。小角に疎いからです。それに、最低限の設定でも充分に楽しめます。

moode audioは思ったよりも簡単にセットアップが可能です。

ハマりポイントはいくつかありましたが、記事内でご紹介しているので、引っかからないでしょう。

Volumioと異なり、Spotifyのプレイリストを見ながら操作する訳では無く、あくまでも他のアプリからの操作のため物足りないと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、それで動きがおかしくなったり、重くなったりするよりは快適に利用できます。

元々、Volumio2でもSpotify Connectが中心でしたから私は満足です。

ローカルファイルとの曲の切り替えもスムーズです。今のところ、Spotifyのポッドキャストやラジオなどを操作できない?か固まってしまいました。moodeを再起動で直りましたので、プレイリスト以外は対応していないと思われます。(Raspberry Pi Zero Wだからか?)

今後は、moode audioのバージョンアップで機能の追加や、長期間の使用に耐えてくれることを祈ります。

Volumio2のSpotify pluginに辟易していたら、飽きてしまったら、このmoode audioもオススメです。