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ラズパイ4にも対応している軽量でクールなOS「Manjaro」はアリ

manjaro4rpi4b-title Raspberry Pi
この記事は約10分で読めます。

ManjaroはArch Linuxと互換性があるOSです。全くの独自に進化しています。シングルボードコンピューターのRaspberry Piでも軽快に動作します。

ラズパイ4はメモリーも1GB、2GB、4GBのモデルから選べますから、4GBであればパソコンのようにデスクトップ環境で使用することも可能です。

そこに軽量のOSが搭載されていれば、より一層快適に使えるだろうと思い、調べてみました。

追記 日本語入力の設定部分を書き換えました。

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見た目がクールで軽いと評判のManjaro

ネットで検索しても非常に評判が良いらしく、肯定的な紹介サイトが目立ちます。

ローリング・リリースの形態を取っているのも安心感が高いです。ローリング・リリースはシステムを頻繁に更新していくリリースモデルのことです。(Ubuntuがそう)

Manjaro_logo_text

キーワードとして、

  • 軽い=XFCE
  • 安定=ローリング・リリース

見た目もカッコイイ!ですね。

しかも、ARM8版のイメージもありますからRaspberry Piにも最適されているということです。

ダウンロード

早速、ダウンロードしてみます。

このようにARM v8とあります。

Raspberry PiのCPUはこのARMです。

Raspberry Pi のCPU
  • Raspberry Pi 4B:Broadcom BCM2711, Quad core Cortex-A72 (ARM v8) 64-bit SoC @ 1.5GHz
  • Raspberry Pi 3B+:Broadcom BCM2837B0, Cortex-A53 (ARMv8) 64-bit SoC @ 1.4GHz

従ってラズパイ4でもOKということになります。

イメージは、Raspberry Piという名で2つ存在しています。

※名称が「Raspberry Pi 4 XFCE」とありますが、この4は「for」の略でしょうか??

Raspberry Pi ARMv8用のイメージはデスクトップ環境が「XFCE」です。LinuxではメモリーやCPU消費量が少ないXFCEはパフォーマンス重視で、古いパソコンでも快適に動作することで有名です。

いくらRaspberry Pi 4が高スペックになったと言われても、そこはシングルボードコンピューターですからPCと比べれば非力です。それでもXFCE環境なら軽快です。

画像の赤枠の右側がMINIMALとあり、デスクトップ環境がないイメージです。RaspbianでいえばLite版です。

Manjaro-ARM-xfce-rpi4-19.08.img.xz

https://manjaro.org/download/arm8-raspberry-pi-4-xfce/

初回セットアップ

microSDカードから起動すると、デスクトップ画面が出る前にセットアップが開始します。ユーザー名からパスワード、タイムゾーンなど、Raspbianで言うところのconfigです。

以下の画像を参考に進めてください。

特に注意する点としては、初めのユーザー名とパスワードの設定の後、rootのパスワードを別途指定する必要があります。

また、グループを決める箇所は、デフォルトで構いませんので、何も入力せずにそのままENTERキーで進めてOKです。

日本語表示へ

再起動後に立ち上がったデスクトップ画面では、恐らく日本語は文字化けしていると思います。

先ずは日本語環境に設定します。
※今回のテストでは、英国のキーボードを繋いでいたため、配列はGB(UK)にしました。

インストール直後は豆腐と呼ばれる文字化けと呼ばれる状態だったので、メニューから辿りたいと思っても何がどこにあるか分かりませんから、マウスを使ったGUIではなくコマンドで設定します。

以下、日本語で書かれた専用のwikiページを参考にしてください。

https://wiki.manjaro.org/index.php?title=メインページ_(日本語)

日本語フォントの導入

noto-fonts-cjkはGoogleフォントです。

sudo pacman -S noto-fonts-cjk

変換するIMはfcitxで、mozcはGoogle日本語入力のオープンソース版です。

sudo pacman -S fcitx-mozc

設定ツールも合わせてインストールします。

sudo pacman -S fcitx-im fcitx-configtool

この際、GTKなどはどれを入れるか訊かれるので、ALLであるそのままENTERキーでOKです。
(GTK2、GTK3、GTK4、QT4,QT5すべて必要みたいだから全部入れで)

これらの設定は実はアプリケーションの追加と削除からも行えます。しかし、お伝えしたように文字化けの状態では何が書いてあるのか読めませんからターミナルでの作業となります。

※この辺はRaspberry PiにインストールするManjaroと、一般的なPCへインストールするのとでは、若干の違いがあるかも知れません。

画像のようにとてもスッキリしたメニューです。配色のせいか、日本語の文字も読みやすい。アイコンもシンプルです。

再起動やログオフしなくても、フォントのインストールだけで日本語に変わると思います。

一度、念のためログオフしてログインし直します。(再起動でもOK)

デフォルトでIMが起動するように設定

まだ日本語の入力はできないと思います。

下記の「キーボード入力の設定でハマった・・・」にあるようにキーボードのキーレイアウト(キーマップ)でハマる恐れがあるため、やり直しました。

最終的には、このまま以下の作業(~/.xprofileと~/.bashrc)を実行して日本語入力が可能となりました。

入力メソッドの設定で日本語キーボードを追加

メニュー→設定→Fcitxの設定か、タスクバーのキーボードアイコンを右クリックして設定のどちらかで入力メソッドの設定をします。

画像のように”一番上にキーボード-日本語”、2番目にMozcが並んでいればOKです。

もしもこうなっていない場合、恐らくUSキーボードなどがあれば、それは下部にあるマイナスマークで削除し、プラスマークで日本語キーボードを追加してください。

更に、上部にあるタブで全体の設定で、入力メソッドのオンオフを両方設定してください。最初は左側にか設定されていないと思われます。

ja_JP.UTF UTF-8の設定

en_US.UTF UTF-8とja_JP.UTF UTF-8のコメント(#)を外す。

sudo nano /etc/locale.gen

ジェネレートします。

sudo locale-gen

~/.xprofileと~/.bashrcを作成&追記する。

存在しないと思われるので新規になります。

nano ~/.xprofile
export LANG="ja_JP.UTF-8"
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
export XMODIFIER="@im=fcitx"
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx

こちらは存在するので、最終行から3行を追記します。

nano ~/.bashrc
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

再起動すれば反映され、日本語入力の設定は完了です。

標準のアクセサリであるMousepadというメモアプリでテストしました。遅延もなく快適に打てました。

一応、もう一度Manjaroのインストールから再現してみたので、この記事執筆時点では、この手順で問題ありません。

fcitx-diagnoseで診断する

上手くいかない場合、診断できるコマンドがあります。

fcitx-diagnose

問題を発見できないかも知れませんが、情報としては一度実行してみる価値はありそうです。

余談:キーボード入力の設定でハマった・・・

これはキーボードに依るところもあるため、絶対とは言えないと前置きしておきます。

今回、英国(GBやUK)のキーボード、Happy Hacking keyboard Lite2(US)、K380Bluetooth接続の日本語キーボードの3種類で試しました。

これが厄介でした。

ターミナルやログインといった入力では、UKのHHKしか入力できず、他のキーボードではキーマップの関係か入力できても有効になりませんでした。

ロケールを日本語にしていて、KeymapをUSやUKやJPなど試したものの、上手く動作しませんでした。

この組み合わせの問題だと思いますが、訳が分からなくなってしまいまして・・・。

このManjaro、Archlinuxを使う場合、純粋なUSキーボード(101)の方が良いかも知れません。もしくは、jp106のキーボードですね。

運悪く、私の手持ちが無かったのでまだ検証できていません。

HHKに限っては数字の部分は5と6しか打てず、他は全く認識しません。HHKについては過去に同じ目に遭った記憶があるので、私の環境だけだと思います。

あれこれやり過ぎたため、何が原因か分かりません。(最終的にはUKキーボード1枚で設定しました)

コマンドで調べたり設定を変えるのは以下が役立ちます。

それぞれ、実行してみてください。何か間違いに気がつけるかも知れません。

  • locale
  • locale -a
  • localectl

ターミナルで設定したいのに、その文字が打てない?! 卵が先か、鶏が先かのループでした・・・。

https://wiki.manjaro.org/index.php?title=日本語の設定

AURであるyayのインストール方法

ManjaroはArchLinuxです。通常のソフトウェアのパッケージシステムはpacmanです。しかし、かなりの部分で、コミュニティからのインストールに迫られることがあるでしょう。

それはAURという勝手サイトみたいな管理パッケージからインストールできます。pacmanではなくコミュティベースのリポジトリというわけです。

AUR = Arch User Repository

このAURというのも厄介でして、色んな種類があります。ArchLinuxはスグに色々と変更するみたいですから、ネットで探しても古い情報しか無く難儀しました。

現在、いくつかある中で、yayというのを使うのが2019年ではベターでしょう。

yayのインストール

作業用フォルダの作成(なんでもいいです)して移動

mkdir ~/temp
cd temp

gitからダウンロードして、そのフォルダに移動

git clone https://aur.archlinux.org/yay.git
cd yay

そしてmakeします・・・。

makepkg -si

エラー!

==> エラー: オブジェクトファイルをストリップするために必要な stripバイナリが見つかりません。

どうやらbase-develをallで再インストールしないとダメみたい。

sudo pacman -S base-devel

気を取り直してもう一回、makepkg

makepkg -si

行きました!
これでまずyayが入った。バージョン調べてみよう。

yay --version

バージョンでればOK

色んなソフトウェアがこれでインストール可能です。

インストール方法は

yay -S パッケージ名

pacmanとは別にあるので、ちょっとだけややこしいですね。

おすすめできる

Arch Linuxのパッケージマネージャである「Pacman」コマンドはaptに慣れている分、やはり戸惑いはあります。

またArch User Repositories(AUR)というパッケージマネージャもArch Linux同様に使えるのですが、これはイマイチ分かりにくいかも知れません。(古いタイプの人間には特に・・・)

ただ、総じてManjaroはRaspberry Pi 4でもスムーズにインストールも利用できるOSだと思いました。とても軽量なうえ、見た目はシックかつクールで、OSとしての安定性も感じます。

最初に日本語の設定をしてしまえば、デスクトップ環境で使用するのはRaspbianと同等か、それ以上に感じました。

何よりも軽いというのはステキです。

Raspberry Pi 3B+でも、Raspberry Pi 4BでもRaspbian以外で最もおすすめできるOSと言えます。

※同じ時期にDietpiとUbuntuMATEをRaspberry Pi 4へインストールしてみましたができませんでした。

軽くて安定しているということは当たり前かも知れませんが、シングルボードコンピューターには大きなメリットです。

Raspbianだけでは飽きたな、という人は、一度別のmicroSDカードを使ってManjaroを使ってみてください。

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コメント

  1. Archlinuxがarmに対応しているのは聞いたことがありましたが、manjaroも対応していたんですね!

    archlinux armのものですが、
    https://archlinuxarm.org/packages
    一応ここからパッケージの検索ができるようです。

    パッケージを検索してわかったのですが、cinnamonもarmに対応しているんですね…
    ノーパソのarchlinuxにてcinnamonを使っているのですが、意外といいんですよね。これ
    ただcinnamonはラズパイ環境下では重いらしく…
    ラズパイのスペックがあがれば使いたいですね!

    • いつもありがとうございます。
      cinnamonはムリっぽかったので、Manjaroにしてみました。
      ただ、archlinuxに全く慣れていないので、やはりDebian系が使いやすいと改めて思いました。
      Manjaroは軽さでいえば、Raspbianより綺麗で軽いと思いますね。