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初心者でもラズパイでNASサーバーを作ってみよう!

Raspberry Pi でNASサーバー 作ってみた!
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Raspberry Pi は設定や機器を追加して色んな機能を持たせられます。もちろんNASサーバーも可能です。Raspberry Pi は買ってLチカやったものの、さて次はどうしようか? 勉強するためだけでは飽きちゃうなー。実用的に使えれば買った甲斐があったものです。

 

個人的にはメディアプレイヤーって高いですし、あまりPCに詳しくない人には一般的ではありません。慣れていれば設定も苦になりませんけど、面倒なことは事実です。

当ブログでは各種デバイス用にセットアップして実際に使うことを前提にRaspberry Pi の情報をお届けしています。

しかし、どうしても専門的に見えてしまいます。

 

実際にコードを書いて紹介していてもリアルな知人には「面倒だなー」と言われることもしばしばです。そこで、やはりラズパイダとしては、なんとか簡単に手間を減らして、実用的な使い方をお手軽に導入してもらいたいと想い、いくつか記事にしています。

 

でも、難しいですよね。いや、面倒か・・・。

今回はNASという物を家庭内に設置して、家族で撮影した写真や動画などを転送し、それをテレビで映して楽しんだり、自分のスマホで閲覧したり、単にバックアップ場所にしたり、そういう使い方の前提として、先ずはNASのセットアップを(難しいところを極力省いて)ご説明したいと思います。ご参考にしてください。

NASサーバーとは?
NAS(Network Attached Storage)の略で、ネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスクのことです。

今回使用した物

openmedeiavault-nas4

  1. Raspberry Pi 3B(ノーマル3B)
  2. 透明ケース
  3. microSDカード16GB(Team製はオススメ)
  4. USB2.0外付けHDD——(これはケースとハードディスクと別々)※何でも良いです。USBHDDのフォーマットは事前にext4などへフォーマットする必要があります。
  5. openmediavault(NASサーバーOS)
  6. モニター——モニターは確認用で繋げました。後で取り外します。
  7. キーボード——これも後で取り外します。rootのパスワード変更のみ使用します。
  8. LANケーブルは接続しておいてください

USBハードディスク

インストール方法

今回使うopenmediavaultはいくつかのインストール方法があります。Raspberry Pi 用に調整されたイメージが配布されています。それをインストールします。ファイルを間違えないでください。

ダウンロード場所

ダウンロード場所は以下のURLから

openmediavault - Browse /Raspberry Pi images at SourceForge.net
The open network attached storage solution

 

下にフォルダが並んでいます。今回はRaspberry Pi 用のイメージなので以下の画像通り、OMV_4_Raspberry_Pi_2_3_3Plus.img.xzです。(記事執筆時点のVer)

img-OMV_4

 

img-OMV_4

「OMV_4_Raspberry_Pi_2_3_3Plus.img.xz」です。

microSDカードへ書き込む

microSDカードのフォーマットをします。

分からない人はこちらをどうぞ
Raspberry Pi で使うSDカードのフォーマット方法とOSの書き込み方法
SDカードのフォーマット 先にmicroSDカードをフォーマットします。定番のSDメモリカードフォーマッター 5.0をダウンロードしインストールしてください。 SDメモリカードフォーマ...

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balenaEtcherでイメージを書き込みます。

分からない人はこちらをどうぞ
balenaEtcherでOS「Raspbian」を書き込む [2018年まとめ]
Raspberry Pi にOSを書き込む場合、最近まで「Etcher」を使ってきました。このEtcherが名称変更になり、少し商業色が強くなりました。(もちろん無償で利用できますが広告が出てきた) ...

burn-img

パイレッド
パイレッド

microSDカードはどれがいい? こちらもご参考にしてください。

台湾Team製microSDカードがRaspberry Pi には最適
Raspberry Pi で使用するmicroSDカードは、当ブログでおすすめしている台湾Team製です。相性問題の少なさと価格と容量のコストパフォーマンスが良いからです。 また、保証も充実して...

初回セットアップ

書き込んだmicroSDカードを入れて、起動させます。

インストール時間は、大体20分くらいかかると公式サイトにありました。もっと速かったと思います。以下の画面になったら、一度ログインしてroot(管理者)のパスワードを変更します。

それ以外に操作はありません。

raspberrypi login:

ここにrootと入れ、次のパスワードはopenmediavaultです。

console/ssh:
– username = root
– password = openmediavault

以下の画像のように続きます。

first-login

ここで注意!
よーく見てください。順番に記載してみます。
raspberrypi login: root
Password: openmediavault
You are required to change your password
changing password for root.
(current) UNIX password: openmediavault
Enter new UNIX password: 自分で考えたパスワード
Retype new UNIX password: 自分で考えたパスワードをもう一回

なお、簡単な羅列のパスワードではシンプル過ぎるからダメっってなります。

ここでパスワードを変更するので、今後は自分で考えたパスワードとなり、デフォルトのopenmediavaultはコンソールとSSHでは使えません。

 

もしも間違えたりして、また最初のlogin:まで戻ってしまったら、全く初めての通りにやり直してください。——私もタイプミスしてやり直ししましたが、同じようなパスワードを求める文字が続くので、一瞬、何のパスワードなのか分からなくなります・・・。

タイトル画面が出てくればログイン成功です。(rootのプロンプト画面)

ロゴマーク

WEBインターフェイスから設定する

このOpenmediavaultは他のPCからWEBブラウザを使って設定します。

ブラウザにIPアドレスを打ちます。先程の画像にもあったように、ログインする前でもした後でも、割り当てられたIPアドレスが表示されています。

ログイン前

ログイン前

ロゴマーク

ログイン後

今回、私の環境では「192.168.0.12」でした。

ログイン

WEBブラウザでアクセスすると、また別のログイン画面が表示されます。

初期ユーザー名は「admin」、初期パスワードは「openmediavault」になります。先程のrootとは違います。

web interface:
– username = admin
– password = openmediavault

web-login

最初から日本語になっているのは有り難いですね!

 

ログイン後の画面

ログイン後

左のメニューから様々な設定ができます。

ここでは、ファイルを共有するという点に絞って設定していきます。

具体的には、USBハードディスクをマウント(認識)させ、ファイル共有のためsambaを有効にして、アクセス権を持つユーザーを追加し、共有するフォルダを指定します。

  • USBハードディスクをマウント
  • sambaを有効
  • ユーザーを追加
  • 共有するフォルダを指定

では順番に設定していきましょう。

ここで設定の保存について!

設定は保存ボタンで保存しますが、一番最後にでも構いませんので、右上に出る適用も押下して反映されます。

保存ボタン

日時修正のためのタイムゾーンを変更

先ずはじめに日付を日本の時刻に合わせます。

[システム]-[日付と時刻]

タイムゾーン

Asia/Tokyoです。Japanでも大丈夫でした。プルダウンメニューから選びます。

sambaサービスを有効にする

sambaサービスが有効になっていないと思うので、有効にしておきます。

[サービス]-[SMB/CIFS]

sambaサービス

有効のボタンを押すだけです。

USBハードディスクをマウント

繋いでいるUSBハードディスクがマウントされているか見てみます。マウントされていないと思いますので、該当のUSBハードディスクの行を選んで、上部にあるマウントするでマウントします。

後から繋げて表示されていなければスキャンボタンでスキャンしてください。

[ストレージ]-[ディスク]

マウント

今回は1TBのハードディスクを繋げてマウントしました。

ユーザーの追加

sambaサービスでアクセスできるユーザーを追加します。

[アクセス権の管理]-[ユーザー]

ユーザー

ここでは名前を「nas-user」にしました。コメントは任意です。

そしてパスワードを2箇所に入れて保存でOKです。このユーザー名とパスワードで他のマシンから接続します。

共有フォルダの設定

共有させるフォルダの場所を登録します。

[アクセス権の管理]-[共有フォルダ]

共有ポイント

共有を選ぶ

名前は任意で構いません。デバイスの欄はプルダウンメニューで選びます。先程、ハードディスクをマウントしたため、選べるはずです。出ない場合はマウントを確認してください。

パーミッションはアクセス権限です。デフォルトの読み書きのままで良いでしょう。

samba共有フォルダを有効

先程、共有フィルダを設定しましたが、sambaでは共有フォルダを有効にし設定します。

[サービス]-[SMB/CIFS]-[共有タブ]

smb共有フォルダ

固定IPに変更する

IPアドレスは動的で変更になりますので、ここで固定IPに変更しておきましょう。

名前の変更

固定IPにも変更しますが、ネトワーク名であるホスト名を変更しておきます。

これなら次回から、ssh root@NAS.localで接続可能です。

[システム]-[ネットワーク]

ネットワーク名

固定IPの設定

イーサネットをスタティックにします。

※NASなのでWi-Fiでは設定していません。

[システム]-[ネットワーク]-[インターフェイスタブ]-追加(イーサネット)

イーサネット

 

スタティックアドレス

メソッドをスタティックと選び、アドレスを任意の(他と重ならない)ローカルIPアドレスにします。

※ローカルアドレスやネットマスクは環境により異なります。

ゲートウェイはルーターの番号です。

ここでは19番にしましたけど、分かり易い99や50なら重なりませんね。

 

よく分からない場合は以下の記事も参考にしてください!

さらに設定を続けるには、先程変更したIPアドレスまたは名前でアクセスし直してください。

また、次回からはここで指定したIPアドレスになります。

トラブルシューティング

Error

パイレッド
パイレッド

エラーが出て変更を適用できない・・・。

パイグリーン
パイグリーン

あれ? こっちはWEBインターフェイスに入れない・・・。

パイブラック
パイブラック

どちらも書込に失敗したかmicroSDカードが壊れているのかも知れない。

もう一度フォーマットからやり直してみましょう。

もう一度やり直すのにフォーマット(=ワイプ)するためにハードディスクのアンマウントが必要です。

もしも同じようにアンマウントで悩んでいたら次の記事もご確認ください。

openmediavaultでファイルシステムを強制的にアンマウントする方法
前回、openmediavaultでNASサーバーを構築しました。原因は解りませんけど、おかしなエラーで設定が変更できない項目がありました。権限(パーミッション)の矛盾だったのか結論は出ませんでした。...

さいごに

いかがでしょうか。

一見して手間がかかるように思えますが、openmedeiavaultは、Raspberry Pi 用のイメージがあるから非常に簡単で安定しています。

他の方法や、他のOSもあります。調べたところ、この方法が一番簡単でした。ぜひ。

openmediavault 4.0 documentation — openmediavault 4.0.0 documentation

外付けハードディスクも大容量が安くなりました。ACアダプター電源の物の方がバスパワーのモバイル型よりかなり安価です。

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学べる楽しむ便利になる。小さいくせにヤケにパワフル。そんなRaspberry Pi をまだ知らない人に伝えたい。様々な場所で利用されているRaspberry Pi を知って「あっ、これもラズパイだっ!」だからラズパイダ!

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コメント

  1. ラズパイをいじり始めて1ヶ月の初心者です。
    いつもためになるテーマをありがとうございます。
    Openmediavaultを使って外部からリモートアクセスできるようにしたいと思っています。
    LetsencryptがうまくいかずSSL化に手こずっています。
    この辺も取り上げていただけるとありがたいです。
    よろしくおねがいします。

    • 変な時間にすみません。こちらこそ訪問してくれてありがとうございます。
      sslとかはこのブログにおいて上級者級のことしていますね!スゴイ。

      えっと、自分では試していませんが、openmediavaultのドキュメント通りではムリなんでしょうか??
       https://openmediavault.readthedocs.io/en/latest/administration/general/certificates.html
      sslとLetsEncryptの記載もあります。というかそれしか載っていない。
      んー、確かにネットワーク周りって難しですよねー。なんでそうなるの?と理解できないと全く解りませんし、仮にそうか!と納得しても上手くいかないことも多いです。

      もう確認済みかと思いますが、ルーター側の設定は問題ないのでしょうか??

      LetsEncryptは利用したことないので分かりませんけど、Certificatesのpem、cert、keyファイルの場所指定とかそのくらいでアクセスできませんでしたっけ??
      ちょっと古い記憶しかなく、外から使うことも無いものの、興味沸いたので近いうちに取り上げてみますね。

      でも、このブログでは誰も付いてこれない内容かも・・・。そもそも私自身がギブアップかも・・・。
      むかーし、10年前にSSLの更新のために現地入りして上手くいかなくて半べそかきながら設定した嫌な記憶しかない・・・。しかもそれが期限が切れて一刻を争う事態で・・・。

    • hiro-ponさん、こんにちは。
      Letsencryptやopenmediavaultのsslを調べてみました。しかし、敷居が高すぎました。自分での構築もできませんし、仮に出来ても記事にできるとは思えません。それにSSL化のメリットもあまりありません。そもそも現在は自宅サーバにメリットが見出せません。
      openmediavaultではないサーバーの方が情報が多いですね。
      それにLetsencryptも最低限のセキュリティです。
      以前、owncloud+Raspberry Piで構築したことあります。owncloudも有料になりましたけど、それなりに簡単でした。
      なるべく初心者向けにしていきたいので、sslや自宅サーバの記事は難しいですね。
      状況が変わったらまた追いかけます。
      懲りずにまた見に来てください。ご要望をありがとうございました!

      ちなみに以下のURLは参考になりました。
      →https://free-ssl.jp/usage/
      →https://jmatsuzaki.com/archives/18680
      →https://www.youtube.com/watch?v=RPQns3UFKp8

  2. 了解です。丁寧に情報を集めていただきありがとうございます。
    ルーターのポートフォワーディング設定やduckdnsを使ったDDNS化を行い、あと一歩か二歩のところまで来ていると思うのですが、外部からhttpsで繋げようとすると「安全な接続ではありません」が表示され、例外的承認ボタンでやっと繋がる状況です。
    Letsencryptはopenmediavaultのプラグインがうまくいかなかったので、別途certbotをインストールしてトライし“Congratulations!”までたどり着いたのですが・・・何か最後のひと手間が足りないのだと思います。
    今後ともよろしくお願いいたします。

    • そうですか、困りましたね。
      Letsencryptのプラグインはやはり環境によって上手く動作していないようですね。

      試していないのでアレですが「安全な接続ではありません」となるのは、証明書は生成できて存在するのに、何故か正しくないということですよね。やはり.pemのパス指定が違うとか、ルーターのポートが閉じているとか、意外と環境の問題のような気がします。その辺が確認済みならすみません。

      DuckDNSとLets Encryptだとこの動画が分かり易いと思いました。
      →https://www.youtube.com/watch?v=p7aL60aTx3g

      ssl化は、sslでopenmediavaultに接続して、外部からメンテナンスするためですか? それともファイルのやり取りの為なんでしょうか? 単に興味がって運用方法が知りたいです。

      もしかしたら? プロバイダが制限しているとか?? ポート80と443を動画のように別のポート転送にしたらどうなんでしょうか?? 

      • 了解です。ありがとうございます。この動画は参考になりますね。もう少し調べてみようと思います。
        さていま取り組んでいることですが、NASに保存してあるPDF資料(1~2枚×約200種)を外部の約50人に権限をつけて、パソコンやスマホやタブレットで共有しようというものです。
        ネット経由なのでSSL化は必須です。
        実はこのようにOMVのSSL化にてこずっていたので、一昨日SYNOLOGY社のNASを購入しました。
        こちらはNAS専用機ということもあり、やりたかったことはもちろん『そんなことまでできるのかぁ!』といった応用範囲の広さを感じます。
        というわけで、こちらが一段落したらOMVのSSL化の続きに取り組もうと思っています。
        今後ともよろしくお願いいたします。

        • それはそれは良かったです。SYNOLOGY社のNASは有名ですもんね。
          やはり共有での利用なんですね。
          私もSSL化はトライしてみようと思います。またお越しください!

        • omvでduckdnsを使いsslは出来ました。やはり、certbotです。プラグインはバグもあるようで、duckdnsではパラメーター指定の正解が分かりませんでした…。

          ssl化の後、ファイル共有のための認証と、後悔するディレクトリの設定を探っています。

          まとまったら記事にします。

          • 了解です。それは良かったです。楽しみにしています。

          • sslまでは記事にしました。https://raspida.com/duckdns-omv-ssl

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