性能が上がったRaspberry Pi 4を小さなノートPCのように使いたいと思われる人は多いと思います。これはRaspberry Pi 3B+の時も質問されましたし、現在もよく聞かれます。
世界ではかなり作り込んだラズパイ製のモバイルPCやデスクトップPCを見かけます。
同じようにラズパイ愛好家として、自作のノリで小さな持ち運べるマシンをお安く手に入れて使いたい欲求はあると思います。
そんな方には刺激を受けるであろう記事を見付けました。
ミニラズパイノートPC?
単純に平均15万円もする価格帯の最新ノートPCと基板1枚のRaspberry Pi は比べられないことは明白です。ましてやWindows10は搭載できません。あまり万人に向けた考えではありませんね。
それでも先日、海外のサイトGeeky gadgetでRaspberry Pi mini laptop projectという記事を見かけました。
動画もあって、もしも自分で製作する際にはヒントになるのではないでしょうか。(動画はこの記事最下部に共有)
Geeky gadgetの記事では、Raspberry Pi 4の4GBモデルを使って、7インチの液晶ディスプレイ、Bluetooth接続のキーボード、そして特殊な電源用のモジュールを使って自作のケースで実現しています。
これまでもこういったプロジェクトはたくさんありましたが、この事例は非常にシンプルです。一番の問題は電源用のモジュールです。
これは市販品ですが、バッテリーにリチウムイオン電池を使う上に配線をはんだ付けしているので、注意が必要です。
私としてはあまりオススメしません。
こういった工作を理解して、かつテクニックもあるのならば、同じようにチェレンジするのも悪くありません。ただ、リチウムイオン電池の取り扱いは危険で、間違えると爆発する恐れもありますから、ここは素直にモバイルバッテリーで代用した方が安全です。
その点を踏まえて参考にしてください。
スペックとしては申し分ないRaspberry Pi 4
これまでのRaspberry Pi シリーズを利用してきた人は、Raspberry Pi 4のスペックを見ただけでデスクトップ用途、つまり小さな非力なパソコンとして想像すると思います。
確かにLinuxOSとしては、あまり大きな期待はできませんが、この小さなRaspberry Piサイズで実現できるPCの代用としては、贅沢は言えないものの充分なスペックだと思います。
仮にRaspberry Pi 4をセットで15000円で購入できるとしたら、前述したように最新のノートPCが15万円した場合と比較して10分の1の価格帯です。
それなら、性能だってその程度と捉えれば、比率的にかなりリッチな環境になっていると考えられます。やはりメモリーが多いのは魅力的です。
今後、日本でもRaspberry Pi 4が普及した場合、PCの代用として設置される様子を期待してしまいます。
過度な期待をせず、トライしてみてください。
考えることはどこでも一緒なお話でした。
でも、PCではない注意点も合わせてお読みください。
