種から発芽する様子を定点観測で撮影し、タイムラプス動画にしました。前回、「ラズパイZeroWで楽しむタイムラプス—撮影編」で撮影開始までお伝えしています。
7日間くらい連続撮影しようとセットしたところ、気温が20度超えが安定していたため、2日目には早くも発芽しグングンと成長。まだ撮影していますが、動画ファイルにしてみました。
JPEGから動画ファイルへ変換
撮りためたJPEG画像は、そのままRaspberry Pi でavi形式の動画に変換することが可能です。

411枚です。1日144枚の設定にしましたから、約3日弱の分量です。ファイルサイズ161.4MBでした。
公式サイトの例を参考にすると、2行で作成することができます。(mencoderのインストールを除く)
sudo apt install mencoder
ls *.jpg > stills.txt
例:24フレーム、ビットレート8000000、16:9、上下反転、音声無し、など指定
mencoder -nosound -ovc lavc -lavcopts vcodec=mpeg4:aspect=16/9:vbitrate=8000000 -vf scale=1920:1080 -o timelapse.avi -mf type=jpeg:fps=24 mf://@stills.txt
今回は非力なRaspberry Pi Zero Wでしたので、macOSの標準搭載アプリ「iMovie」で作業しました。

OSによっては、他のアプリケーションもあります。macOSのiMovieは操作が簡単なのでサクッと作成できます。
raspistillコマンドのタイムラプスオプション
コマンドraspistill
には、オプション指定でタイムラプスモードが選べます。
--timelapse(or -tl)
例えば、30秒間の間、2秒に1回タイムラプスとして撮影する場合(JPEG画像は計15枚)
raspistill -t 30000 -tl 2000 -o image%04d.jpg
image%04d.jpgで指定する必要があります。
image0001.jpg
image0002.jpg
・・・
image0015.jpg
-tは本来は撮影間隔です。30000は30秒間空ける。(デフォルトは5秒)
今回は、このオプションは使いませんでした。長く撮影したいからです。スクリプトファイルにしてcrontabで定期的に実行させました。(詳しくは前回の記事へ)
とてもかんたんに撮影できました。Raspberry Pi Zero Wを使えば小さい上にローコストです。
しかもモバイルバッテリーでも動いちゃうため、コンセントがない場所でも、それなりの時間が撮影可能です。
撮影はもう少し続けてみます。