WindowsはOSレベルで標準搭載されているリモートデスクトップ機能が便利です。ただ、macOSとの連携では不都合もありました。OSが異なるので仕方ないですけどね。
macOS用Appとして公開されているMicrosoft Remote Desktopの利点を感じましたのでご紹介します。
キーボードの問題なので、Macユーザーならではの利点です。Microsoft Remote Desktopならかなキーが使える!
リモートデスクトップ(RDP接続)
試した環境としては、遠隔地ではなく屋内での使用です。でも便利ですけどね。
S41というスティック型PCを、離れた部屋のMacから遠隔操作しています。どうしてもWindowsが必要な時がたまにあるんですよ。普段はリビングPCになっているS41を、月に1度くらいの頻度でWindowsマシンとして機能させる使い方をしています。
Windows側でリモートデスクトップで接続する準備を1度してから接続します。
あっ、Windowsは11 Proです。
接続の許可
Windows11 Proでも、デフォルトはリモート接続を許可しない設定になっています。先ずは許可させましょう。
設定→ システム→ リモートデスクトップ

アカウントの追加
利用したS41は、購入時に「S41」というローカルアカウント(管理者)が既に設定されています。単独で使う際も、初期状態ではなく利用するユーザーを追加してから自分用に設定するのが望ましい使い方です。
今回は更にRDP用のアカウントを追加しました。
設定→ アカウント→ 家族とその他のユーザーからアカウントを追加します。ここではローカルアカウント(管理者)「rdp-user」として設定しています。もちろん、Microsoftアカウントで作っても構いません。

屋内でもリモートデスクトップ
遠隔地のマシンを操作するのに便利なリモートデスクトップですが、家庭内の別の場所レベルでも便利なんです。
特に私はメインがMacですから、Macでそのまま操作できるのはとても楽です。
Raspberry Piと同様にVNCでも良いのですが、せっかくOSレベルでリモートデスクトップが搭載されているので、利用しない手はないですね。
Windows はProバージョンからリモートデスクトップのホストが利用できます。Homeではできません。
このスティック型PC「S41」は、Windows11 Proが搭載されているから問題なく利用可能なんです。WindowsOSを別に購入することを考えれば、Proバージョンがインストールされている本体価格は、庶民にはとって助かりますね。

接続はIPアドレスかホスト名またはコンピュータ名
接続するには、Raspberry PiとVNCでも同じように、アプリからIPアドレスかホスト名を入力して接続するだけです。システム情報にあるコンピュータ名でも可能です。


同Wi-Fi内でのリモートデスクトップなので、フルHDで表示させても動作はスムーズです。階が離れている程度でも利便性を感じますよ。

本来の目的である会社と自宅のような遠隔操作も可能です。
※ファイアウォールやVPNが必要な場合、それぞれの設定は必要になります。環境に依ります。
Macで使う公式のAppの利点
MacにはAppStoreからMicrosoft公式のMicrosoft Remote Desktopが無料で利用できます。ランキングでもビジネスApp2位なんです。

Windowsユーザーには関係ないお話ですみませんが、Macなら他のソフトウェアではなく、この公式Appはオススメです。
Microsoft公式Appの最大の利点として、macOSのキーボード対応が挙げられます。
Macの純正キーボードは、スペースバーの左右に「英数」「かな」のキーがあります。これで日本語入力を切り替えて使う形です。Windowsユーザーには馴染みがないキー配列です。

これがくせ者でして、リモートデスクトップを使う際、Microsoft公式ではないソフトウェアの場合、このキーで変換ができなくてハマることが多いんですよ。
その点、公式Appの場合、キーボードモデルをUnicodeにしてあげれば、ちゃんと機能してくれます。

これならストレスなくMacからWindowsを遠隔操作できます。ホント、便利。
WindowsとMacのリモートデスクトップは、Microsoft謹製がよろしいという情報でした。

Windows10から始まったS41もWindows11に対応。Windows OS価格で本体も手に入るリーズナブルさ。
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