ラズベリーパイとは離れてしまいますが、調べてみると現行のChromebookってLinuxがそのままインストールできるようになっていました。
Amazonでは2019年8月1日からChromebookストアがオープンしてクーポン割引を実施しています。しかし、それが今月の9月30日までだったため、改めてストアを眺めて調べてみました。
最大のウリはChromeOS+AndroidアプリとLinuxのフュージョン
このChromebookにはChromeOSが乗っているわけですが、ここに他のLinux(ディストリビューション)を追加でインストールできる点です。
かといいましてデュアルブートとかではなく、ChromeOSを使っていてそのままシームレスにLinux系のアプリケーションが動かせてしまいます。
デュアルブートも可能で、かなり柔軟なセットアップができそうです。
元々、ChromeOSだってLinuxじゃん? なんですけど、一応メインはChromeOSであって、そこに別のLinuxを入れてアプリケーション単体でネイティブに動作するってのは新鮮です。
それにChromebookOSではAndroidアプリが動きます。AndroidアプリにないソフトウェアをLinuxのアプリケーションで補えます。
単一用途なら過不足無さそう
スペックを見る限り、テキストベースなら全く困らないスペックに感じました。実際にはまだ手にしていないので、アレコレと触らないと分かりませんが、価格の割にそれなりだと思います。
一頃、Linuxにハマっていたことがあり、その時に中古のラップトップへ色んなLinuxをインストールしていました。
モバイルで使えるLinux系が売っていたらなーと思ったものです。
Chromebookの現行機種は、およそ次のようなスペックと価格帯です。(2019年9月調べ)
25,000円前後 | 35,000円前後 | 6万以上〜 |
CeleronN2840〜Celeron N3060 | Celeron N3350 | Core i3〜 |
メモリー2GB〜4GB | メモリー4GB | メモリー8GB |
16GB 〜 64GB eMMC | 32GB 〜 64GB eMMC | 64GB 〜128GB eMMC |
11.6型WXGA〜 | 11.6型WXGA、12.5型〜14型フルHD | 14〜15型フルHD |
タッチ機能なし | タッチ機能なし | タッチ機能あり/なし |
4万円以上のChromebookもたくさんありますが、そこまで行くとメインマシンで考えても良いため単機能での使用では勿体ないですね。
ChromebookにLinuxを入れて活用したいと思っているだけならば、3万円前後がちょうど良いコスパかも知れません。
Chromebook(box)は「自動更新期限」に注意
全く使えなくなるわけでは無い模様ですが、ChromebookのOSには自動更新期限が設定されています。2017年発売のChromebookだと2021年くらいで期限を迎えます。
購入するなら最新機種がオススメです。
3万円台から購入可能なので、確かに2年〜3年も保てば御の字かも知れません。2019年発売だと2024年くらいが期限なので5年間なら充分に感じます。
私のメインマシンはMacbookpro2015ですから、今年で既に4年経過しています。それでも仮に5年間と考えてもまだあと1年使えますし特に困ることはありません。これが5年以上経過だと、期限も関係無く新しいマシンを購入していそうなので、この自動更新期限も及第点ではないでしょうか。
Chromebookは、更新期限も考慮して、安いからとあまり古い機種を購入するのは辞めた方が良さそうです。
\ Raspberry Pi 4はメモリー8GBが最新 /
Chromebookでやりたいこと
やはり単機能に特化させた使い方が望ましいでしょう。
- ラズベリーパイと連携させて使いたいと思っています。SSHで接続するのも、このChromebookから使いたい。
- デジカメのプレビュー専用でも使いたい。
- そもそもこのラズパイダの更新も専用で使ってみたいですね。
- 私はプログラミングは趣味ではありませんが、コードを書くのにも重宝しそうです。
- Pythonの勉強専用機もありかも。
起動も速く、Linux環境が使え、持ち運べるのが魅力です。充電も10時間と謳っているので、まず困らないでしょう。
ラズベリーパイは新型のRaspberry Pi 4Bからデスクトップ環境でバリバリ使えそうで、価格も安いから適任ではありますが、どうしてもモバイルという使い方とは異なります。
やはりモニターが付いているのは使い勝手の幅が広がります。
持ち運ぶなら11.6型
Chromebookストアオープンキャンペーンでは、やはり価格もリーズナブルな11.6型は人気があって、既に売り切れです・・・。クーポンだけ虚しく3,000円オフと表示されています。クーポンのキャンペーン終了が間近なら仕方ない話です。
人気の11.6型ASUS2019年モデルは、約20,000円台だったらしく、クーポン適用で約17,000円台で購入できていた模様です。
12.5型とか14型とあまり見慣れない大きさの液晶も多かったりするChromebookですが、価格もCPUによるため、Core i3やCore m3-8100Yなどだと6万〜9万くらいして千差万別です。
3万円前後のChromebookは、CPUがIntelのCeleron N3060(1.6GHz)を採用しているパターンが多いため、性能はだいぶ遅い部類になります。あまりリッチな使い方は望めません。
恐らくYouTubeが何とか視聴できるレベルかと想像します。
最後に
ストレスなく使うなら6万円以上するChromebookが望ましいでしょう。これならメインマシンとしても充分な速さだと思います。第8世代のIntel Core i3-8130Uなどが搭載されています。
単機能で使うなら3万円以下でもモバイルするLinuxマシンならば、コスパは満足できるハズです。
現行のMacbookproの買い替えをするのではなく、ChromebookとRaspberry Pi 4Bをデスクトップで使えば大抵は事が足りそうに思いました。
既に選択肢としてWindows10やMacOSは必須ではなくなってきましたね。
ChromebookとLinuxのお話でした。
コメント