ライブコンテンツ作成コントローラー「StreamDeck」はご存じですか? 簡単に言えば、カスタマイズキーボードみたいなものです。
ちょっと面白い使い方でしたのでご紹介します。StreamPiで、Steamではないですよ。
そしてStreamDeckというのはこちら。
これをRaspberry PiとLCDディスプレイで再現してみたのが「StreamPi」です。
サーバー・クライアント構成?
StreamPiはRaspberry Pi だけで完結するものではありません。サーバー、クライアントの関係で表現する仕組みです。
Raspberry PiはStreamPi アプリケーションとして実行し、ユーザーからの入力を受け付けます。ボタンが押さた場合に、割り当てたイベントがトリガーされます。
このクライアント側にインストールできるのは、Raspberry Pi OS(arm)や他のLinux(x64)、AndroidとWindowsです。

サーバー側はLinux(x64)とWindowsです。

※バージョンはそれぞれ記事執筆時点の初リリース版です。
このサーバー側とイントラネット内のIPアドレスを指定して動作させる仕組みです。websocketでやり取りさせています。
サーバー側アプリケーションで、ボタンをカスタマイズすることが可能です。
ボタンのアイコンを変えたり、プログラミングが可能な人ならカスタマイズに勤しめるでしょう。
それぞれAPIとして用意され、以下のようなアクションが実現できるとあります。
- Hotkey
- Website
- OBS Actions
- Run Command
- Text Block
- Media File
- Media Key
- Twitch
テーマもAPIとして用意されていました。テーマを呼び出すだけならサクッと適用できて良さそうです。
Raspberry PiはLCDディスプレイで表示とボタン入力用の役割だけとなります。StreamDeckのような物理的なボタンではないにしても、安価に構築できそうです。
15個や28個のボタン画面がありましたので、かなり割り当てられそうです。
TwitterのAPIは既に利用でき、ボタンを押すだけでツイートを作成できます。今後は他のAPIも利用できるようになる予定と記載されていました。
デモではRaspberry Pi 4でした。ボタンの待ち受けだけだと少し勿体ない使い方かなー、と思います。Raspberry Pi 3B程度で快適に操作できるなら、3.5インチ〜5インチのLCDも安価ですし、トライしてみてはいかがでしょうか。
中級者向けですね。
興味あるアプリケーションだったのでご紹介しました。
詳しくはStreamPiのページ、またはgithubで確認してください。
StreamPi:https://stream-pi.com
github:https://github.com/stream-pi
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