以前からLibreELECを動画の再生機として使っていました。今回、LibreELECを新規インストールしてみました。設定項目などを見るとだいぶ進化していますね。
何よりも超かんたんに出来上がって、あまり面白くもない?2019年2月以降、LibreELEC9.0にてAmazonプライム・ビデオの導入も簡単になりました!
製作方針
- ラズパイで動画再生マシンを仕立てる。
- 操作はiPhone無料アプリ(kodi remote)
- HDMIでテレビに繋ぐ
- ネットワークは有線ネットワーク
- SSH、SMBでの接続可能
- 外付けUSBHDDに動画を入れて再生する
今回の環境
- Raspberry Pi 3B(ノーマル)
- ケースはアルミケース
- SDカードは32GB(ローカルにはお気に入り数本を保存)
- キーボードとマウスは繋ぎません。
- LibreELECの設定は”すべて”にして操作します。
LibreELEC USB-SD Creatorを使う
LibreELECには専用のアプリケーションがあります。これを使うと簡単にmicroSDカードへ書き込みできます。
LibreELECのダウンロードとSDカードへ書き込みをこのアプリケーションのみで実行可能です。かんたん!

色つきの番号通りに、上から選んでいけばOK!
ダウンロードはそれなりに時間はかかります。microSDカードを挿入してWriteボタンを押せば書き込みまで完了します。
空のSSHとwpa_supplicant.confをコピーする
初起動時にWi-Fiに接続したい場合は、空のSSHファイルと、設定を記述したwpa_supplicant.confを/boot/ディレクトリへコピーしておきます。
これは事前の準備が可能なので、いつも同じWi-Fiの中でRaspberry Pi を使用するなら用意しておけば便利です。
今回は有線ネットワークで繋ぐので必要はありません。
起動してLibreELECの中で設定する
microSDカードを入れて電源ONすればほんのしばらくの時間でLibreELECが立ち上がります。ここから操作するのにiPhoneのアプリでも良いですし、一時的にUSBのマウスを繋いでも良いので操作してください。
実はここの設定だけでRaspberry Pi 自体は何も設定せずに終わります! SSHでコマンド叩く必要もない!
簡単になったもので、外付けのUSBHDDも認識して問題ありませんし、SSHにしてもsambaにしても選んでONにするだけです。(以前は外付けのHDDを認識させるのに・・・)
特に何も難しいことはありませんから、ご自分の環境に合わせて設定をすべて見ながら落ち着いてやっていきましょう。

変更する設定メニュー
- サービス設定
- インターフェイス設定
- スキン設定
- システム設定
- LibreELEC
日本語にする前にフォントをArial Baseに変えておく
言語を日本語に変えるまえに先にフォントを変えておく。豆腐になるのを防ぐためです。
言語を日本語へ LanguageをJapaneseへ
地域項目の一番上です。実際にここまでは英語表記のままです。画像は変更後です。
リモートコントロールの許可
HTTPを介したリモートコントロールを許可をON
これでiPhoneなどのアプリから選択できるようになります。なお、パスワードをONにした場合、デフォルトではkodi です。
sambaの有効を確認
sambaが有効か見ておきましょう。ファイル転送に必要です。
パスフレーズはONにした方がいいと思います。任意で付けないとデフォルトではlibreelec です。
アルミケースでの温度
今回購入したアルミケースの放熱性は高いようです。70℃近くまで上がることがあるため平均して60℃ならまぁまぁではないですか? 冷却ファンを装備すると50℃台まで下がりますから、ケースだけなら及第点です。

まとめ
2018年現在、ご覧のようにLibreELECはだいぶ楽にインストールと設定が出来るようになりました。コマンドを使わないで設定可能です。
その他の設定は色々と試してみてください。見た目や使い勝手が変わります。
動画のファイルを選択すればすぐに再生されます。
なお、画面のスケールが合っていないでハミ出居る場合もあるかも知れませんが、その場合は、インターフェイス-スキンのズームでマイナスしてあげてください。先の画像の通り、私の環境では-6%くらいにして合いました。(古いテレビなもので・・・フルHDではないためです)
Raspberry Pi とLibreELECのセットアップでした。
番外編
SSHで接続
ssh root@libreelec.local
ユーザー名はroot 、パスワードはlibreelec です。
容量の確認するにはdf -h
df -h
LibreELEC:~ # df -h Filesystem Size Used Available Use% Mounted on devtmpfs 370.3M 0 370.3M 0% /dev /dev/mmcblk0p1 511.7M 143.0M 368.7M 28% /flash /dev/mmcblk0p2 28.6G 4.1M 28.6G 0% /storage /dev/loop0 131.1M 131.1M 0 100% / tmpfs 375.8M 0 375.8M 0% /dev/shm tmpfs 375.8M 6.9M 368.9M 2% /run tmpfs 375.8M 0 375.8M 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 375.8M 2.2M 373.6M 1% /var tmpfs 375.8M 0 375.8M 0% /tmp /dev/sda2 2.7T 2.2T 567.5G 80% /var/media/LCU3T(BK)
こんな感じで特に問題ありませんね。