LibreELECもそろそろバージョン10になろうとしています。この記事時点での安定版バージョンはLibreELEC9.2.6です。
しばらく新規インストールをしていなかったので気が付きませんでしたが、日本語化する際、これまでの手順だと言語に日本語(Japanese)が選択肢に出なくEnglishしか表示されない状態を経験しました。(と、いうよりEnglishしかない!)
メニューの設定をあれこれ探していたら原因が分かりましたので、ご紹介しておきます。
今回の環境はRaspberry Pi 3B+とLibreELEC v9.2.6です。
同じように困った人はサクッと対応してください。
Wi-Fiの国指定
答えは簡単でした。
Wi-Fiの国を指定しないと、ダメってだけでした。
分かる人は設定メニューで設定しちゃってください。一応、手順を載せておきます。
フォントの選択
通常通り、Englishでインストールした後、念のためフォントをArialBASEに変更しておきましょう。既に変更している人は飛ばしちゃってください。

設定→ インターフェイス内にある、Skin→ Fonts からArialBASEを選びます。

ネットワークのWi-Fi 設定
次に設定→ LibreELEC→ Network→ Wireless Regulartory DomainからJPを選びます。

Wireless Regulartory Domain(ワイヤレス規制ドメイン)という項目がNOT SETになっているのでEnglish以外の多言語が出てきませんでした。
ここをJapan(JP)を選んで設定してあげます。


言語設定で日本語を選ぶ
これでスキンの言語表示を日本語にすることができます。
設定→ Interface→ Regional→ Launguage から今度は日本語が選べます。



Wi-Fi設定は必ず国を指定しないとダメ
Raspberry Piでは、Wi-Fiの設定で国(JP)を指定しないと国毎に設定されているチャネルに合わないためWi-Fiが使えません。Raspberry Pi 3Bが発売になってから設定されるようになりました。
Raspberry Pi OSなどでは、raspi-configやRaspberry Piの設定メニューから設定ができます。
LibreELECの場合、独自のメニューから設定することになるので、バージョン9から別れて設定するようになりました。
本来なら初回インストールウィザードで選べれば問題ないんですけどね。バグなのか、選べませんでした。バージョン10で最初から選べるようになれば、この一連の設定は必要ありません。
バージョン10の登場がまもなくです。(記事執筆時点のお話です)かなり大幅な変更になるようで、プラグインの言語がPython3へ統一されるのが大きいと思います。
今回はRaspberry Pi 3B+でLibreELECを利用しました。動画再生は、Raspberry Pi 4よりも安定しているので、まだまだ3B+も現役です。
日本語が選べない!って人は、Wi-Fiの国指定も一度確認してみてください。
この記事のコメント(承認後に公開)