遊び半分、学び半分でRaspberry Piを活用しよう!

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記事を書いている2020年末に思うのは、2021年以降は働き方も一般的な価値観も変えていかなくてはならないな、ということです。Raspberry Pi 界隈にしても同じことで、本来は2020年に小学校のプログラミング学習が始まり、やっと日本でもIT教育が当たり前になるのだろうと期待していました。

実際は学校にも通えない新学期のうえ、やれGOTOだ、自粛だ、と注目を集めるハズだったプログラミング教育は目立たなくなりました。正直、学校現場では休校明けから授業時間の確保に大変でしょう。

実はラズパイダでも教育ネタでRaspberry Piをご紹介もしてきました。2019年の頃です。2020年に少しは役に立つかと思ったら全くそんなことはなかったので、ここで改めてご紹介しておきます。

親御さんでRaspberry Piを与えて何を提示しようかな?と思っている人の参考になればと思います。

Raspberry Pi 400でいい

rpi400-kit

2021年春頃に日本でも発売が予定されている「Raspberry Pi 400」は、一体型のマイコンとして魅力がたくさんあります。本体のみなら1万円以下に抑えた安価な点も好感が持てます。「Raspberry Pi 400から往年のキーボード型PCを振り返ってみた」で調べたように、初めてマイコンがブームになった頃はそれでも当時の金額で5万円以上だったからです。

キーボード一体型マシンとして「Raspberry Pi 400 」発表

Raspberry Pi 400はLinux初心者こそ手にしたいデスクトップPC

イギリス製ですが、もう日本でもこれ学校現場で使えばいいんじゃない?って感じです。オープンソースという考え方は教育現場には合っていると思います。それにLinuxベースというのは汎用的でもあるし、基本としても十分ではないでしょうか。

確かに日本でもWindowsが広く一般的で、macOSにしてもシェアは新しいM1Macが話題になったと言っても10%にも届きません。Linuxは僅かに2%程度です。それもほとんどがUbuntuです。

引用10月OSシェア、Windows 10の増加が続く

Windowsは操作ができれば良いとして、エンジニアにはならなくても概念的なことや実際のコードを習得するのに必ずしもWindowsである必要もありません。あまり費用もかからないLinux系が最初は最適なのかなと思っています。

親御さん向け

モデル学校の写真

ちょうど昨年の今頃に書いて1/1にご紹介した「そろそろ知っておきたい「小学生プログラミング教育」の話」で触れているように、プログラミングが出来る親御さんばかりではありませんから、教室に通わせるのもいいなと思っていました。ちょうどソロバン塾のイメージです。

しかし、パンデミックを経験した今となっては、あまり密になるのは避けたいところです。かといってオンラインで見様見真似というのも難しい面があります。

そうなるとオンラインでも学習できるように、テキストベースのドリルみたいな教材があると便利かも知れません。書籍でいくつかは出回っています。

実際にRaspberry Pi 関連の書籍は買ってみたところ、お子さん向けにはこのタイプがちょうど良いのかなと思いました。

プログラミングを継続して学びたい小学生向けの学習書です。

他にもあるかと思いますが全ては知りませんので、良い書籍類があったらラズパイダフォーラムでもお教えください。

大人の初心者にはScratchだけに絞らず広く浅くが良いと思うので、読んだ中では以下がおすすめ。

Linuxのインストールや基本操作からサーバー構築まで!電気や電子回路の基本から電子工作の実践まで徹底解説!プログラミング初心者でもサンプルコードですぐ試せる!

同じく親御さんに知っていただきたいと思いご紹介しています。

小学生の親御さん、そろそろ調べた方がイイですよ。プログラミング教育の実施は2020年から!

2020年プログラミング教育ポータルサイトでScratchでプログラムする授業の実例が紹介されていました

確かにChromebookもありかもね。

ベンダー1位の米HPが教育用Chromebookを販売

お子さん向け

お絵かき画面
スタンプがハマる

お子さんが読む向けではなく、お子さんが興味を示すのはこんなのもありますよ、という内容でご紹介しました。

ラズパイで遊んで慣れる子供向け教育ソフト3選+ゲーム

どの程度興味を示すのか実体験から選びました。
やはりお絵かきソフトというのは鉄板ですね。

子供にあてがうマウスやキーボードというのも、個々の好みを重視してあげてください。メカニカルキーボードがカッコイイ!という子は将来有望かも?!

見た目で選んでOKだと思います。どうせ早々と壊すと思われるので、最初は安価な製品からどうでしょう。

子供用はじめてのRaspberry Pi周辺機器の選び方–基本編

\ Raspberry Pi 4はメモリー8GBが最新 /

【セット概要】「データーベース」「Webサーバー」「NAS」「AI処理」「4K画像での2画面処理」などの高負荷がかかる処理を、長時間稼働させるのに必要な負荷テスト行い、当社で厳選した高品質なパーツを組み合わせたセットです。高品質なAnker製USB電源の採用、トラブルの原因になりやすい電源周りをデジタルモニターリングできるをType-Cケーブル、Raspberry財団認定モデル 高速タイプ 100MB/sec 128GB MicroSD、静音FANによる強制冷却など、高負荷運用でも長期に渡る安定稼働が可能です。また単品でご購入いただくよりお得です。

楽しくプログラミングするなら

pi starterメインメニュー

中学生以上とはなりますが、プログラミングに慣れてきたら、実際にゲームが作れるのは楽しいと思います。大人も郷愁に駆られ楽しめると思うので、おっさんにもおすすめです。

SmileBASIC入りパッケージソフト「PiSTARTER」が価格改定版

ラズパイ3B+ではじめるPiSTARTERは懐かしのBASIC言語

記事執筆時点ではラズパイ3B+までしか対応していないので、むしろ安価に済ませることができます。

いわゆるBASIC言語で、それの拡張言語としてかなりのことができます。しかし、よく出来ていますよ。ホント。学生には特におすすめです。

ツクール系なら親子で

2箇所変えたサンプル画像

大人はこんなのをポチポチ作るのも楽しいかも知れません。こちらはコードはあまり関係なくGB版のゲームを作れるツクール系のソフトです。

実際にGBのゲームロムとして出力でき、Webで動作させたり、Raspberry Piに入れたRetropieで読み込むことも可能です。

レトロゲームが好きならハマるツクールソフトがリリースされました!GB Studio

これだけではプログラミング学習には足りません。ただ、プログラミング的な論理思考がないと上手くゲームにすらなりません。そういう意味では役立つかも知れません。大人向けですから、親子でストーリーを考えて作り込むのは良い体験でしょう。

ちゃんと仕様書を作ったり、別にキャラの画像を描いたりと制作のまねごとも可能かと思っています。

教材関係は増える?!

program code

プログラミング教材は他にも手に入りそうですね。あのソニーが連携するから少しは普及するかな?

ソニーがRaspberry Pi財団と提携してプログラミング教育の教材を販売するってよ

こちらは全て揃ったセット品の紹介です。

子供の科学「入門書ジブン専用パソコン Raspberry Piでプログラミング」

科学誌「子供の科学」より「ジブン専用パソコンキット2」が発売

これでも良いですし、巷に売っているセット品でも良いでしょう。

当サイトのような情報を使えば更に安価に揃えられます。

ロボットは車系がかんたん

私はエンジニアではないので、本格的なロボットやAIというのは苦手です。特にRaspberry Pi だと難しいです。

Raspberry Piでも簡単だったロボットは、車系です。ラジコンみたいなものです。車輪が付いていればロボットと違い、単に動かすことは簡単です。そこにLEDやセンサーを取り付けてロボットのように自動的に判別させれば、簡易的とはいえ立派なAIロボットと言えるのではないでしょうか。

CamJam Edukit 3 で組み立てたロボットカーをWiiリモコンで操作してみた

私は海外の事例をそのままに、Wiiリモコンで操作させました。Bluetoothの反応が悪く少し苦労しましたが、キットの部分は全く問題ありませんでした。

これは少し古い製品でして、同じモノは海外から購入するにも在庫がまだ残っているかな?という製品です。似たような製品があればそれでも同じことだと思います。

できればRaspberry Piで動作することと、Pythonプログラムで動くと比較的にかんたんです。

極端に言えば、モーターを接続できれば、キットではなくても同じようなことができます。複数のモーターとなるとGPIOにそのままでは難しいので、電子工作の知識も必要となるでしょう。

電子回路を組んだ時、Raspberry Pi側からの電源だけではモーターやスピーカーなどで大きめの電流を使う回路を組むのは難しいため、本キットでは外部電源を使えるようにDCジャックとMicroUSBコネクターを持つ5V,3.3Vの電圧を生成する「電源供給モジュール」を付属しています。 多くの配線でテストできるよう、L/M/S長さのジャンパー線が付属しています。

こういう安価なパーツが集まった電子回路のセットがあると、全部は使えませんけど重宝します。個人的に半分くらい使えたかなといった感じですけど、個別に手に入る都市部に住んでいないので助かっています。

複数は必要ありませんが1セット持っていると何かと使えるからオススメです。

基本のRaspberry Pi OSとScratch

Scratchの動作画面

「Scratch」はアメリカの有名なMITが開発しただけあって簡単に学べます。特にはじめてのプログラミングには最適です。Raspberry Piと連携しているので、Raspberry Pi OSのフルインストールで初めから入っています。

Scratch公式https://scratch.mit.edu

小学生がScratchでプログラミングするのは定番か?!

トレーディングカードならぬコーディングカード(Scratch)

個人的にはトレーディングカードは「なるほど」なって思いました。良い教材ですよね。

単純に「Scratch」するだけでRaspberry Piをあてがっても何ら勿体ないとは思いません。流石MIT製と思える作りです。

「Scratch」自体はWindowsでもmacOSでもWebインターフェイスでも動きます。別にRaspberry Piで使うことが前提ではありません。

ただ、Raspberry Piと連携しているからこそ、Raspberry PiのGPIO端子を使った連携がスムーズです。LEDを光らせたりといった実際のハードをも制御するのはできることが広がります。

Scratchは当然ながら無償ソフトですから、ぜひRaspberry Pi で体験して欲しいと思います。

今後のために

教育系の話題を駆け足でご紹介しました。本来なら2020年はそんな年だったと振り返るハズでしたが、現実は厳しい世の中になってしまいました。

しばらくはこの状態が続くと思われます。後で振り返って無駄では無かったなとなるよう、人と接する時間が少ない分、せめてプログラミングをはじめITに触れてみる期間というのは悪くないと思います。

もしもワクチンではなく特効薬が広まれば、今度は人と触れあうことがメインになるかも知れません。それでも世の中のIT化は進んでいくと思いますので、その時に有益な情報や技術を持っていたいですね。

また機会があればRaspberry Pi × 教育、Raspberry Pi × プログラミングに関する情報も扱っていきたいと思います。教育系のまとめでした。

ラズパイダ

ラズパイダ

学べる楽しむ便利になる。小さいくせにヤケにパワフル。そんなRaspberry Pi をまだ知らない人に伝えたい。様々な場所で利用されているRaspberry Pi を知って「あっ、これもラズパイだっ!」だからラズパイダ!

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