価格だけのデジタルデバイド問題はラズベリーパイで十分

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コラム

2020年のコロナ禍によって本来スタートするハズだった「小学生のプログラミング学習」は頓挫していました。ラズパイダでも主に親御さんに向けて書いていただけに残念です。逆に言えば、コロナ禍で自宅のオンライン学習の需要が叫ばれたため、あまり気にしていない人の意識は変えられたでしょう。

政府も同じようで、文部科学省が2023年までに掲げた計画である、一人一台のパソコン配布、通信環境が整っていない家庭にモバイルルーターを貸し出す、といったことが2020年度内に前倒しになりました。(2020/4/7の記事 jiji.com)

コロナ禍で巣ごもりの中、自宅でのオンライン学習がまともできない国として露呈してしまい、学校教育に関心が高まったといえます。

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経済的なデジタルデバイドは改善するが

世帯の経済格差が広がる中、デジタルデバイド(デジタル格差)も広がっています。Raspberry Pi 公式ブログでも取り上げられているように、日本でも今後発売予定のRaspberry Pi 400がお手頃な価格と、キーボード一体型筐体の軽便さで、世界で支持されています。

コンピューターを所有する人の障壁として価格を取り除くことは、Raspberry Piの設立使命の一部でした。そのため、Raspberry Piコンピューターを常にすべての人にとって可能な限り低コストにするために、私たちは懸命に取り組んでいます。 素晴らしいRaspberryPi 400がタイムリーに到着したことにより、ロックダウン中にRaspberry PiコンピューターをメインのデスクトップPCとして使用する人々、特に若者の数が驚異的に増加しました。

引用元:https://www.raspberrypi.com/blog/
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日本での発売後にどうなるのか分かりませんが、懐かしいマイコンのようなRaspberry Pi 400は、(モニターは別としても)そのセットを購入すれば最低限のコンピューターを所持できますから、購入する人も多くなると想像できます。セットでも1万円台前半と非常に手に取りやすい価格設定は魅力でしょう。

デジタルデバイドは、確かに必要な機能が低価格で手に入れられる製品によって、ある程度は解消されると考えられます。1980年代も同じようにマイコン全盛期でしたから、当時を知っている人はブームになったことは懐かしいでしょう。

ただ、あの時も同じだったのは、それを有効に使うような教育環境や場所は用意されていませんでした。独学に近い形でしか扱えなかったと記憶しています。

現在はインターネットがありますので、調べればそれなりには使えるようになるので、Raspberry Piのような製品も手に取ってもらいたいですね。

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一人一台の体制が整う2021年

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ニュースで報じられているように、今年の年度末の3月には、ほぼ全国の児童は一人一台の環境になります。これは小学校の話で、中学、高校は県によってかなりのバラツキがある状態です。

文部科学省の選定基準から、Windows端末、Apple iPad、Google Chromebookから選ぶ形になっていました。

しかし、多くの学校は、Google Chromebookを採用したと報じられています。(併用の場合もある)

Raspberry Pi でChromeOSのオープンソフトウェア版「Chromium」が動きますよ!

都道府県によっては、県下にあるほとんどの学校で、Chromebookが採用されています。

これは1台45,000円を限度に補助金があることと、どれを選んでも一長一短だから、ノートパソコン型であり、アプリも無料のサービスがそのまま使え、画面もタッチパネルというChromebookが選ばれたのは、なんとも日本的な考えのような気がしています。

海外ではRaspberry Pi も小学生に使われている様子も伺え、日本はだいぶ周回遅れのように感じますね。

これまで一人一台は元より、コンピューターが学校教育にあまり浸透していなかったことを考えれば、先ずはスタート地点に立ったとは思います。どの端末でもコンピューターに触れる機会が増えるのは良いことです。

しかし、一人一台に配布したら、それで完了の雰囲気は否めません。

言葉遊びが過ぎる国

日本語って素晴らしい言語だと私は思っています。しかし、どうも言葉遊びに終始する民族のようで、本質的なことを隠す努力をしているように見受けられます。コロナ禍で皆さんも気が付かれたでしょう。

  • ICT
  • プログラミング教育
  • 論理的思考を養う
  • GIGAスクール構想

色んな言葉で計画され発表されています。ちょっとよく分かりません。そういった親御さんも多いのではないでしょうか。

つまり、「コンピューターを教育に取り入れる」ということなのですが、その具体的な方法も二転三転しているように思えます。Chromebookでアプリを使う程度で良いなら、学校がパソコンスクールみたいな位置になってしまう恐れを感じます。

確かに難しいですが、本質として、論理的思考ができる教育になるよう計画していただきたい。個人的にはそう願います。

Raspberry Pi 400は抵抗感が少ない?

2019年には、文部科学省の推奨教材の一つにScratchが入りました。(その時に書いたプログラミング学習は教材に指定されたScratchをラズパイで!

Scratchはマルチプラットフォームで動作するため、Raspberry Piでも問題ありません。

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Scratchの画面

もちろんマニアックな点は否めませんので、一部で使われるなら嬉しいというレベルでみていました。ChromebookでもGooglePlayアプリにありますから問題ありません。

Raspberry Piはどうしても英語圏の端末で、母国語以外に抵抗のある日本ではなかなか流行りません。それに基板にも抵抗があるでしょう。

その点、Raspberry Pi 400は、日本ではこれからの製品ではありますが、一体型で日本語キーボード、電源とHDMIの2本のケーブルで済んでしまう点からいうと、抵抗感は少ないのではないでしょうか。

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学校では使わなくても、家庭でRaspberry Pi 400を手にする子が増えてくれたらと思います。

皆と同じが好きな国

日本だけではないとは思いますが、少なくても西洋の文化と違い、日本は横一列が好きな民族です。Chromebookを採用する学校が増えたら、「ウチも」と採用した学校もあったのではないか?と想像できます。

情報が多くなるので、マイナーよりはメジャーの方が何かと便利なのは確かです。悪いとは思いませんが、本質的にはどうなんでしょう??

学ぶのにScratchを使うなら、どの端末でも動くマルチプラットフォームなので支障はありません。

むしろ、本質的に理解できていれば、どの端末であっても慣れの問題かと思っています。私はエンジニアではありませんので偉そうなことは言えませんが、一般的な会社では、スマホは操れるのにWindows端末は使えない人が多いのは驚いてきました。

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コンピューターを使わずに論理的思考を会得するのも難しいですし、コンピューターを使ったからといって論理的思考が身につくとも言えません。

少なくてもコンピューターに触れる機会が多い方が、これまでの教育と異なるので有益だとは感じています。(特に日本は!)

しかし、誰もが同じ教育を受けても、それに熱心な家庭や児童本人によっては、むしろデジタルデバイドは広がるようにも思えてなりません。
経済的な格差から生まれるデジタルデバイドは解消しても、技術や思考は個人差があって良いことで、それが個性となるのは違うのでしょうか。

チャンスは平等の方が望ましい。

これまでコンピューターをイジりたかったお子さんのチャンスになればいいな、と思います。

その前に親御さんが興味を抱かないとならないかな? そういう意味でRaspberry Piはお手軽でオススメです。
このラズパイダでは600弱の記事を公開しています。あまり参考にならないかも知れませんが、私が実際に触って経験したことを綴っています。ぜひ、同じように試してみてください。

興味があるので、今後はChromebookについても調べてご紹介していきたいです。

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