本家Debianは、2021年8月14日付けでDebian11(bullseye)がリリースされました。2年振りになります。
現在、Raspberry Pi OSは中身はbusterですが、こちらもそんなに遠くなくbullseyeにバージョンアップすると思われます。歴代は2年毎に8月・9月と更新されてきましたので、そろそろかなと想像します。
その兆候が見られました。
今日、full-upgradeした時に嫌に長いので見てみると、oldstableという言葉が見られました。ルートのファイルを退避しているかのようなメッセージもありました。
どうやらbullseyeのバージョンアップに向けた事前更新の様子です。
次のURLで覗いてみると、http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian/dists/

中身を見ると、8/21の日付けでたくさん更新されていました。これまでのstableがoldstableに変更された様子です。
このoldstable化で特に何が変わるわけでは無さそうです。
次期bullseysはexFATのサポート
リリースノートでも言及されていましたが、ストレージのフォーマット形式としてexFATをサポートします。
これ、個人的にはややこしくなくなると思われます。
bullseye becomes our first release to provide a Linux kernel with support for the exFAT filesystem and defaults to using it for mount exFAT filesystems.
引用元:https://www.debian.org/News/2021/20210814
bullseyeは、LinuxカーネルにexFATファイルシステムのサポートを提供する最初のリリースになり、デフォルトでexFATファイルシステムのマウントに使用されます。
これでWindowsやmacOSとも面倒無くデータのやり取りができます。これまでもネットワーク経由であれば気にすることも無かったものの、HDD・SSDドライブを直接繋げ変える用途には向いていませんでした。
どうしてもWindowsだとNTFS、macOSではAPFS、LinuxではEXT4が基本です。読み書きできるパッケージファイルを追加でインストールする必要性がありました。exFATについては要らなくなります。便利。
特に外付けUSB接続のドライブは、今までよりも難しく考えなくても良くなりますね。(心理的に)
Raspberry Pi で使う大容量ディスクは、exFAT形式のフォーマットがお薦めになりそうです。別のPCで先にDebian 11(bullseye)を試してみたくなりました。
コードネームについてはこちら
Debian11のコードネーム「bullseye」はウッディの愛馬の名前から命名されました。
これ、全部使っちゃったらどうするんでしょう。そんなにキャラクター居るかなー??
