世界中で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のオープンソースプロジェクトが頼もしい

emergency-covid-19-titleRaspberry Pi
この記事は約4分で読めます。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して、Iotの分野、特にオープンソースソフトウェア(OSS)やRaspberry Pi、Arduino、3Dプリンターなども大活躍している模様です。ニュースとしていくつか見かけましたので、情報としてお届けします。

それとRaspberry Piも絡んでいるようなので、ラズパイダとしても大変興味深いです。

スポンサーリンク

人工呼吸器の部品は3Dプリンターでも

たくさんの情報の中、COVID-19が重症化すると必要になる人工呼吸器について調べてみました。アメリカをはじめ、台数が足りない中で増産させるのに、Iotが一役買っている模様が窺えます。

日本語で最初に目にしたのは有名なGigazineさんの記事です。

新型コロナウイルス対策で「人工呼吸器をオープンソースで開発するプロジェクト」が登場 – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20200318-covid-19-diy-ventilator/

人工呼吸器をオープンソースで開発している内容でした。

スポンサーリンク

「oxygen」プロジェクト

同じように人工呼吸器のポンプ部分を手動操作で実現できる補助具「oxygen」プロジェクトもオープンソースで公開されています。(https://www.oxygen.protofy.xyz/)

こちらは3Dプリンターの設計図が公開されています。足りない人工呼吸器を補うため、手動で動作させることができる機器の一つの部品として有益です。

Githubhttps://github.com/ProtofyTeam/OxyGEN

人工呼吸器の設計も共有

また、cornell大学名義の「arXiv.org」のサイトでもCOVID-19の情報が集まっています。中でも、簡単に製造および統合できる人工呼吸器の設計が記されたPDFがありました。

レイアウト例

arXiv.orgブログhttps://blogs.cornell.edu/arxiv/2020/03/30/new-covid-19-quick-search/

中にはレイアウトの例として、Raspberry Pi とArduinoの表記があります! この図だとモニタリングシステムを担っていますね。

他にもあのMITが「E-Vent」という従来の人工呼吸器に近い物を迅速に製造できるように開発されています。

Raspberry Pi も人工呼吸器用に製造中?

これらすべて1つの情報ではありません。色んな大学や研究機関など、人工呼吸器やその部品など、OSSとして共有して現場で役立ててもらおうとしています。

実際にアメリカ大統領のトランプ氏が、フォード社やGM社に人工呼吸器の製造を指示しています。それらも早急に製造させるため、簡易的且つ安価に製造可能な仕組みになっていると思われます。

実は、イギリスのソニー工場でRaspberry Pi を製造していますが、いつからか人工呼吸器に組み込むために、どのモデルか分かりませんが発注を受けていた様子が窺えます。世界的にRaspberry Pi、特にRaspberry Pi Zero W系が入手困難でした。今もまだ出回っていません。

アメリカなどをはじめ、足りない人工呼吸器を新規製造するにあたり、Raspberry PiやArduinoを使う手立てもあったため、あながち的外れとも思えません。

もちろん、人工呼吸器用に優先的に生産することは正しいと思います。それで実際の現場で活躍していたのなら、多くの重傷者が助かることでしょう。

シングルボードコンピュータが活躍している?!

現代では設計図さえあれば3Dプリンターで簡単に製作でき、それをその場で組み込むことが出来れば、生産後の輸送も必要なく時間がかかりません。スグにその場で手に入れることも可能です。

Raspberry PiのようなIot機器は、プログラムだけでなく、GPIOなど回路としても利用できます。(この辺はArduinoが適任)
例にあったようにHDMIも装備しているRaspberry Pi ならモニタリングシステムとして充分な性能だと思います。

本当のところは分かりませんが、新型コロナウィルスの脅威がすべてが終わった時、Raspberry Piを含めあの時どうだったのか、何が功を奏したのか、嬉しくなるニュースを知ることが今から楽しみです。

医療従事者や研究所の方には想像できない大変さがあるでしょう。シングルボードコンピュータのような汎用性が高い製品は、趣味や勉強だけでなく、大きな工場を利用しなくても小規模でも開発でき、実践的な使い方ができることに優れています。

こうなってくるとRaspberry Pi のようなシングルボードコンピュータというのは夢がありますね。改めて感じました。

ラズパイが新型コロナウィルスの脅威にも利用されていると思われるニュースでした。

※念のためお断りしておきます。医療機器に関するシステム構築は、医療従事者の知見の元に製作する必要があります。