検索順位をチェックするツールは、ブログを運営している人にはお馴染みです。現在、Googleのアルゴリズムが変わり、個人運営ではなかなか検索上位に食い込めない状況です。
特定のキーワードで検索順位がどのくらいか知りたい時、Webサービスやインストールして使うツールなどがあります。
インストールするタイプの「Serposcope」は、マルチプラットフォームで動作するツールソフトです。( Windows/macOS/Linux )
ラズパイでもUbuntuを利用して動作可能でした。
結果として、OpenJDKのJAVA8でイケました。Raspberry Pi 4の運用例です。
ラズパイのメリット

ラズパイでサーバーを構築した場合、消費電力がとても低いのが最大のメリットでしょう。
SERPOSCOPEもサーバーとしてずっと電源を入れたまま利用します。cronで毎日の定刻に順位を検索させるためです。
サーバーなので、他のマシンからWebUIでログインして利用します。
インストール
ラズパイにUbuntu ServerのOSを用意して必要なライブラリをインストールしていきます。JAVAをインストールする関係で、Ubuntuにしています。同じDebian系でもリポジトリがないことが多いためです。
- Raspberry Pi 4
- Ubuntu Server 20.20
- OpenJDK JAVA
Serposcopeをインストールと設定していく中で、少し難しく感じたのはWi-Fiの設定とJAVAのインストールでした。
Wi-Fiの設定
GUIが無いからというのも手伝って、Wi-Fiの設定が難儀しました。
Ubuntu Serverの場合、yaml形式の設定ファイルを記述して設定します。
sudo nano /etc/netplan/99_config.yaml
ルーターが192.168.1.1と仮定し、IPアドレスを192.168.1.99と仮定すると以下になります。
この書式に慣れないせいか、エラーで難儀しましたね。
JAVA
公式サイトには、UbuntuにOracle Java 8をとありましたが、どうもRaspberry Pi のUbuntuではリポジトリが通りません。
仕方なくOpenJDKのJAVA8にしました。結果的にはこれで全く問題なくOKでした。
sudo apt install openjdk-8-jre-headless
JAVA_HOMEの設定
JAVAへのパスが通っていないためエラーになります。パスを指定しました。
sudo nano /etc/default/serposcope
JAVA_HOME=がコメントアウトされているのを外し、パスを記入します。
パスはどうなっているのか、次のコマンドで調べておきましょう。
/usr/sbin/update-java-alternatives -l
エラー回避
もしも巡回チェックでエラーが出る場合は、Googleへの各リクエスト間の一時停止の範囲 (秒単位)を適切に設定することがキモでした。

およそ150〜200秒の範囲なら大丈夫でした。もしもエラーが出る人は、間隔を空けてあげましょう。
この一時停止時間が長ければ、いくつもキーワードを設置していると時間がかなりかかります。ネットワークが空いている寝ている間などで実行した方が良いでしょう。

運用してみて

ラズパイで運用するには、Ubuntu Serverという点と、JAVAの設定がキモでした。
- Ubuntu Server
- JAVAの設定
- Googleの一時停止間隔
部屋の片隅に置いておけるRaspberry Pi 4で、いつでも検索順位が確認できるお手軽な運用です。
キーワード数が多くなると巡回に時間はかかります。キーワード数など特に制約はありませんから、自由に調べられます。
個人運営では、検索順位も以前ほど期待はできません。それでも検索順位を調べて改善したいなら、Serposcopeは利用料は無料でオススメできます。(非Windowsユーザー)
ラズパイを何に使おうかと考えている人で、Webサイトを運営している人はトライしてみてはどうでしょう。

この記事のコメント(承認後に公開)