「Raspberry Pi 4B (4GB) BASIC スタンダードセット」の中身は? セット品レビュー

4.5
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レビュー

これからRaspberry Piをはじめて購入する人のために、最小限且つシンプルなセット品をご紹介します。

新しいRaspberry Pi 4Bは以前のモデルよりも熱を帯びます。これまでよりも熱を逃がす、または冷却する必要があります。

このBASICスタンダードセットは、冷却ファンが付いていないものの、ケースが密閉されていない点が特徴です。

付属の大型ヒートシンクを合わせることで、一般的な使い方であればサーマルスロットリング機能はほとんど働かずに利用出来るそうです。(CPU温度が80℃に達することがほぼない)

とてもシンプルな構成なので、2台目の購入にも適しているセットです。

販売元は、ラズパイダに情報や商品をご提供していただいているNewLifeNewDesingです。画像を交えてご紹介しますので購入の参考にしてください。

商品提供:NewLife NewDesing
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同梱されているパーツ品

かなり薄い箱にギュッと詰まっています。それぞれパッケージに入っていますのでバラバラになることはないでしょう。

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セット内容

  • Raspberry Pi 4 model B本体(メモリー4GB)
  • クリアな開放型オープンケース(Raspberry Pi ロゴ型抜き)
  • 5V3Aスイッチ付き電源アダプター
  • CPU/Powerチップ用 大型ヒートシンク37mm×37mm×6mm
  • USBチップ用 ヒートシンク14mm×14mm×8mm
  • MicroHDMI-to-HDMIケーブル細タイプ(1m)×1
  • 熱伝導テープ 
  • 日本語設定マニュアル(トラブルシューティング、一年保証カード)

必要十分なセット内容です。
基本である電源アダプターは5V3A、そして開放型の透明ケース、独自の大型ヒートシンクなどが特徴的です。

microHDMIに対応しているHDMIケーブルは細いナイロンライプで、細いのにしっかりとした剛性のあるケーブルです。

販売価格と内容物に見直しがされています。microSDカードは付属していません。
microSDカードは好みがあること、Raspberry Pi Imagerで簡単にOSがインストールできるようになったことで、別にお買い求めいただくことになっています。

microSDカードが付属していない分、販売価格がお手頃になりました。

BASICスタンダードセットという名称ですから、Raspberry Piの基本のセットになっており、はじめての人以外に2台目の購入にも適しています。

主な物を順番にみていきます。

現在のBASICセットは構成が一部変更になりました。よりお求めやすくなりました。ご確認ください。
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特徴的なクリアケース

こういうセット物で一番目立つのがラズパイを収納するケースです。一番悩むのもケースで、実際に使ってみないと分からないことも多いです。

こちらの商品は元々、一般的なケースを同梱させていました。ユーザーからのフィードバックで密閉されていない開放型のケースに変更してきたと伺いました。

このように上下を挟む形になり、一般的なケースという言葉とは異なります。状態としては基板が剥き出しのままと大きく変わりませんから、ケースが原因で熱が籠もることはほとんどありません。

個人的にはテスト用にこういったケースを使っていました。スグにバラす場合などに重宝だからです。

唯一、埃の問題があるため、密閉されていない分は基板に付着する埃やゴミには注意が必要になります。機械で弱いのは静電気です。床に直置きしたり、タンスの上など埃が溜まりやすい場所は避けた方が良いでしょう。

ロゴ型抜き

分かりづらいと思いますが、透明ケースには保護フィルムが貼られています。

剥がせば綺麗な透明ケースになりますよ。ちょっと剥がすのは大変です。

矢印の剥がしていない部分との対比。

クリアなケースはLEDなどを仕込むと綺麗です。もしくは色で絵を描くとオリジナリティが出ると思います。シールでも良いですね。

電源方式が変更になったラズパイ4B

これまでのラズパイは、microUSBのコネクターでした。今回のラズパイ4BはUSB TypeCとなり、スマホなどでお馴染みの形状になっています。これは形状だけではありません。コネクターの仕組みも変更になります。

Raspberry Pi 4からは5V3Aが必要です。

同梱されていたのは、スイッチ付きのケーブルでした。

このスイッチ付きのケーブルというのは、中には安定しない物も多く存在します。今回のこのケーブルは、販売するNewLifeNewDesingでテストを重ねて実証したものです。

本来はスイッチがないタイプの方がより余計な心配はありません。しかし、電源スイッチがないRaspberry Pi では、オンオフをケーブルを抜いたり、コンセントにアクセスする手間があります。利便性を考えれば、スイッチ付きケーブルは重宝です。

通常のPCは電源ボタンがあります。ラズパイには無いため、ケーブルかコンセントを抜き差しするしかONに出来ないのです。

ラズパイは、ソフトウェア的に電源を切ること(シャットダウン)が出来ても、電源をONにする仕組みが無いためです。

こういったスイッチが付いていると、カチカチと2回押せば電源が入ります。(1回目切→2回目入)

設置する箇所にも依りますが、コンセントまで容易にアクセスできない場合もあり、手元で操作できるのは便利です。また、コネクターをやたら抜き差しする必要もないので破損の恐れも減ります。

かと言いまして、どのケーブルでも良いわけではないので、これも別に購入するにはいくつかを試さないとなりません。

大型ヒートシンクで冷却ファン要らず

Raspberry Pi 4Bは、とにかく発熱に気をつけることになりそうです。そんな中、冷却ファンの風を当てることはかなり効果が高いと思われます。

このスタンダードセットはBASICということで冷却ファンは省かれています。しかし、その次に大きな効果を産む大型ヒートシンクと、熱が籠もらないオープンケースで放熱性を確保しています。

大きなヒートシンクはCPUよりも随分大きいと感じるでしょう。私も最初はハテナ?でした。しかし、海外でもこのような大型のヒートシンクを採用しているレビューも見かけます。やはり放熱効果が高いからです。

実際に取り付けてみるのは、PCを自作したことの無い人には分からないと思います。画像を参考にしてください。

貼り付けるのにちょっと切り方が大きかったか・・・。

付属の熱伝導シールを切り、画像のようにCPUと電源を制御するパワーチップに貼ります。

細かいお話ですが、パワーチップの方は4つ折りにしています。ちょうど付属するテープをパタパタと4つに折れば大体チップの表面と同じサイズになります。5mm幅だったかな。

なぜ?4つ折り??

実はCPUとパワーチップの高さが異なるからです。そのままだとパワーチップには触らないので意味がありません。分厚くはなりますが、大型のヒートシンクに接することで放熱効果を期待できます。

厳密に言えば、グリスを塗って・・・それぞれのチップにヒートシンク・・・など、様々な方法は考えられると思います。しかし、なるべく簡単に取り付けることを優先した場合は、これで充分だと思います。

なお、要らない残った台紙は青いフィルムを剥がして写真のようになります。

ここに大型のヒートシンクを載せる位置はこんな感じです。

ヒートシンクの位置取り付け位置はフィンが縦の方が良かった

ちょうど写真左下の電源コネクターに接しさせる取り付け位置で上手く収まると思います。熱伝導シールは粘着性もあるため、何度も取り外すことが困難です。写真を参考に貼ってみてください。

右側に小さいヒートシンクも取り付けました。こちらはUSBコントローラーチップです。チップよりも大きめなので真ん中に取り付けるイメージでOKです。

発熱の分布画像を見ても、色が赤い部分をカバーできていることが分かります。

放熱に優れたヒートホール

言うまでも無く大型のヒートシンクは小型に比べれば放熱性は高くなります。このセットのヒートシンクはCSI接続端子に干渉しないギリギリのサイズです。CSI接続端子はカメラモジュールのケーブルを取り付ける端子で、”Camera Serial Interface”の略です。

薄いというのも意味があって、背の高い方がフィンが長くなりますから、それだけ冷却効果も高まります。しかし、背が高いとGPIOを使ってHATを取り付ける時に干渉してしまいます。

総合的に考えて薄く大きいサイズはこの37mmが限界でしょう。

また、取り付ける方向ですが、この大型のヒートシンクの場合はコツがあります。

ヒートホール?

横から見てみると穴が開いているのが分かります。

これは一方向にあるので、効果を発揮させるにはHDMI端子側、GPIO側に向いている方が良いでしょう。

・・・写真でお解りのように私は間違って取り付けてしまいました。

実は、この穴から熱が逃げることによって、僅かながら空気の対流が産まれます。単にフィンからの放熱だとモアーっと上に熱が溜まるところ、これから端から熱い空気が逃げることもあって冷却効果は期待できると思います。

煙突のような役割なんでしょう。

細かい話にはなりますけど、もしもヒートシンクを選ぶならこの点にも注目して選んでみてください。

Raspberry Pi で選びたいヒートシンク

  • HATを取り付けるなら高さを低く
  • なるべく干渉しない大きなサイズ
  • ヒートホールのような機構付き

なお、ヒートシンクを取り付けた状態を見てみると、左上にあるWi-Fiのチップが僅かに隠れてしまいます。影響がゼロとは言えない。私の環境では、電波が弱くなったと感じませんでした。OKです。

HDMIケーブルもmicroサイズになった

ラズパイ4Bからコネクター形状や規格が変わったのは他にもあります。HDMI端子です。

これまで通常サイズのHDMIが3B系、そしてminiHDMIという一つ小さいサイズがZero系でした。今度は更に小さいmicroHDMI端子に変更になっています。

ご覧のように2つあります。デュアルディスプレイに対応したためです。これが理由になり、大きさが小さいmicroHDMIが採用されました。

しかし、テレビ側やモニター側というのは通常サイズのHDMI接続端子です。だから変換コネクターかもしくは、片方が通常サイズ、もう片方がmicroHDMIサイズというケーブルが必要になります。

microHDMIと通常サイズのHDMI

こちらのBASICスタンダードセットには、そのタイプのケーブルが付属しています。変換ケーブルではありません。

個人的にはこれが一番嬉しい?!

こういうケーブル類を別途に購入するのは面倒です。しかも、ほぼラズパイ4Bのためですからね。

また、他とは違い、ケーブル部分が黒いビニール皮膜のケーブルではありませんでした。柔らかいのですけど、しっかりとした堅さのあるナイロンケーブル素材で、しかも細いので取り回しに重宝しました。

色は好みがありますけど、透明なケースに赤色は映えます。
そういえば、ラズパイ公式のキーボード&マウスのケーブルも赤色でしたから似合いますね。

microSDカードは付属していない

現在販売されているBASICスタンダードセットにはmicroSDカードが付属していません。ご注意ください。

microSDカードは安くなりましたので、容量が少ない32GBでもRaspberry Piには十分です。お好きなメーカーのmicroSDカードを別に購入するか、手持ちをご利用ください。

簡易マニュアル

これからRaspberry Pi を始めてみようという人に日本語で書かれた説明書が入っています。ここには細かく、Raspbianの説明や、トラブルシューティング、ヒートシンクの貼り付け方、注意事項などが印刷されています。

現在はどの製品も、あまりマニュアルという物は付いていません。慣れている人には全く用をなしませんが、慣れていないか初めての人にはとても安心感はあると思います。なかなか周りに聞けるような人も居ませんから。

更に初期不良も含め1年間の保証を販売店側でおこなってくれます。

個人的に思うのは、PCと違いこういう製品は、初期不良かどうか判断が付かないくらい元々が耐久性が低いものです。それに対して保証があるなら、これまた安心して使用出来ます。

シンプルなセット

今度のRaspberry Pi 4Bは、コネクター類をはじめ、これまでとだいぶ様変わりしました。これまでの周辺パーツがなかなか流用できないため、最初の1台はスグに始められるセット品の購入をお勧めしています。

私自身もこれまでRaspberry Pi の購入は、やはり最初はセットで購入し、その後に別途でケースやケーブルなどを買い増しするようなことで楽しんできました。

シンプルなセット品はおすすめです。初めてはもちろん、2台目でも、ケースが別にあっても不足無く楽しめるでしょう。

ラズパイダでは、Raspberry Pi 4B関連の記事が多くなってきました。今後も参考になるような情報をお届けしていきます。

Raspberry Pi 4B (4GB) BASIC スタンダードセットのレビューでした。

現在のBASICセットは構成が一部変更になりました。よりお求めやすくなりました。ご確認ください。

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