Argon ONEケースはマニュアルが付いています(英語)一通り眺めれば迷うことはないでしょう。上下を張り合わせるだけの簡単な仕組みです。
一時言われていたWi-Fiの感度に関して、一応5GHz帯を使いました。Wi-Fiが厳しい環境で無ければ2.4GHz帯も気になりませんでした。
裏側に電源ボタンが付いていて、この挙動をジャンパーピンで設定できます。電源ボタンを使いたいのでデフォルトのそのままにしました。
冷却ファンの制御スクリプトは、ネットからダウンロードして使います。
curl https://download.argon40.com/argon1.sh | bash
実行には管理者権限が必要かも知れません。Pop!_OSではそうでした。後からsudo !!
で実行しました。
設定をするにはconfigコマンド
argonone-config
対話式で設定していきます。

冷却ファンのモードが3つあります。今回は2番目の3つの温度によって設定できるモードです。
55℃を超えたら20%、60℃を超えたら50%、そして65℃を超えたら100%の動作量にしてみました。100%だと僅かに高い音が鳴ります。
常時50%くらいでもいいかな。お好みで。
このファンコントロールをアンインストールするコマンドもあります。
argonone-uninstall
他にもオプションで購入しなければなりませんが、赤外線リモコンにも対応しています。使う予定はないので、ここでは省きます。
海外で人気があるのも頷けます。よくできていますよ。
対応したSSDドライブと共に購入して、Raspberry Pi 4の4GBモデルであれば、2万円以内に収まるでしょう。Raspberry Piを剥き出しで使わないなら、メタルボディも手伝い安心して使えるキットです。
以前にご紹介したNASPiとどちらが、と言われれば、Argon ONE M.2の方が組み立ても簡単でオススメできます。2.5インチ内蔵型のSSDドライブであればNASPiが対応していますから、価格もほぼ同じで甲乙付けがたい。
Raspberry Pi OS以外をインストールするのに向いていました。
ケースはSSDドライブ部分と別々に購入可能

セットでの販売
このケースにPop!_OSをインストールして使っています。M.2 SATAのSSDドライブへ書き込むのに、外付け用ケースが無かったので、少し変わった方法で書き込みました。

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