Raspbian Busterで完全無料のRTSゲーム「0 A.D.」で遊ぶ

完全無料のゲームって面白くないんじゃないの? とお思いの方は、性能が上がったラズパイ4を手に入れたら試してもらいたいと思いご紹介します。

0 A.D.は、Age of Empires(エイジオブエンパイア)と同じルールのRTS(リアルタイムタクティカルシミュレーション)ゲームです。オープンソースで完全無料で遊べます。

今更ながらなので、ご存じの方は多いでしょう。

でも、Raspberry Pi で動いたら、やはりスゴイと思いませんか?

目次

0.A.Dとは

日本のページもありましたので、そちらを見ていただければ、ここで説明するより分かり易いと思います。敢えて言うなら・・・。

王道RTS、AoEシリーズを基にした、
フル3Dの完全無料のRTSゲーム
オープンソース、ゲーム開発者が集まって作られている

0 A.D. Japan

——完全無料

この完全というのは、オープンソースで開発されているからです。広告すら入りません。その代わり、いつまでも完成しないゲームというわけです。常にAlpha版となっています。ベータにすらならない。

しかも0 A.DはWindows、MacOSX、Linuxというクロスプラットフォームです。

AoEシリーズってのは、エイジ・オブ・エンパイアで1997年にMicrosoftからリリースされたゲームです。

2018年に20周年としてXBOXLIVEで配信販売されていました。

一番新しいIIIはプレミア価格ですね!これだったら0 A.Dで充分です。無料だし・・・。

動画の方が分かり易いです。

Linuxの動作条件

0 A.DのLinuxにおける動作条件

プロセッサ: インテル1GHz または x86互換
メモリー:512 MB以上
グラフィックカード:3Dハードウェアアクセラレーションドライバーと少なくとも128 MBのメモリを備えたOpenGL 1.3をサポートするもの(例:Radeon 9000、GeForce 3、または同様のもの)
画面解像度:1024×768以上

Raspberry Pi はグラフィックは、4BでOpenGL ES 3.0 graphics、3B+でOpenGL ES 1.1, 2.0 graphicsなです。

OpenGL 1.3はOpenGL ES 1.0と同等なので、一応は条件を満たしています。

Raspberry Pi OS bullseyeで0.A.Dのインストール

aptコマンドでインストールできない場合、Flatpakというパッケージシステムも試しください。

Flatpakなら、データファイルは0.23のままですが、0.25bがインストールできました。

flatpakのインストール

sudo apt install flatpak

flatpakのリポジトリを追加します。

sudo flatpak remote-add --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo

0adは、Flatpak公式ページからダウンロードします。

検索から0 A.D.を探してください。

installボタンからファイルとして「com.play0ad.zeroad.flatpakref」がダウンロードされます。

関連付けされていないため、これをターミナルからインストールします。

sudo flatpak install com.play0ad.zeroad.flatpakref

ゲームの起動もコマンドで。

flatpak run com.play0ad.zeroad

このRaspberry Pi OS BullseyeとFlatpakは、2022年4月の情報です。

Raspberry Pi OS busterで0 A.Dのインストール

Raspberry Pi OSはDebianのお仲間なので、公式ページにあるインストール方法でインストール可能です。

Debian 10.x (Buster) or unstableに限り、最新のリポジトリからインストールします。

sudo apt install 0ad

これだけです。

実行はターミナルに

0ad

これだけで起動します。簡単ですね。

追記:2021年8月26日、バージョン0.25alphaが公開されました。
Raspberry Pi OSでは0.23までしか対応していません。
macOSでプレイしたところ、グラフィックがまた進化しています。綺麗で落ちることも無くプレイできています。

追記:2021年2月にバージョンが0.24αに上がりました。グラフィックも良くなりました。しかし、残念ながらRaspberry Pi OS 64bit版にはインストールが行えません。どうやらaarch64ではNVTTにパッチを適用する必要があるとのことです。コンパイルしないとならないため試していません。https://code.wildfiregames.com/D2563(2021/3/25)

追記:開発版ならUbuntuで動くとのことで、ラズパイ4にUbuntuMATE20.10でトライ。
0 A.D. Development Snapshots
sudo add-apt-repository ppa:wfg/0ad.dev
sudo apt-get update

sudo apt-get install 0ad
一応、動きました。

0 A.D. バージョン毎の対応

Linuxの各ディストリビューションへの対応状況は以下アドレスで確認できます。

Raspberry Pi OSは旧名Raspbianで記載されていました。やはり0.23迄の対応です。

進捗状況を確認できるページ

日本語化

Alpha 23以降ではModダウンローダーが追加され、簡単にインストールすることができます。

画像も参考にして、以下の手順です。

0 A.D.を起動し、「Settings」 > 「Mod Selection」で、下にある「Download Mods」をクリックしてmod.ioから提供されるModのリストを表示します。

Available Modsのリストから対応する言語の「ja-lang」を選択して、右下の「Download」をクリックします。

「Back」で一つ前の画面に戻ると、Available ModsにダウンロードしたModが追加されているため、選択して「Enable」をクリックして有効化してから設定を保存します。

「Start Mods」をクリックすると0 A.D.が再起動し、Modが読み込まれます。

「Settings」> 「Language」で、インストールした言語を選択して「Accept」をクリックすれば完了です。

wildfiregames

日本語はかなりできています。Map毎の説明が一部英語のままなくらいです。

もちろん、翻訳も有志によるもので、完璧ではありません。とはいつつ、かなり日本語化できているので海外版をプレイしている感覚は少ないでしょう。

Raspberry Pi では設定でグラフィック効果を下げる

流石にグラフィックは弱いので、メモリーが足りなくなり、デフォルトの設定ではしばらくして人数が増えるとエラーが出て止まります。

設定でグラフィック効果を下げることが可能です。お好みであまり描画しないようにしましょう。

画像のように負荷がかかりそうな項目を極力オフにしたり最低の値に変更します。

これで30分プレイしても最後まで処理オチなく楽しめました。

更にマップは小さい物を選び、敵陣営も1つで遊んでみると・・・。

こんなに敵の数が多くても止まりません。(攻められています!)

その後も時々遊んでいまして、かなり上達しました。陣営毎にAIコンピュータの難易度を変更できるので最初は一番弱い設定から慣れていくと楽しめますよ。

性能の限界

Raspberry Pi 4で設定で負荷を減らしても、ユニットが増えると処理落ちが発生します。最終的にフリーズして0 A.Dが落ちるでしょう。

およその目安として、ユニットが自陣で100に近づくと無理になっていきます。陣営が2つといった少ない状態ならマシです。

0 A.Dはゲームの操作も簡単

このように非常に簡単にインストールから日本語化、そしてゲームプレイが可能です。コマンド3つだけですからね! (それも短いし)

操作も日本語になれば分かるかと思います。マニュアルがありますし、チュートリアルもあります。

マウスの左クリックが主に決定で、人を左クリックしてから、マップにある木や岩、動物などを右クリックすることで、それを採取し始めます。

メインの建物で人を生産できます。

家を建てないと人口が増やせません。家を建ててメインの建物でコストに応じて兵士も生産します。

マウスのホイールでズームインアウト、キーボードの矢印キーで画面を移動でき、Ctrlキーと矢印キー左右で回転ができます。(シフトキー+マウスホイールでも回転できます)

これだけの操作で楽しめます。

基本は国盗り合戦になるのですけど、単に労働させているのを見ているだけで、時があっという間に過ぎていきます! 恐ろしい!

只より高いものは無い?

いえいえ、0 A.Dに関しては当て嵌まりませんね。

是非、Raspberry Pi 3B+、またはRaspberry Pi 4Bで楽しんでみてください。

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